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魔法の味はキスの味  作者: 長野晃輝
用語解説
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用語解説 7月11日更新

 解説は釣りではありません。(たぶん嘘)


 本編中の至らない部分をここで補えたらいいと思います。

 正直これは僕の魔法の味の辞書です。

 用語解説|(読み方は劇中に準ずる)

 アイウエオ順で並んでいます。



 芸術家(アーティスト)

 魔術師の中で、特に魔術を開発する者を指す。

 芸術作品を作るように魔術を作るためにこの名で呼ばれているという。

 一部は戦闘中に思い付いた魔術を試すために、トリッキーな戦法をとる。

 戦う相手としてはかなり嫌われる。

 ちなみに失敗することも多く、巻き込まれてしまうこともあってさらに嫌われている。

 しかし、一方で彼らがいなければ魔術の発展はなかったこともあり、一応尊敬はされている。


 挙動魔術(アクション)

 魔術発動法の一つ。

 シンラが証明した想像魔術根源説に従って考案された方式で、一つの行動に一つの魔術を発動すると自分に刷り込ませることで可能となる魔術。

 だが、そのためにはまず魔術を使った経験が必要なため、わざわざ発動法を変更する物好きな使用者は少ない。

 本編では藤原眞左人、白葉孝広が現在使用中。


 想像魔術(イマジネーション)

 魔術発動法の一つ。

 想像力を用いて使う魔術のため、何よりもイメージが重要である。

 想像通りの現象を起こすことができるものの、扱いが上手すぎると無意識のうちに魔術を発動してしまう欠点がある。

 原始の魔術と言われている。


 火円(インフェルノ・リング)

 シンラが使う魔術の一つ。円状の炎を投げて対象物を焼切る魔術。

 その硬度は高く、並大抵の防御術では防げない。

 ちなみに炎以外の魔力を用いれば違う属性の円ができる。


 永久凍土のゴロー

 川瀬五郎の海外での異名。

 氷属性の魔術を使うために付けられた異名であると思われているが、実は戦法とその氷の魔術の硬度の高さからつけられている。


 爆発(エクスプロージョン)

 炎属性の魔術。爆発の威力はさほどなく、爆炎よりも煙で視界を奪うことが目的である。

 しかし、発動法によってそれぞれの使用目的がある。

 ホムラの魔力を受け取ったシンラが多用する。



 影縫い

 白葉孝広が使う魔術。

 界属性の魔力を用いて、「存在を空間に縫い付ける」ことで動きを封じる。封じられれば、呼吸以外は何も、眼球すら動かすことができない。

 また応用すると「今いる空間とは離れた空間に存在を縫い付ける」ことで空間移動も可能。


 鉄鋼手(ガントレット)

 御子柴銀が使う魔法出力器。

 西洋の鎧の一部をモデルとしていて、指先から肘近くまでを守ることができる。

 彼はこれに魔力を宿して直接打撃する憑依魔術を使用する。


 貴族

『言葉』

 江戸時代の開国以後、朝廷崩壊を乗り越えて現在の日本の政治を行う人物たち、またはその一族を指す言葉。単純に政治をするだけでも、金持ちなだけでも貴族になることはできず、真摯に日本のために行動するものこそが貴族と呼ばれ称される。

 経済面においても、彼らは日本の発展を第一に考え行動することこそが、貴族の条件という。

『制度』

 作中では日本は民主国家ではなく、家柄の良い者たちや経済力の強い者たちが国を動かしている。言ってしまえば平安時代以前のままと表面上は変わりない。ただ、人権などが制限されているわけではない。これは国際社会に出るに相応しい国として成長しようと努力した貴族たちの結果であり、あながち悪いことばかりではない。

 彼らは政治が腐敗する前に彼らが自主的に政治から離れて、次代の育成に取り組んでいる。日本を動かすという誇りの元、彼らは政治を行っているのだ。


 旧欧州人

 ヨーロッパに住んでいた人々の名称。

 作中ではヨーロッパ全土と、一部ロシアが荒野となっていて、人が住める状況ではないために、ヨーロッパ人は他国に移住生活を送っている。

 日本も大国に比べ数は少ないが、万単位の旧欧州人が生活している。


 図示魔術(グラフィックス)

 魔術発動法の一つ。

 空間を描く必要があるため、優れた空間認識能力が必要とされる。

 図示というが、実際は発動させる場所の情報等を絵で書き込み、座標を指定することで発動する。

 ちなみに絵が下手でも(魔術自体が術者の想像力で発動するため)一応発動する。


 玄武

 日本軍魔術師師団団長である川瀬五郎の異名。

 四方神の玄武が名の由来。


 鋼拳流(こうけんりゅう)

 御子柴銀が学んだ魔術の流派の名称。

 憑依魔術を広く教えており、多くの門下生を輩出している。

 その多さ故に政府からは魔術学校と同等の扱いをされている。

 師範は大河清斗おおがせいと

 なおその魔術の具体的な説明は別名の「鎧崩し」を参考。


 硬度

 本来は物体の硬さの程度を表す言葉だが、作中では魔術の壊れにくさのことを示す言葉として使われている。

 明確な基準や数値として決められているのだが、作中では今のところオリジナルの魔術が多いため、紹介する機会がないが、あえて比較して順番で述べると次のようになる。

 火円、纏火、不死炎、如意、爆発と炸裂、炎の矢、飛炎の順。なお炸裂と爆発は威力も術としてもほとんど変わらないため同等扱い。

 

 複合魔術(コンビネーション)

 シンラが開発した魔術発動法。

 二つ以上の魔術発動法を同時に用いて一つの魔術を発動することができる。

 長所として、自身のイメージをより明確にするため、消費魔力の減少や威力の上昇、効果範囲の明確化などがあげられる。

 短所として、高い集中力を要するため発動準備中は隙だらけとなる。

 残念ながら一部の天才肌の魔術師しか使用できないため、普及はしていない。



 銀閃の騎士団(シルバー・ナイツ)

 旧欧州人と日系欧州人が所属する日本軍の精鋭部隊。

 五年前の北方四島奪還戦で活躍し、今では日本軍魔術師団団長の川瀬五郎に絶大な信頼を得ている。

 魔術師と一般人が混ざった部隊だが、その結束は固い。

 騎士団長は清水マリア。


 射出(シュート)

 炎属性の魔術の一種。

 多くは足の裏に小規模な爆発を起こして、その勢いを利用して高速で移動する。


 磁力弾

 橋口瑞樹が使う魔術だが、その実広く一般的に使われている。

 磁力の塊の球で金属を弾き飛ばすことが可能。

 属性では雷属性に区別される。


 数値化

 演算魔術を用いる際に必要となる無属性魔術。

 空間の座標など、演算魔術に必要な情報を目で見ることができるようになる。

 これがなければ演算魔術は成り立たない。


 魔術学校(スクール)

 魔術が発見された時に各国にできた魔術師の学校。正式名称は魔術師養成学校。

 十歳から十八歳までの少年少女が魔術を学んでいる。

 生徒は初等部(十歳から十二歳まで)、中等部(十三歳から十五歳)、高等部(十五歳から十八歳)に分けられて、魔術指導を受けている。

 中退することも可能だが、卒業生と同じく日本魔術師教会に所属しなければならない。

 ホムラは十四歳で東日本魔術学校を中退している。(というよりもう誰も彼女に教えることができなくなったため抜けた)


 朱雀

 紅ホムラの異名。

 彼女の魔術《不死炎》がその由来ともいわれるが、彼女が日本最強の魔術師四人の一人であることが本当の訳である。



 学生(スチューデント)

 当然学校に行き、自ら学ぶ者を指す言葉だが、劇中では弟子の反対の意の言葉として使用される。


 詠唱魔術(スペル)

 魔術発動法の一種。

 特に発動に関して必要な能力は無く、速度、安定性も抜群でオールマイティーな魔術。

 必要な言葉を言い、発動するが、慣れていれば魔術の名前を叫べば発動できる。


 正裁の天秤(ジャスティバランサー)

 魔術と科学がともに協力して、人類に貢献していこうと謳う組織。

 リーダーはアッセル・リーヒニスト。


 精霊

 魔法士が魔術を発動する際に使う魔力を提供する異世界の存在。

 今日の魔術師のほとんどが彼らの力を用いた精霊魔術師であり、一体どれだけの数がいるのか不明。

 人間界では寿命の時計が止まるために、不死となる。

 普通の人間には不可視の存在だが、精霊と契約すると見えるようになる。

 契約者以外には物理的干渉ができない。そのため車などに乗ると契約者に掴まっていないとその場に置いてけぼりになってしまう。考え方としては幽霊に近しい。

 普通妙な動物の姿になっているが、サクラに代表される人型の精霊も存在する。


 属性

 魔力が持つそれぞれの特色を分けたもの。

 炎、氷、風、大地、水、雷、闇、光、天、海、界、絶、無属性の十三属性が確認されている。



 童貞殺し(チェリーキラー)

 ホムラの不名誉なほうの異名。

 年下好きのホムラが魔術学校時代に男性関係が酷いことになっていたために付けられたらしい。

 ちなみにキスはしても本番はしていないので本当に童貞は殺していないとのこと(生殺しの故の殺しであることに本人は気づいていない)。


 天照の業火(てんしょうのごうか)

 ホムラの必殺魔術。

 詳細は本編に登場後に追加予定。

 あえて予言するがグロイ魔術。



 技巧者(デバイサー)

 魔法出力器の本体である物から作る者たちの名称。

 ホムラの《日暮れの雨》の製作者、大川竜兵などは日本では著名な技巧者。

 そういう意味ではシンラも一応技巧者。

 ちなみにどこにでもあるものを魔法出力器にする者を工巧者というが劇中で登場する予定がない。


 魔法出力器(デバイス)

 魔術師が魔術を行使する上で必要な道具。人によっては武器にも使う。

 魔術師の魔術発動をサポートする魔術が施されていて、例えば発動場所をより術者の意思を反映させたり、発射系の魔術の発射口にしたりする。

 基本的にはどこにでもあるものに魔術を施して魔法出力器にするのだが、専用に道具を作られ、術を施されたものもある。



 ニュークリア

 科学技術で原子を用いたエネルギー転換法、及び兵器や施設の通称。

 あくまでも通称であって本来の名称は個々にある。

 核関連のものについての代名詞として使われる。


 如意(にょい)

 『魔法出力器』

 シンラが自作した魔法出力器。

 機械仕掛けで伸縮する。普段は八十センチほどの杖だが、展開すると二メートルの杖。

 近接戦ではその長さを瞬時に変化させ、相手の間合いの外と内から自在に攻撃する。

 『魔術』

 シンラが開発したオリジナル魔術。

 憑依魔術に近しいが、実は演算魔術と図示魔術の複合魔術。

 魔法出力器の如意の先端に槍の先のような鏃を着け、杖を槍として使うことができる。

 その鏃は瞬間的に伸縮させることができる。

 どれぐらいの長さまで伸びるのか、開発者のシンラにもわからない。

 一番長く伸びた例は54メートルぐらい。


 筆記魔術(ノート)

 魔術発動法の一種。

 詠唱魔術から派生したといわれているが、より緻密な文語表現が必要とされる。

 発動速度で詠唱魔術に劣る分、精度で補っている。

 ちなみに英単語のnote(書き留める)からノートという名となっている。



 飛炎(ひえん)

 炎属性の魔術。

 ツバメの形をした炎を対象物にぶつけるための魔術。

 本来は速度、追尾力ともに優れている魔術なのだが、3話でホムラがシンラに使用した時はホムラの計算違いで消滅させられた。


 日暮れの雨(ひぐれのあめ)

 ホムラの使う日本刀型の魔法出力器。

 技巧者大川竜兵が作り上げた至高の一品。

 魔術を斬るという概念の元、作り上げられた日本刀。


 憑依魔術(ひょういまじゅつ)

 魔術の種類の名称。

 物体や人の周囲に魔力によって発生した具象を途切れることなく発生させる魔術のこと。


 不死炎(フェニックス)

 ホムラが作ったオリジナルの炎属性の魔術。

 元々は飛炎に近しい追尾力を高めた魔術だったのだが、彼女の精霊である《天照》に打ち込み、直接魔力の提供を受けることで爆発的な威力を発揮するようになった。

 その形が伝承等で語られる不死鳥の姿に似ていることからホムラが名づけた。

 彼女の切り札である。


 光円(フォメノン・リング)

 シンラがサクラと契約後、開発した魔術。

 火円(インフェルノ・リング)を光の魔力を源として転用した魔術である。

 圧縮した円状の光を相手に放つ。

 飛翔速度が火円よりも向上しているが、硬度が少々低くなっているが、作中でシンラはその性質を理解していない。

 なお、シンラの円状の魔術は基本的にデバイスの如意を回転させ、その軌跡をイメージに組み込むことで発動を単純化している。


 不定形精霊

 本来動物など何かしらの生き物を模した精霊の中で、それらに当てはまらない形をした精霊をそう呼ぶ。

 白葉孝広の精霊の『ユグドラシル』が作中では現在登場している。


 炎の矢(フレイアロー)

 炎属性の魔術。

 矢の形をした炎を対象物に飛ばすことで攻撃する。

 速度はホムラの使う魔術の中でトップクラスだが、追尾力は皆無。


 炸裂(ブレイズ)

 炎属性の魔術。

 シンラが多用する爆発と似た魔術。

 こちらは元々炎がある場所に爆発を起こし、煙と爆風で視界を遮ることが目的の魔術。

 攻撃の意図はない。



 弟子(マイスター)

 魔術を学ぶ者の名称。

 一人の魔術師から直接魔術を学ぶ魔術師見習いをそう呼び、学生とは異なるブランドのようにそう呼ぶ。

 およそ半数はプライド意識が高いが、そういう者はあまり魔術師として大成しない。

 鋼拳流など、多くの魔術師見習いに教える流派というものもあり、その門下生も弟子を名乗っている。

 シンラなどは真っ当な弟子である。

 ちなみにホムラは学生だった。


 魔術

 魔力で事象を変化することを指す。

 19世紀に発見されて以来、科学技術と並ぶ技術として研究開発が進んでいる。


 魔術師

 魔術を使うものを指す名称。

 国家の戦力と経済力に影響を与えるものである。


 演算魔術(マスマッティク)

 魔術発動法の一つ。

 発動位置、威力などを変数として式に入力することで魔術を発動させる。

 詠唱魔術や筆記魔術では不可能な正確な位置や威力を実現するため、非常に精密。

 本来数式が人のイメージに与える微々たるものだが、魔力で数式を描いて、そのイメージを増幅させることで魔術発動法として成立した。

 使用人口がほかの発動法に比べると極端に少ない。

 

 纏火(まといび)

 炎属性の魔術。

 術者の体の周囲に炎の障壁を発生させて、周囲を焼くと同時に魔術的攻撃からも身を守る憑依魔術の一種。

 ちなみに4話でホムラが爆発を受けたのは爆風が魔術的攻撃ではなく、本来は視界を奪うためだけのものだからである。


 魔法士

 魔術、魔法にかかわる全ての人間の名称。

 今のところ魔術師とほとんど意味は変わらない。


 魔法師

 魔法陣を用いて魔術を発動する魔術師。

 複雑で、加えて準備に時間がかかるため数は年々減少傾向にある。

 魔法陣を使うため、チョークなどのものを描くものを魔法出力器にすることが多い。


 魔法陣

 魔力を用いて、計算や言葉や記号、図形を描き入れて魔術を発動させる陣のこと。

 図示魔術と似ているが、地面などの面に直接描かなければ発動しない。


 無属性魔力(むぞくせいまじゅつ)

 精霊から提供された魔力を契約者の中で変化させることでようやく生まれる魔力。

 魔術による事象から身を守るために使ったり、数値化などの魔術を使うために必要。

 これの発見は近代精霊魔術にとって最高の発見だという。

 それまでは魔術の攻撃を防ぐにはとりあえず壁に隠れるしかなかった。



 鎧崩し

 鋼拳流の魔術の別称。

 拳をぶつけ魔力を流し込み、敵の体内で小規模の魔術を発動するのが鋼拳流の魔術である。

 このため無属性魔術の防御が考案されるまで、船上では鎧で魔術を防ごうという考えを完璧に潰したため、苛立ちを込めてこう呼ばれていた。

 もっとも、鋼拳流のこの魔術がなければ無属性魔術の考案がさらに遅れたのかもしれない。

 当時の人には涙を堪えて煮え湯を飲んでいただくしかない。



 ルナタワー

 旧欧州人が住んでいた高層ビル。全長二三二メートルと都庁に次ぐ高さを持つ。

 中は各販売店や、消防、警察までも配置されているが、テロ事件では真っ先に襲われたため警察は機能しなかった。

『銀閃の騎士団』のメンバーはここに住んでいた。

 九州にはもう一つソルタワーという同様の高層ビルが存在する。


 定期的に更新いたしますので、気になればどうぞ。

 キャラ紹介もそのうち出しますが、それはやりたいことがあるので、お待ちください。


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