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わくわく魔物退治Gランク

 あれからニ週間訓練をして自動防御(オートバリア)を身につけた。一日中無意識下でオートバリアを張り巡らす事ができる様になったのだ。バリアが切れることも、魔力切れを起こすことも無くなった。


「先生!!オートバリア習得しました!!約束通り魔物退治行きましょう!!」


「早かったね、そんな行きたかった?僕は魔物退治嫌いなんだけど……ただ、ちゃんとオートバリアできてるみたいだし、魔物退治に行こうか」


 手を差し伸べてくる。私はギュッと手を握る。するといつもの先生の瞬間移動だ。

 移動した先は当然冒険者ギルドだった。クエストを受注する為に掲示板を見に行く。


「今あるGランクだったら、スライムか、一角兎か、ナイトモグラだねどーする?」


(一角兎、確か可愛いんだよね……やれるかなぁ……でもモグラも可愛かった気がするし、悩むなぁ……)


「うぅ……も……っかくうさぎで!!」


「フフッ、もっかく兎ね、じゃぁ受付しようか」


 モグラと一角兎が混ざってしまい笑われてしまった。くぅぅ……

 

「アドラちゃん今日も薬草摘みかな?今日は保護者の方と一緒なのね。頑張ってて偉いわねぇ」


 受付のマリアンヌさん今日も優しく話しかけてくれる。そして美人である。やっぱりどこの世界も受付嬢は美人なのかね?


「今日は魔物退治しに来ました!この一角兎狩り受付お願いします!!」


 元気よく依頼票を出す。マリアンヌさんは保護者もとい、先生が居るので安心したのか、


「保護者の方がいるなら安全ね、狩りを楽しんできてね。行ってらっしゃい」


 と、にこやかに送り出してくれた。一人だったら止められてたのかな?

 とりあえずまた今日も一角兎がでると言う草原まで瞬歩で向かうことにする。


「先生!やっぱりサーチで見つけてバーンとやっつければいいですか?」


「そうだね、サーチをして見つけるまでは良いけど、バーンってやっつけられるかはアドラ次第じゃない?」


(私次第!!?結構コントロールも上手になったし威力も凄いんだけどなぁ………)


「サーチ」


 居たっ!草かげから一角兎を狙おうとしたその時目があった!!


(かっ!かわぃぃぃぃぃぃいいいい!可愛すぎて攻撃するのつらぁぁぁぁぁあ)


 見た目がもふもふで首の周りが特にもこもこしている。目がキュルルンと吸い込まれそうにおっきい。サイズも私が抱っこしたらちょっとおっきいくらいだ。これ殺せる人いるの?と思っていると。


 ドンッ!!!目にも止まらぬ速さで私のお腹に角をぶっ刺してきた…………


(えっ………………?もし、オートバリア無かったら死んでませんか?私……………?何が起こった?)


 もふもふさえしたいと思った可愛い生きものに腹をぶっ刺され、裏切られた私は、怒りに震えていた。


「こんぬぉぉおぉぉぉ!!バカうさぎぃぃ覚悟しろぉぉぉぉおおお!!」


 怒りのままに一角兎に光の球を放つ!!しかし全然当たらない。なので余計に怒りがたまり攻撃が雑になっていく。


「アドラ、バカなの?

 君、、何個も同時に球だせるでしょ?今の君のコントロールで1個ずつ打って当たる相手じゃないでしょ………怒りをセーブして冷静に戦う事も大事だよ」


(そうだ!!何個も同時に攻撃できたんだ私!!先生の言う通り………つい、カッとなっちゃった…)


 10個球を出して攻撃をする。するとすぐに一角兎を倒すことができた。討伐個数は20体なので、その調子で20体全部倒したのであった。


「やっと終わったね、最初の方完璧に兎の可愛さに見惚れて攻撃食らってたでしょ?あれ危ないからね?油断大敵って言葉知ってる?相手魔物だから。

 しかも、そこからの攻撃も幼稚だったし、全然訓練の成果出てなかったね、僕の事怒らせたいのかと思っちゃった。違った?」


 先生が怒っている。


「すみません、、先生、つい可愛くて油断しました…………。攻撃も雑にしました。今後はちゃんと油断せずに真剣に魔物退治します!!」


 ハア…………と溜息が聞こえた。


「君の事、心配して言ってるんだ………魔物を討伐する事も、もしかしたら、人と対峙して戦わなくちゃいけない時も来るかもしれない。そんな時、君に死んでほしくないんだよ僕は…………だから対殺しになった場合は冷静になってほしいんだ。これは約束だからね?」


「はい!!」


 ハイしか言えない自分が悲しいが、先生の言ってることが凄く身に沁みた。オートバリアがあったとしても、油断は禁物。そして、攻撃ももっとバリエーションを増やして色んな攻撃をしても良いかもしれない自分が死なないために………


 反省でその日の魔物退治は終わった。

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