ガラクタ世界のゴブリンたち　～記憶喪失少女と仲間たちの冒険譚～

気が付いたら“オレ”はゴブリンの少女になっていた。おまけに記憶喪失、名前もどこから来たのかも思い出せない。
そこで手を差し伸べてくれたのは、可愛らしいゴブリンの少女・アオミだった。
彼女に引っ張られるように“オレ”は“アカリ”としてガラクタの降るこの危険な世界を駆け抜ける。人食いの怪物と戦ったり、癖の強いゴブリンの仲間たちに振り回されたり、騒がしいけれど悪くない生活。
……でも、この世界に降り注ぐ“ガラクタ”は何なのか？
そして“オレ”の記憶の奥に隠されたものは――？

これは、ゴブリンたちがガラクタ世界でドタバタと生き抜く、ちょっとゆるくて時々本気な冒険譚。