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みんなで魔物退治したいです

 ジェイクとお別れしてから数日私は先生にお願いをしていた。


「先生、実は冒険者のお友達ができたんです!その子はᎠランクの冒険者で、私もその子と一緒に魔物退治に行きたいんですが、ダメですか?後、それとは別で、ランク上げる為にコツコツ一人で魔物退治行きたいって言ったらダメですか?」


 先生に一気に捲し立てて話をした。


「急だねぇ………しかも一人で魔物退治ねぇ、って冒険者の友達ができたの?その子?その人?何歳くらいなの?君騙されてない?大丈夫には到底聞こえないけど……」


 両手を組んで明らかに怪しんでいる先生。ここは怪しくない事を証明しないと、とさらに捲し立てる。


「その子は私と同じ歳か、少し上くらいだと思います。なんと、その子あの誘拐の時に私と一緒に誘拐されてた子だったんです!!それで、スライムに飲み込まれてたところを私が助けて再開したって感じです!!怪しくないでしょ?なのでランクを上げて、一緒に冒険…………じゃなかった魔物退治したいなって思ったんです!!」


「冒険ねぇ…………端的に言うけど、ダメだよ」


「えーーーーーーーー!!

 な、なんでですか?私が子供だからですか?」


 先生は頭を振る


「子供だからとかじゃなくて、君、侯爵令嬢だって事忘れてない?しかも僕、君のこと任されてるんだけど?薬草摘むだけならまだしも、魔物を一人で退治なんてさせるわけないよね?よく分からない人との魔物退治なんて余計にさせられないけど?」


 凄く真っ当なことを言われた。


「先生の言いたい事はわかります…………ただ、その子も一緒に魔物退治できたら良いなぁ……と思って…………」


 我儘を言ってるのが分かってるので最後の方が尻窄みになってしまう。


「そんなにその子と行きたいの?」

 

 黙って頷くと、はぁ………とため息が聞こえた。


「僕と一緒ならその子込みでの魔物退治も大丈夫だけど、基本その子の面倒は僕は見ないからね?面倒だしそれでいい?」


 半ば投げやりに言われたが、私は嬉しくなって先生に抱きついた。


「先生ありがとうございます!!大好き!!その子Dランクだから先生が面倒見る事はないと思います!きっと大丈夫です!!」


 それから毎回薬草を摘みに行く時はジェイクが居ないかどうか確認していた。何回目かのある日ジェイクを掲示板の前で見つけた。


「ジェイク!!探してたんだよ!!」


 嬉しくて大声で呼び止めてしまう。


「アデレイド!!どーしたんだ?何かあったのか?」


 ハッとする……私はこの冒険者ギルドの中ではアドラ・ミラーなのだ……ジェイクの耳元まで近づき話をする。


「私、冒険者する時アドラ・ミラーなの、だからギルドではアドラって呼んで欲しいんだけど大丈夫??」


 急に顔を近づけて喋ったからか、ジェイクの顔は真っ赤になっていた。


「わ、わ、分かったからちょっと離れてくれ、、アドラって名前だな?オーケー、ってか探してたって、なんで俺の事探してたんだ?」


「あのね、ジェイクと魔物退治行きたいって言ってたでしょ?実は、私の先生が一緒だったら魔物退治ジェイクと行っても良いよって言われたんだ!!」


 嬉しくてニコニコしながらジェイクに報告する。一方ジェイクは考え込んでしまい……


(……アデレイドの家ってもしかして、めちゃくちゃ良いところなんじゃねーの?先生が一緒に来るってどー言う状況なんだよ……先生付きなんて俺は嫌だけど……めちゃくちゃ嬉しそうにしてるしなぁどーすっかなぁ…………)


 ジェイクが葛藤してる中、ジェイクのだんまりを悪い方向に受け取ったアデレイドは……


「ジェイク無理なんだよね、ごめんねお世辞を間に受けちゃったみたい…………」


「そっそんなことねぇよ!ただ先生ってのが珍しくて戸惑っただけだから!一緒に行けるの楽しみだし、いつ行くか決めねぇとな!」


「本当に?一緒に行ける?やったぁーー楽しみだね、行く日を早く決めよう!!」


 ジェイクと魔物退治の日程を決めてその日は別れたのであった。



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