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お兄様の魔法

「そういえば、君に言っておかなければならない事があったんだ、、、明日からとっても面倒なんだけど、急遽三週間程度遠征に行く事が決まったんだよね、、一人で訓練してて欲しいんですが、、魔法を循環させる訓練と、明かりを灯す訓練以外はしないでくださいね、君は、魔法禁止にされるかもしれないですからね」


「後は、これを渡しておきますね、僕が居ない間、何か緊急で知りたいことなどあった場合の連絡手段になる石ですよ。これに話しかけてくれれば連絡が取れますからねぇ、もちろん寂しくて連絡してきても良いですよ」


 と、ニッコリ笑顔でピンク色の石を私に渡してくれる。


 先生三週間も居ないのかぁ…………と寂しく思っていると、


「アデレイド嬢は顔に出やすいですね。フフッ、、寂しくてもお利口に待っててくださいねぇ、、」


 恥ずかしい、バレバレだった。

 それから、私達は様々な大きさの明かりを灯す練習をして過ごした。


 先生が来れなくなってからの日々は暇………ではなく、普通に語学や礼儀作法などの勉強もしているのでスケジュールはうまっているのだ、


(先生が居ないと、新しい魔法試しちゃいけないよね、、でも、何か新しいことしてみたいな………)


 と、魔力循環をしながら考えていると、トントンッとノックがした。


「アデル、僕だよ入ってもいいかい?」


 お兄様だ!!「はい!!」とドアに駆け寄り私から扉を開けた。


「アデルが魔法を使うところを見たくてきちゃった!!お兄様に見せてくれる?」


 コテンッと子犬の耳が見えそうな可愛い仕草で言われる、、、鼻血でそう………お兄様可愛すぎる。


「ふぐっ、お兄様に私の魔法見せてあげます!!」


 明かりを灯す魔法を出してみせる。


「凄い!!アデルは天才だねもう明かりを灯せるようになったんだね」


 パチパチ拍手をしながら手放しで褒めてくれる。とっても嬉しい!!

 調子に乗った私は、明かりをもう少しおっきくしてみる。


「えっ!!!アデル光がおっきいね!!アデルはやっぱり凄いよ天才だよ!!」


 今度は興奮気味に頬がちょっと赤くなっている。お兄様かわゆい、、(私張り切っちゃいます!!)私はもっとおっきくしてみる。するとお兄様にギュッとされた。


「これ以上、大きくしないで、アデルの体が心配だよ」


 子犬の耳がしゅんとしてるのが見える、、白銀の瞳に涙が滲む。ギュッとしている腕にも力が入っている。罪悪感が半端ない。


「ごめんなさい、、お兄様に褒められて嬉しかったの、、でも、体は全然痛くないし、調子も悪くないし、先生と、もっとおっきな光も出してみたから大丈夫だよ?でも、心配させてごめんなしゃい」


 それを聞いてお兄様は安心したのか、


「アデル、謝れていい子だね。先生ともしてたなら安心かな?でもアデル本当に凄いね、僕は光魔法使えないから羨ましいなぁ」


 えっっっ!!?お兄様光魔法つかえないの!?国の全員光魔法が使えるのにお兄様だけ使えないの!??

 目をまんまるにしてビックリしていると、


「驚かせちゃったかな?ウチは特殊な家族なのかもしれないね、僕は光属性以外は全部使えるんだけど、光属性だけ使えないからアデルに魔法を教えることができないんだ、、それが悲しいんだ、、」


 お兄様がシュンとしながら言った。


(えーーーーーーー光属性以外全部使えるのぉぉぉーーーすごぉぉーーチートきたぁぁぁーーー)


「お兄様光魔法以外全部なら無敵です!!最強です!!カッコイイです!!!!」


 目をキラキラさせながらお兄様に言うと


「………………ありがと…………」


 と、いつかの様にそっぽを向いて、今度は顔全体も赤くなって恥ずかしがっている、お兄様、、可愛い、尊い、お父様、お母様、お兄様を存在させてくれてありがとう!!

 グフフとニヤケ顔で涎を垂らしそうになっていると、


「アデル、美人さんが残念な顔になってるよ」


 頭を撫でられ、笑いながら注意された。

 残念な顔は嫌なのでキリッと顔を整えた。


「お兄様の魔法も見てみたいです!!」


 可愛くお願いポーズをしてみる、お兄様は「何にしようかな……」と照れながら考えてくれている。すると、お兄様と瓜二つのゴーレムがお兄様の隣に爆誕した!


「お、お兄様が二人!!尊い!!!神様ありがとう!!」


 お兄様はゴーレムと空手の組み手のような事をしてくれたり、ゴーレムお兄様から頭なでなでされたり、抱っこされたりして遊んだ。


「ふふっ、喜んでくれたかな?そんなに喜んでくれるならアデルに良い物あげる。両手のひらを出してごらん。」


 と、言われるがまま両手のひらを出した。手のひらには小さな銀色に輝く石がついたネックレスが乗せられていた。


「お兄様これは?」


「これは、僕が魔法で作った収納ができる石をつけたネックレスだよ。大事な物とか、持ち歩きたい物を入れて使ってね」


 可愛い瞳でウィンクをしてくる。グハッ……可愛い、、、死ぬかもしれない、、幸せ、、、。

 そして何よりこれ凄いかわいいし、使えるし、とっても便利、、お兄様やはりチートなのでは?


「因みに僕はお菓子を入れてるよ。時間停止魔法をかけているから腐らないからね」


 時間停止魔法とか凄いっぽい事をサラッと言っている。お兄様やっぱり天才チート枠では?

 そして、お兄様はお菓子が大好きなのだ、そこも可愛いよね、お兄様の推しポイントが多すぎる。


「お兄様ありがとうございます。めちゃくちゃ綺麗で、可愛いです。大切にします!!大好き!!」


「そんなに喜んでくれるなら良かった。

 じゃぁ僕は稽古があるから行くね?アデルの魔法また見せてね。またね」


 私は一人でまた、魔法の練習を始めた。

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