アリスに聞こう! 魔界の王国について!
はいどーも、みんなに聞こう第四弾! 今回は魔界の王国についてお聞きしたいと思います! 今回の講師はこの方!
「やっほ~。アリスちゃんだよ~!」
はい。今回は戦える道芸人のアリスさんに来ていただきました。よろしくお願いします、アリスさん。
「よろしく~。それじゃ~早速説明を始めようかな~?」
そうですね。それでは説明をお願いします。
「はいは~い。まず魔界には七個の王国があるよ~。王国が建ってる場所も地上と違ってかなり変な感じかな~。あ、あと王国じゃなくて魔国って呼ぶんだ~」
成る程成る程。それでは早速一つ目の魔国の説明をお願い出来ますか?
「分かった~。じゃあ最初は『傲慢の魔国・ルシファリア』だね~。ここは謎の力によって浮かぶ山みたいに巨大な岩に建っている城塞の国だよ~。しかも岩の天辺に建っているんじゃなくて~、岩全体に広がってるんだ~。こう、岩自体に重量があるみたいな~?」
傲慢の魔国、ですか。空中に浮かぶ大岩に建つ国とはまた、不思議な場所ですね。
「そうだね~。じゃあ次は『憤怒の魔国・サタナリア』かな~。ここは物凄い噴火を起こす火山の麓に建っている灼熱の国だよ~。魔界に住む人からは、まるで地獄だって言われる程だね~」
火山の国ですか! ドワーフの国と似てますね。もしかして特殊な鉱石が採れるんですか?
「全然~。その火山からは鉱石なんて一切採れないんだって~。しかもドワーフの国よりもずっと暑いらしいよ~」
何なんですかそれは⋯⋯まあ、良いでしょう。それでは次の王国の紹介をお願いします。
「はいは~い。次は『暴食の魔国・ベルゼフィール』だね~。ここは何と『暴食の稔樹』っていう、色んな食べ物が実る土地があるんだ~」
色んな食べ物が実る樹⋯⋯? それは一体どういうものなんですか? 食べられる物なんでしょうか?
「噂では普通に美味しいらしいね~。ボクも食べたことがないから、ちょっと気になるな~」
そ、そうですか。私はちょっと遠慮したいですね⋯⋯それではサクサク行きましょう。次の魔国の紹介をお願いします。
「は~い。次に紹介するのは『怠惰の魔国・ベルフェガリア』。ここは深い森の奥に建っているんだけど、国って言う割に一つの城と少しの城下町くらいしかないんだよね~」
はて、それは一体何故でしょうか?
「城の周りにある森の樹が原因なんだよね~。この樹、人の顔が浮き上がった様な樹皮の木なんだ~。しかも気味の悪い呻き声が聞こえるんだよ~。こう、ウェエエエ⋯⋯って~」
うわ~、それは恐ろしいですね。そんな場所には私も流石に住みたくないですね⋯⋯。
「まあ、その魔国が私の故郷なんだけどね~」
ファッ!?
「はい、それじゃ~次に行こ~! 次は『嫉妬の魔国・レヴィアズ』。ここは光の通らない遙か魔界の深海に建つ海の国なんだ~」
深海にですか!? 一体どうやって建国しているのですか?
「えっとね~、特殊な魔道具で水だけを弾く結界を張ってるんだって~。それで水も入ってこないんだってさ~」
成る程。しっかりと対策はされているのですね。それにしても深海にある国にどうやって行くのか⋯⋯。
「それはボクも知らないな~。それじゃあどんどん次に行こ~! 次は『強欲の魔国・マモグリド』。何でも建物に金が塗られててキンッキラリンに光ってるらしいよ」
金が塗られてる、ですか。なんて悪趣味な国⋯⋯その魔国はどんな特徴が?
『えっとね~、大量の金銀や宝石が採れる鉱山が沢山あるんだって~。それで魔界⋯⋯いや、全世界の中でも随一の財政力を持ってるらしいよ~』
それで建物に金を⋯⋯自己顕示欲が高そうな王様ですね。
「強欲の魔国に相応しい人なんだろ~ね~。それじゃあ最後~! 最後に紹介するのは『色欲の魔国・アスモディース』だよ~」
色欲⋯⋯また、何というか⋯⋯。
「この国はね~、強力な媚薬とか精力剤が売ってて~、あとエッチなお店が多いんだって~」
エッチなお店とか言っちゃいけません。つまり欲望を発散するものが多い国という事ですね?
「そう言う事だね~。これで紹介出来る魔国は全部かな~」
ではこれにて、魔界の王国紹介を終わりとしましょう。アリスさん、今回はありがとうございました。
「ありがと~。またいつか呼んでね~」
はい。それでは今回はこの辺で。次回は天界の王国紹介⋯⋯と、いきたかったのですが、天界の王国は不味い感じにネタバレになるので止めておこうと思います。
「残念~」
ですので次回は種族について語ってもらおうと思います。それでは今回はこの辺で。
「それじゃあみんな、また会おうね~」