3話-初めての異能バトル?(準備編)
やっと異能の登場です。
「まてまてまてまて!異能ってなんだよ!持ってねーよそんなもの!!」
「む…それもそうか、お前はまだ死んでいる状態、異能がまだ発現していないのか。」
「異能が発現…一体どういうことだ?」
「ふむ、異能というのは文字通り超能力じゃ。」
「いや、それはわかるその先だ、発現ってどういうことだよ!」
「…少し説明する必要がありそうじゃの」
異能が発現する条件はインセキから発される衝撃波を受けることじゃ。
衝撃波を受けた者は潜在的な能力に影響し様々な異能が授けられる。
「お前はその手前の状態、異能が発現しておらん。ワシの手違いにより死んでしまったのでの」
「OK…お前に勝とうが負けようが一発ぶん殴る権利が僕にあることはわかった。」
「誰にだってミスはあるじゃろう!?」
「そのミスで殺されちゃ困るんだよ!!…はぁ……それで?異能がない僕はどうすればいい」
「異能とは潜在的な能力により授けられると言ったであろう?その潜在的な能力とは体力、知力、人間力等まぁ、色々と関係してくるのじゃが面倒だからお前が自分の【異能】を作るのじゃ。」
「…はぁ!?【異能】を作れったって、どうやって作るんだよ!」
「文句が多いのぉ…これだから最近の子供は…望めば力は手に入る、望む力が大きいほど【異能】の力は強くなる。そんなものじゃの、まぁせいぜい頑張るがよい」
(フフフ…この手は昔使ったんじゃがその時は手からライター程の火が出るだけの【異能】じゃった…この男には悪いがここで負けてもらうかの)
「うおおおおお!!まじか!!!ならこれまで想像していた超能力のアレやコレが手に入るのか!?!?」
「…一々うるさい奴じゃの、そのとおりじゃが、【異能】を作る上で統一性が無いと作ることはできないからよく考えて作るのじゃぞ〜」
「燃えろ!!…いや風よ吹き荒れろ!!…違うな…フフフフ…」
「なんじゃ、気持ち悪いのぉ…早くしてくれんかの。あ〜ついでに勝った時のチート能力も作った【異能】をそのままくれてやるわい。」
(どうせ勝つのはワシじゃし…)
ーーーーーー3時間後
「よっしゃ!!!決まったぜ!僕の最強異能!!」
「zzZ,……ん、ようやく決まったかの…では異能名をその力を想像しながら叫ぶがよい、そうすれば作成が完了するじゃろ」
「よし…じゃあ行くぜ…?」
俺が望むのは全て…
切り捨てることなんてしない…
全部…全部作ってやる!!!!!!
【【【想像創造!!!!】】】
ーーーーーピカァァァァァァァァ
「な、何の光じゃ!?」
ーー【異能の作成が完了しました。】ーー
【人間 石田聖人には異能、想像創造が譲渡されます。】
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ァァァァ……ーーーーーー。
「え?何も変わんなくね?」
「…それはそうじゃろ、【異能】はあくまでも能力じゃからな体感はできんじゃろ。しかしまぁ、無事作成完了したようじゃし…試合開始といくかの?」
「おう、いいぜ。僕の作った最強【異能】の力、とくと見せてやる!!!」
今、神と人間の戦いが…始まる!!!!?
ここまで読んで下さりありがとうございました。
ちなみに、聖人の一人称が僕なのは高校時代クールキャラを作ろうとしたためです。