お兄様に相談
私は先生へのお返しを考えていた。先生のおかげで光魔法のバリエーションもできて、更には冒険者にもなれた。そして、ポーションまで美味しくなったのに加えて、発売までする事になったのである。その際にアドラ・ミラーの名前で銀行口座も作ってくれた。先生には感謝してもしきれないくらいの恩がある。
今回の先生へのお返しは、自分で稼いだ銀貨4枚で先生に何かお返しをしようと考えている。ただ、買い物はお母様と市井にしか行った事がしかないので、何を買ったら良いか全然分からない、、。
(どーしよう、銀貨4枚じゃ何にも買えなそう、、市井は怖くて暫くは行きたくないし、、)
んーっと頭を悩ませていると、ノックの音がした。扉を開けるとお兄様が立っていた。
「お兄様どーしたんですか!?今日は早く学校終わったんですか??」
大好きなお兄様に抱きつく!!太陽の匂いがして良い匂いだ。
「そうだよ、今日は学校が早く終わったからアデルにすぐ会いに来たんだよ」
眩しい笑顔でそのまま抱っこしてくれる。お兄様大好き今日もかっこかわいいです。
(そうだ!!このままお兄様に聞いてみよう!お兄様学生だし外の世界をいっぱい知ってるかも!?)
「お兄様!お兄様はお買い物する時はどこで買いますか?あと、お兄様は、なにを貰ったら嬉しいですか?」
「僕??買う物によるんだけど、アデルは誰に何を買ってあげたいの?」
思考が読まれていたようだ。
「実は、先生に日頃のお世話になってるお返しをしたくて…………銀貨4枚くらいで何か返せたらと思っていたんです…………」
お兄様が少しむっとする。
「アデルはあの先生の事好きすぎると思うんだけど、、僕よりあの先生と一緒にいる時間長いんだから今は僕の事だけ見てて?アデル?」
(うっ!!心臓に悪い!!お兄様ここでそのキラキラ使わないでぇ!!胸が苦しいぃぃ!)
「お兄様の事がもちろん1番大好きです!!ただ先生にお礼したいんです……」
うるうるとしてみる。
「はぁぁ、、アデルの1番をもらえたから今日は許すかな?お返しはお菓子を作るとかはどうかな?ラッピングくらいだったら貴族がいくお店で安く買えると思うしさ、もしくは、小物とかをお菓子と添えてみるとかはどう?僕もアデルが作ったお菓子食べてみたいなぁ」
お兄様のお願いポーズで髪がサラリと落ちる。とっても魅惑的でかっこいい。
それに、お兄様がお菓子大好きなところやっぱりキュンキュン萌える。かわいい。
「お菓子作ってみます!!あと、ラッピングを買ってみようと思います!お兄様色々教えてくれてありがとうごさいます」
どさくさに紛れて抱きついて頭をぐりぐりとする。お兄様は優しく頭を撫でてくれる。
「アデルはそのままでいてね、、」
「お兄様もそのままの(かっこかわいい)お兄様でいてください!!」
ふふっとお兄様は微笑んで何も答えなかった。




