アレクシスの野望
アデレイドをお嫁さんにする事は叶わなかった。とんだ誤算だ、アデレイドは病弱だったらしい。確かにあの見た目儚そうだった。
しかし、そーならば尚更俺が守ってやりたかった。くそっ!!
ただ、友達は出来た。侯爵家のディラン・キャンベルだ、家格も良いし、顔も俺と並んでも遜色ない。頭も凄く良い、さすが宰相の息子なだけある。ただ、純粋過ぎるところが心配になるな……誰かに騙されるんじゃないかと思ってしまう。俺が監視してやらないとダメかもな……
またもや、嫁候補を探さなければならなくなった俺は悩んでいた。家格も容姿もアデレイド以上の人は居ない、他の貴族はこの前のお茶会で分かったが、傲慢で卑しい奴らばっかりで決めたくない。
そんなある日、俺は直接剣を買いに、馴染みの店にやってきていた。
そこで入ってきたのが、アデレイドだった。あの時のように光り輝いて見える。天使みたいだ。そして、ディランも一緒にいる。昨日俺と買い物行こうと誘ったのに用事があると断ったのはアデレイドと出かける用事があったからか、羨ましい……
そして、あの時邪魔しに入ってきたライト嬢も何故か一緒にいる。あの時の邪魔がなければアデレイドとも友達にはなれてたかもしれないのに……
後は、見た事ない奴だな?お茶会にこいつも居たか?とりあえずアデレイドとディランと、一緒にいるのが気に入らない。
というか、アデレイド、、君は、病弱なのでは?とても元気そうに見えるが……まさか嘘だったのか?思った時にはもう聞いていた。
なんだ、今日は体調が良いだけか、そー言われればどことなくこの前よりは元気に見える。この前はもっと儚い感じだった気がしたしな。
ライト嬢は空気を読めないのか……こいつはいつも話の邪魔をしてくる。つい、苛立ってしまい冷たくあしらってしまう。言った後に、王子として表に出してはいけなかったと反省したその時
アデレイドが友達を冷たくあしらった俺に抗議してきたのだ。
俺にこんな事言うなんてアデレイド、面白い女だ。今日は気持ちがいいのでこのまま帰ろう。
アデレイド、綺麗なのに面白い女。ずっとそばに置きたくなる……まずは友達になるところからだな。次、会ったらまた話しかけよう…………




