レオナルドの誕生日
今日は僕の誕生日だ。さらに学校も休みだからゆっくり自習でもしようかな。そう思い自習をしていると、視線を感じる。アデルだ
アデル、なんて分かり易いんだ……行儀も悪いよ、でも隠れきれてない所が可愛いんだけどね。
すると、お誕生日おめでとうと言われた。一番に僕に言いたかったからと、可愛いことを言ってくれる。ずっとこのままのアデルで居て欲しいと思う。
僕もアデルと一緒に居たいからアデルを隣に座らせる。アデルは最初は僕をガン見して居たが、ちゃんと勉強も始める。とっても偉いね!
午後からはダリル先生との剣の訓練だ。
ダリル先生はアデレイドに弱い、ロリコンか?もしアデルを狙ってるなら成敗しないといけない。僕なら魔法も駆使すればやれない事はないだろう…………。
そんな事を思いながらダリルの頭に木刀を軽く叩き込む。
すごい動揺してるけど、この人本当にロリコンでは?という疑念は強くなった。
晩餐の時に両親からプレゼントを貰った。お父様からは一部の領地を収める権利を、お母様からはシックなデザインのインクの切れない万年筆だった。今まで使ってたものよりも明らかにデザインが良く、カッコよくて一目で気に入った。
アデルからも毎年恒例で何かあると思ったが、今年は無いらしい…………少し肩を落とす。しかし、アデルが健やかに育っているだけで僕にとってのプレゼントだなとも思う。
そう思っていたのだが、部屋の前でプレゼントを渡される。中を開けてみると王冠をモチーフにした指輪が入っていた。とってもかっこいい。しかもこの石の色、アデルの瞳の色と一緒だ、これはアデルの魔力では無いのか??……という事は、アデルの手作り??
聞いてみると、そうだと言う。さらに聞いたこともない魔法が使える指輪だった。
これでいつでもアデルと一緒に居られる。嬉しすぎてアデルが今よりも、もっと小さい頃の様に抱っこをしてくるくる回ってしまう。
その後は一緒に沢山写真を撮った。いつでも見返せるのは本当に良い機能だな、楽しくて時間がすぐ過ぎてしまう。アデルにお休みのキスをして部屋まで送る。
今日一日は、久しぶりにアデルと一緒に過ごした幸せな日だったな。
この前のクッキーの様な事が今後起こったら僕はどーしたら良いのだろう…………どれくらいの時間一緒に居られるのだろう。幸せは僕には似合わないのだろうか………みんなの幸せの為に、僕が不幸になるしかないのだから…………
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