指導者篇(五):習熟
習熟
■職務を順に経験させる
部下に対してどのように指示を下すかなどの手順合図を取り決めておく
まず通常の職務だけをやらせて部下の能力や性質を読み取る
部下が慣れたら任せたい職務の一端をやらせていき順に憶えさせる
《『呉子』治兵篇第三より》
《『尉繚子』勒卒令篇第十八、兵教上篇第二十一より》
《『李衛公問対』上の巻、中の巻より》
《『諸葛亮集』将苑習練、整師より》
《『論語』子路第十三、堯曰第二十より》
《『荀子』性悪より》
《『管子』七法より》
《『河陽兵庫之記』より》
《『甲陽軍鑑』品第五十三より》
《『兵法家伝書』殺人刀 上より》
《『ランチェスター思考II』一部五章より》
《『戦術論』第一巻より》
《『戦争の変遷』第四章より》
■対処法を予め授けておく
対処法を予め授けておき、適正に処理することにのみ専念させる
想定から外れた事態が起きたら直ちに態勢を整え部下の混乱を収束する
初めのうちは経験を積ませて、苦難を越えさせて場数を踏ませる
《『孫子』謀攻篇第三より》
《『尉繚子』勒卒令篇第十八より》
《『諸葛亮集』将苑習練、整師より》
《『論語』子路第十三、憲問第十四より》
《『三事忠告』廟堂忠告より》
《『呻吟語』第三章、第五章より》
《『闘戦経』第三十四章より》
《『五輪書』水之巻より》
《『兵法家伝書』殺人刀 上より》
《『負けない奥義』第二章より》
《『言志四録』言志録より》
《『ランチェスター思考II』一部五章より》
《『戦術論』第一巻、第二巻より》
《『戦争の変遷』第四章より》
■実力と思っている二割増しを要求する
その人が「全力だ」と思っている二割増しを要求すれば実力が伸ばせる
「全力だ」と思い込んでいても実際にはその八割しか発揮していない
二割を超えると余裕がなくなりストレスを感じて伸びなくなる
実績の二割増しが要求される役職に就けると戦力向上に繋がる
《部下篇実務に「八割で」と対。少し余力を残すため》
■仕事の優先順位を予め確認しておく
仕事には最優先で取り組むべきものと期日に間に合えばいいものがある
部下に仕事を与えるときは最優先なのか後回しでいいのかすり合わせる
最優先事項を守れない部下は質が良くないため評価を下げてよい
予め優先順位を伝えていなければ上司側に責任がある
《『管子』覇言より》
《『三事忠告』牧民忠告より》
《『闘戦経』第三十七章より》
《『五輪書』水之巻より》
《『重職心得箇条』第十条より》