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Topsy Turvy WORLDs  作者: JAVELIN
序章:[An Fantasy With Encounter]
36/42

EPISODE:036 [罠だ!!これは罠だ!!!]

そういえばふと思ったんですけど、蜘○子(白○)って神になってるんですよね。

ならば信仰の対象になるのでは!?(作者は混乱している)


取り敢えず祭壇を作って乾燥ク○クタの実を捧げましょうか。いや酒樽の方が良いかな?

目の前に居る白い綿あめを見ながら思い返す。

『Fantasy Story Online』、略してFSOのサ終前の最後の一大イベント、最終戦争(ラグナロク)。それが今の所、『蠱毒』の中でもより親しい奴等と一緒に遊んだ最後の遊びだ。

あれもそれなりに楽しかったが、やはりCWBのあの病みつきになる狂気性は忘れられない。あれにはまったのはそれだけが理由では無いが…。


ともかく、あの時にライカにこのAWTを勧められたのだ。他の連中にも話しているだろう。だとすると、気が早い奴はもうプレイしているかもしれない。


なんて事だ……。これでは先行ムーブであいつ等に対してデカい顔が出来ない。

魔物は成長速度が遅い大器晩成型だから早急に強くならなくては。それに早く強くならないとどこからか嗅ぎつけて、面倒くさいクソ虫共が湧いてくるからな。



・・・おっと、今はこいつ(浮遊霊)を倒さないとな。完全に忘れてた。


こいつのステータスを見る限り、一つ気になるスキルがある。それが《霊体》だ。これを更に《鑑定》で見てみると、


『肉体を持たず、魂だけの精神体になる』


とだけ記載があった。


正直、説明不足感は否めないがそれを気にしても無駄なので、これだけの情報で仮説を立てる。

いやまあ仮説という程立派なものではないが、あいつに恐らく物理攻撃が効かないということだ。古今東西、霊と言えばそのイメージがあるので私の予想は外れてないと思う。


なので魔法を使おう。うん、そうしよう。同じ不死者だと、こっちが攻撃するまで攻撃して来ないのは楽で良いわ。


手の先に魔力を集め、魔法の名称を言う。


「《闇球(ア”ア”ア”ア”)》」


これで言った判定なのどうしてだろうね?


放たれた闇の球は狙い通りに〈浮遊霊(ゴースト)〉に当たって小規模の爆発をおこした。その跡に白いもやは少しも見えず、残らず霧散したのが分かった。



[経験値が一定に達しました。個体、〈高位動死体(ハイ・ゾンビ)〉LV5からLV6になりました。]



[レベルアップに伴い、各種能力値が上昇しました。]



[また、レベルアップに伴い、スキルポイントを獲得しました。]



[熟練度が一定に達しました。スキル《闇魔法》がLV1からLV2になりました。]



今回のでレベルが上がった。少し数字が飛んでいるのは、フェルを鍛え上げている時に上がったからだ。数日も有ったのに大して上がっていないのは獲物を譲っていたから。断じて私が倒せていない訳では無い。


しかし、レベルがあまり上がっていないというのもまた事実。どこかでサクッと上げられないものか。


そんな事を考えながら通路を進んでいく。さっき浮遊霊がいた所には何もなかった。しょっぱいね。

このゲームは剥ぎ取りオンリーで、アイテム等は落とさない。動く死体(ゾンビ)とか骸骨人(スケルトン)とかは剥ぎ取れそうだけど、きもいのでやらない。


ということで、やることが無くなった。あのフェル達が居た場所から本を何冊か選び、それを革袋に入れてフェルに持たせているが、今の所の目標はこの魔窟(ダンジョン)でのレアアイテムの入手なので、本に集中するのは頂けない。


かといって、罠に気をつけて歩くだけなので暇だ。

新しくレベルが上がった魔法でも見てみるか?いや無駄撃ちするとフェルに頭を心配されるからな…。うざったらしいし、敵に撃つしかないか。


・・・そういえば、スキルポイントで何のスキルが取れるんだ?詳しく知らないな。ていうか見れるのか?


スキルポイント!


反応が無い。これじゃあ駄目なのか。

ではステータス欄からはどうだ?《鑑定》ってスキルも鑑定出来たし、スキルポイントも出来るのでは。


先ずは《鑑定》でステータス欄を出す。って、私今110ポイントも持ってるのか。ラストエリクサー症候群を発症しても仕方ないし、新しいスキルに使いたい。


ステータス欄を見てみるとスキルポイントの欄が有ったのでそれを更に鑑定すると、思った通り今獲得出来るものから出来ないものまで、目がチカチカする程の大量の文字が目に映った。


《火魔法》や《剣技》などのオーソドックスなものから、《料理》に《投擲》という変わり種もある。

《魔王》なんてものも有るのか、って、1500ポイントって他のスキルを取るのにも使うのに、そんなに貯められないだろ。取らせる気あんのか?

取らせる気が無いスキルの中には《勇者》なんてものもあり、なんとまさかの5000ポイント。

こういうのは自力で修得しろって感じか。横着すんなという意思を感じる。


これに夢中になって歩いていると、突然踏み出した足から猛烈な違和感を感じて、踏みそうになっていた床の石から足をどかす。

しゃがみ込んでその箇所をよく見てみると、その石と周りの床に極僅かな深い切れ込みが有ることに気づいた。


罠か……。何度も引っかかると思うなよ!馬~鹿!!


周りを見ると、私達はいつの間にか広間の真ん中ら辺に居ることが分かる。この広間はさっきまで通って来たものとは違い、壁が等間隔に直方体にくり抜かれている。その中には装飾された棺や、木や石で出来た質素な棺が置かれていた。


死体置き場か。上の奴とは違ってここに有るのは多少は金を持っていた人々なのか。


取り敢えず、罠を避けられたことによって気分が良くなる。


なんだこの罠?避けるの簡単なんですが?www


調子に乗って罠を飛び越える。それがいけなかった。


ガコッ☆


はッ?


確かに私は罠を飛び越えた。しかし、そのすぐ前にも罠が有ったのだ。

今回の罠は落とし穴では無かったが、押した瞬間変な感覚が身体中を走った。この身体は感覚が鈍い筈なのに不快感がする。


ふとフェルを見てみるとしきりに体中をさすっており、こちらを恨めしそうに見ている。

これは離れているフェルにも効果があった。しかし、この程度の不快感ではわざわざ罠にする程ではない。何が目的だ?


その答えを考えていると、それは向こうの方から来た。左右前後の通路から走ってくる音が微かにする。


まさか……。


それが十分に聞こえる程大きくなるとその音の正体が広間に躍り出てくる。

それは腐っていたり、骨だけだったり、白いもやだったりする。


そう。みんな大好き不死者(クソッタレ)です。


こんのクソ罠があぁぁぁ!!!

セツナは一応もうこの世界の一般人の強さを越えています。

一週間で超えれるんだったらもう少し一般人強くても良くない?と思う読者様も居ると思いますが、皆さん、強くなるために命を懸けられますか?

そもそもこの世界の一般人の方々は死んだら基本終わりなので、みんな死にたくない訳です。プレイヤーだから軽々しく戦っていますが、それはリスポーンがある故の暴挙。現地住民からしてみればただの死に急ぎです。

加えて、大体が街の中で生活するので戦う機会が無い。→レベルが上がらない。→強くならない。

という感じになっております。


ちゃんと理由が有るんですよ!!理由がッ!!



追記2025/12/11:何故かFSO(Fantasy Story Online)がMUO(Monster Union Online)になっていたので修正しました。多分FSOのこと忘れてました……

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