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レナに聞こう! 種族について!

 はいどーも、作者の蛸夜鬼です。今回はシルトナリアを代表する種族についてお聞きしたいと思います! 今回の講師はこの方!


「こんにちは」


 ⋯⋯。


「⋯⋯」


 あの、お名前を⋯⋯。


「レナ」


 は、はい。今回の講師はレナさんです! レナさん、よろしくお願いします。


「ん、よろしく」


(この人で大丈夫かな⋯⋯)で、ではレナさん。早速ですがお話ししてもらってもよろしいですか?


「ん。まずシルトナリアには十一の種族と十四の魔物がいる」


『そこから更に分けると数え切れない程になるけどな』


 うわっ、ランヴェルじゃないですか! 何でここに? 貴方はお呼びしてなかった気がしますけど。


『酷え言い方すんなよ。レナは無口だから内容の補足する為に来たんだよ』


 成る程。そういう事でしたらお願いします。


『おう。それじゃ続きをどうぞ』


「ん。まずは種族から。種族は十一種に分けられてる」


『ざっと並べると人間、エルフ、ドワーフ、リザードマン、フェアリー、蟲人、魚人、空人、魔族、鬼人、天人だ。それぞれ覚えるスキルとかも偏ってるな。あと種族ごとに固有の魔法を覚えてる』


 成る程。それではまず人間からお聞きしたいと思います。


「分かった。人間は数が多くて特徴が無い。固有魔法は魔力だけ」


『その言い方は誤解招くから止めろ。人間は他の種族と比べて突出した能力が無い。つまり平均的って事だ。あと色んなスキルを全体的に覚えるのも特徴だな。人間の魔法は純粋魔法っていう、魔力属性のみの使いやすい魔法だ』


「何故か知らないけど英雄が出やすい」


『そうそう。英雄(ヒーロー)っていう固有職業⋯⋯俺の聖王(パラディン)みたいな職業があんだけど、それが人間に出てきやすいんだ』


 ほうほう。特徴は無い⋯⋯と言うよりかは平均的な能力が特徴なのですね。それにしても英雄を持った人が出やすいのは不思議ですね。


『まあぶっちゃけ言えば転生者とか日本から召喚された奴らが多いんだろうな。メリノもそういう奴は多いって言ってたし』


「次はエルフ。種族の中で一番長く生きる。弓と魔法が得意。あと精霊をパートナーにする。魔法は精霊魔法」


『エルフは三種に分ける事が出来るんだ。代表的なのはレナと同じ普通のエルフだな。他のと比べて魔力が少し高いんだ。エルフの魔法は精霊魔法って言って、契約した精霊の力を引き出して使うやつだな』


 成る程。他のエルフはどういったものでしょうか?


「他にはダークエルフとハイエルフがいる。ダークエルフは黒くて、ハイエルフは白い」


『そりゃあ見た目の話だろうが。ダークエルフは他のエルフより身体能力が高いな。見た目は銀髪褐色肌だ。ハイエルフは精霊の恩恵を得やすいのが特徴だ。長い耳で色白な見た目をしてるぞ』


 つまり魔力に長けたエルフ。身体能力に長けたダークエルフ。精霊の恩恵を得やすいハイエルフの三種族がいるのですか。


「ん」


『んじゃ次だな。次はドワーフなんだが⋯⋯』


「ドワーフ嫌い」


 あの、好き嫌いで説明されたらこちらもどうしようもないのですが⋯⋯。


「むぅ⋯⋯ドワーフはエルフの次に寿命が長い。あと脳筋。鉱石馬鹿。樽」


 酷い言い様ですね。


『エルフ族とドワーフ族は仲悪いからなぁ。逆にエルフ族と蟲人族は仲良いんだけど⋯⋯で、ドワーフは筋力と耐久のステが伸びやすい。鍛冶や金属関連の知識も高いんだ。魔法は鍛冶魔法だな。鍛冶に便利な魔法を多数覚える』


 あの、レナさんの言っていた樽というのは?


『ドワーフは筋骨隆々としてるけど、身長が低くて横に広いんだ。それをエルフ族は樽って言って馬鹿にしてんだな』


「ドワーフはエルフの事まな板って馬鹿にしてくる」


 は、はぁ⋯⋯っと、このままじゃドワーフの悪口だけになりそうなので次に行きましょう。次はどんな種族でしょうか?


「ん。次はリザードマン。リザードマンは硬い。あと男は竜っぽくて女は人っぽい。魔法も少し得意。竜神魔法を持ってる」


『リザードマンは種族一の耐久を持ってんだ。で、男は竜に、女は人間に近い見た目をしてんだな。レナも言った通り魔法もそこそこ得意だ。魔法は竜神魔法。リザードマンが崇拝する竜神の力を借りて発動する特殊なやつだな』


 種族の中ではタンク、といった立ち位置でしょうか?


『そうだな。リザードマンはタンクって認識が広がってたくらいだし、そうじゃねえか?』


 成る程⋯⋯それでは次に行きましょう。レナさん。お願いします。


「ん。次はフェアリー。魔力が高くて小さくてすばしっこい。あと幼くて綺麗。植物を操る」


『フェアリーは魔力、俊敏が高い。身長は高くっても50センチで、みんな美少年と美少女なんだ。魔法は植物魔法っていう、文字通り植物を操る事が出来る』


「綺麗な分奴隷商とかに捕まりやすい」


『そうだな。愛玩奴隷として扱われてるから他の奴隷よりは扱いは多少マシだけど、奴隷になりやすいのも事実だ』


 まるで人形の様に扱われているという事ですか。可愛がるのはともかく、奴隷にしてまで手に入れたいというのは⋯⋯。


『自分の欲しいものは何でも手に入れたがるのが人間ってもんだからな』


「次いく。次は獣人。動物っぽい人と人間っぽい人がいる。魔法は苦手だけど力強くて色々鋭い。あと沢山種族がいる」


『獣人には獣に近い見た目の奴と、人間に近い見た目の奴がいるんだ。魔力が低くて魔法は弱いんだが、かなり高い筋力と鋭い五感を持ってる。沢山種族がいるってのは、犬族とか猫族って感じで分かれてるからだな』


 種族魔法は?


「魔闘魔法。MPを纏わせて武器や身体を強くする。メリノが良く使う」


「獣人は全体的に魔法が苦手だけど、これで無駄になりがちなMPを使用出来るって寸法だな」


 成る程。あらゆるものを利用して勝利を目指すのは、武闘の国の住人らしい魔法ですね。


「ん。あと代表として獣氏族って名前の人達がいる。合わせて十ぐらい」


 成る程。まあ獣氏族はまた別の機会にでも。それでは、次の紹介をお願いします。


「ん。次は蟲人。基本的にステータスが高い。あと魔蟲をパートナーにする。共通点が多いからエルフとも仲が良い。魔法は魔蟲魔法」


『蟲人も獣人と同じで、蟲に近い見た目と人に近い見た目の奴がいるな。ステータスは平均的に高く成長する。あとパートナーとして魔蟲を仲間にするな。レナも言ったけど、エルフと仲が良い種族だ。魔蟲魔法ってのは、パートナーの魔蟲の力を借りて発動する魔法だな』


「ん。あと腕とかに蟲の甲殻が付いてるから鎧みたいに使って防御出来る。とても硬い」


 魔蟲との連携が魅力な種族、と言った所でしょうか。しかしどういった原理で仲間にしているのでしょうか?


『さあ?』


 さあっ? って⋯⋯。


「次の紹介。次は魚人。魚みたいで泳ぎが得意。水辺だと物凄く強くなる。あと鱗が硬い。魔法で水を操れる」


『魚人も例の如く魚に近い奴と人に近い奴がいるな。泳ぎが得意で、水辺とか海の上だとまさしく一騎当千の力を持ってる。身体に鱗が生えてて、蟲人程硬くないが防御にも使えるぞ。魔法は水流魔法だ。周りの水を利用して火力の高い攻撃が出来るぞ』


 ステータスとかはどんなものなんでしょうか?


「筋力と魔力が高め。鈍重だけど水の中だと早い」


『攻撃一辺倒って感じのステータスだな。筋力と魔力が良く伸びるが他のはあまりって感じ。一番低いのは俊敏だけど、水の中だと種族の中で一、二を争うぞ』


 流石魚、といった所ですね。変則型アタッカー的な感じでしょうか?


『そんな感じだな。んじゃあ次に行こうぜ。確か空人だったか?』


「ん。空人は魔力がとても高い。背中に羽が生えてて、信仰深い。あと回復とかの魔法が得意」


『翼が生えてるから少しなら滞空が出来るぞ。回復魔法や強化魔法が得意だから基本的に僧侶とか、神官になる奴が多いな。魔法は浄化魔法。浄化って言っても色んな事が出来るぜ』


 種族の中のヒーラーといった感じですね。翼が生えてる人とは、まるで天使の様ですね。


『実際の天使はクソ野郎ばっかだけどな』


「最後いく。最後は魔族。凄いステータスが高くって爆発の魔法が使える』


『魔族ってのはLvアップは遅いが人間の何倍ものステータスを持ってんだ。魔法は爆発魔法って言う、文字通り爆発させられる魔法だな。あとエルフみたいに三つの種族に分けられてるぞ』


 魔族も三種族に分けられるのですね。


「ん。アリスみたいな魔人と、夜になると強くなる吸血鬼。あと首が無い首無人がいる」


『魔人ってのはまあ、角が生えたザ・魔族って感じの奴だな。ステータスの伸びがとても良いのが特徴だ。吸血鬼は昼はクソ弱いけど、夜になると他の種族を蹂躙する程の力を持ってる。首無人は最初から鎌術を持っていて、乗馬も得意だな』


 成る程。魔族は吸血鬼や首無人など、総じて不気味な感じの人達が多いのですね。そしてとても強いと。


「ん。これで種族はみんな紹介出来た」


『そうだな。取り敢えずこんなもんじゃねえか?』


 分かりました。それでは今回はこの辺で。次回は魔物についてお聞きしていきたいと思います。では皆さん、またお会いしましょう!


「バイバイ」


『そんじゃあなー』

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