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三=―終 わ り の 弾
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
うおおおおお!
これが最後の最後の弾だ!
狙いを定めろ! 絶対に極める!
カチーン!カシャン!
バーン!ヒュン
弾は銃身から飛び出す。空気を貫き、吸い込まれるように殴りつけるように衝撃した。
射手は走り出す。腕を振り、地を踏み抜いて駆けつける。銃身を握り熱い熱に気づきもせず、骨が互いに圧し合うように走る。
膝から崩れそうに、しかし前に倒れて少しでも距離を削る。勢いを活かしてこけ落ちたように転がっていく。
起き上がったその瞳はどこかをみているわけではなかった。心でしかそれは知れない。
弾も言葉もそれには届かない。しかし心なら、知れるならどうにかできる。
そして、世界が眩むように回るように歪むように感じる。現実が見えなくなり、幻覚すら見えなくなり、心が見えた。
底は景色のように感じられた。立つ場所があり、上のようなところから光と闇のような見えにくいものが見える。それに向かっていきたいと思うと、動けないことが設定された。




