表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

4話 新年のパーティ

「あけましておめでとうございます」

僕は、先輩の家に呼ばれ

ちょっとしたパーティに出席している

しかし、パーティとは言っても先輩と僕含めて

参加者は5人だけだ

「先輩」

先輩の近くで耳打ちする

「パーティって、緊張しますね・・・」

でも先輩は慣れた様子で

「理久くん、大丈夫だよ。人もこんなに少ないし、じきに慣れるよ」

そんなものなんだろうか?

こういう経験が無いから全くわからないけど

「白唯おぼっちゃん、お久しぶりです」

中年くらいの、身なりの整った男の人が先輩に話しかけた

「はい、柳田(やなぎだ)さん、お久しぶりです」

「先輩、この人は?」

「この人は、柳田町男(やなぎだまちお)さん。今、お父さんの会社の社長代理をしてる人だよ」

「ところで、白唯おぼっちゃん。この方は、お友達ですかな?」

「はい、ええと、大切な人です」

「ぼ・・・僕は、雨野理久と言います。ええと・・・よろしくお願いします」

すると柳田さんは、手を差し出して

「白唯おぼっちゃんのこと、よろしくお願いします。雨野くん」

「えっ、はっはい!」

そうして、僕は柳田さんと握手を交わした

「・・・?」

「どうか、されましたかな?」

「い、いえ!よろしくお願いします」

2時間後、パーティは終わって

やっと、先輩と2人きりになった

「ねぇ、理久くん」

「どうしたんです?先輩」

「柳田さんと握手した時、何かあったの?」

「ちょっとした事ですよ。ただ、手に大きめの傷があって、少し戸惑っただけです」

「ん・・・そっか」

あの傷は、なんの傷だろうか。

僕が、そう考えていると

「ところでさ、理久くん」

「はい、どうしたんです?先輩」

すると、先輩は少し照れながら

「・・・タメ口で良いよ」

「えっ、あっ、ええと・・・」

「敬語は、無しで喋ってほしいな」

「は・・・ええと・・・うん、優・・・先輩」

僕は、湯気が出そうなくらい恥ずかしくなってしまった

でも、これで先輩との距離が縮まった、と思う

先輩の手を握って、少しの間気持ちを噛み締める

遅くなってセンセンシャル!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ