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はじめに

 部下篇・指導者篇・指揮官篇の三分冊をひとつの作品としての合本となります。


 まずは「部下篇」のもと組織でいちばん下の地位における処世を身につけてください。


 するといずれ昇進して部下を持つ立場になります。そのとき指導者篇を頼りに部下を統率しましょう。

 当然まだ上に役職がいるわけですからそちらには引き続き部下篇で対応します。


 さらに昇進すると組織から部門単位での統率権を授与される時がくるでしょう。そこで指揮官篇を紐解きます。

 この段階までくれば部下篇・指導者篇・指揮官篇のすべてに通じ、部下の心も指導者の心も手にとるようにわかるはずです。

 そちらへ柔軟に対処しつつ、実戦闘において最大の権限を有する指揮官として手腕を発揮するため、知識を貪欲に吸収してください。それを実戦に活かせれば確実に勝利することができます。

 そのため三分冊の体をとり、順を追って身につけられるように工夫しました。


 それぞれの項目にはなにがしかの底本が存在し、多くを中国古典に求めています。

 私は『孫子』から入り『三十六計』『論語』『大学』『中庸』の順に学んでいきました。そこからは当時買えるだけの書籍に限られますが、少しずつ冊数を増やしたのです。とくに『孫子』は解釈本が出れば購入し、精査して吟味しました。

 最近、中国古典の兵法を土台に「処世術」についてまとめたくなりました。その成果としてこの『兵法の要点』が形作られます。

 引用元補記を行なうことで『兵法の要点』はようやく正式発表できるところまでたどり着きました。


 引用したときにルールを設けています。

 古典にそのまま記載されているものはそのまま引用元を示しています。

 ただ「○○してはならない」という文章にはそれはしないということだから反対の「××する」という解釈を行なっているものも多いのです。

 これは中国古典が持つ「陰陽」思想を取り入れました。表書きがダメなら裏は良いことという表裏一体の思想です。

 中国古典はこの手の表現が多用されているがゆえにわかりづらさを感じさせます。

 「裏を読まなくても表としてそのまま書けばいいじゃないか」という考えで引用しているので、その点はご理解いただけますようお願い申し上げます。


 なお正式版となったこの『兵法の要点』から項目を引用する場合は、引用を端にでも書いていただけると助かります。

 また、さらに項目が引用している文献について言及される場合は、必ず原典の当該箇所を読んで「どのように書かれているか」を確認してからにしてくださいませ。

 これは『兵法の要点』を使って小説や漫画やシナリオなどを書くとき貴方様にご迷惑が及ばないための配慮です。そこまでできないのであれば原典については言及せず『兵法の要点』からの引用であるとだけ書いていただければと存じます。


 お待たせ致しました。ここから本編が始まります。

 あなたの処世に、作品に、ご活用いただければ幸いです。




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