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第二話(父視点有)

かなり短くなりました。ごめんなさい

「本当に今日で良かったのか?アルト」

「今日がいいんだよ、父さん」

 僕は庭で父さんと向かい合っていた。

僕が剣都アルンに行くためには、剣技で父さんに勝つ必要がある。

正直言って自身は無い、が、勝算がないわけではなかった。

僕のオリジナルだ。アレが嵌れば勝てると僕は踏んでいた。

さあ、お披露目の時間だ。

「いくよ、父さん」

僕は大きく、一歩目を踏み出した……





=========================================

「……ッ!!」

 息子アルトが放つ一撃に、俺は何とか反応し、余裕なふりをする。

アルト自身は気づいていないが、こいつは姉のアリアが14歳だったころのレベルをとうに超えている。

特に加速と切り返しの速さは、天性のものだろうと思う。

少なくとも、俺が現役の剣士だった頃よりも今のアルトの方が早いだろう。

力で負けることはないが反応するのがやっとだなんて、恥ずかしくて、情けなくて、

自分に向けた笑みが口元に浮かんだ。

「まだまだ、簡単に負けてやるわけにゃあいかねえよなぁ」

父として、漢として、目の前の息子に胸を張っていたいからな……



===========================

やっぱり父さんはすごいや……

何度も打ち込みを弾かれているにもかかわらず、僕はこの時間を楽しんでいた。

父さんは強い、少なくとも父さんに教わった剣術では、攻撃は通らないと思えた。

なら、

「これでどうかな、【連波リプルウェイブ】!!!」

「なッ!?」

繰り返す波のように、さらに加速する。

途切れることのない連撃、これは姉さんの剣技だ。

名を【流水剣】。僕も姉さんと考え、練習にも付き合っていたのだ。

まさか僕が使えるなんて、父さんは思いもよらなかったはず。

そこには一瞬、確実な隙が生まれる。

僕のオリジナルは、その一瞬のためにある。

僕は剣戟のさなか、剣を……






投げた。


一日二話とかやめとけばよかったかもです……

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