先生こんにちは
今日は初めて魔法の先生が来る日。
お父様が最強の魔法使いを連れてくると言っていたので、色々想像しすぎて眠れなかった。
(やっぱり、髭が長くてガン◯ルフみたいなおじいちゃんがくるのかなぁ、それともインテリ系の魔法とは何ちゃらとか話してくる感じの先生かなぁ……もしかして、光属性だけなのを馬鹿にしてくる先生だったらどーしよぉ……)
自分から最強の先生をと、頼んだのは良いが、覚悟が出来てなかった。そんな緊張している私を見て、お母様が
「アデルならなんでもできるわ大丈夫よ」
と微笑んで励ましてくれた。お母様大好きです。
「僕もアデルのそばにずっとついていたいよ、でも稽古があるからずっとついていられなくてごめんね」
お兄様も優しくて大好き。
その時応接室の扉がノックされた。
お父様の隣には藤紅色のもっさりとした前髪で目が隠れている長い髪をポニーテールにした、中華風で袖口が広い服を着た男の人が立っていた。
「やぁ、可愛いレディ僕が大魔法使いで君の先生になるレイシス・ミラーだよ。よろしくねぇ」
「よろしくお願いしましす」
思っていた先生像とは全然違ったが、とても優しそうというよりも、見た目のせいか少し胡散臭くジト目になってしまう。
「そんな目で見つめられると僕、傷ついちゃうんだけど、仲良くしてねおチビちゃん」
どうやらレディからおチビちゃんに格下げされてしまったらしい。ジト目をした自分が悪いので素直に謝る。
「すみません、せんせいの服が珍しくてビックリしてしまいました。」
「いいよ、優しいからね僕は、早速今日から魔法の授業やっても良いのかな?」
「今日からよろしくお願いしましゅ」
クッ……まだたまに噛んでしまう!!せっかく噛まずにここまできたのにぃぃ…そう思っていると
「フッ、、嫌いじゃないよ可愛いのは大歓迎さ、レディ僕と一緒に行こうか」
と言うと私を抱っこした。が、
「抱っこするのは君の役目ではない放しなさい」
「僕だってアデルを抱っこできるよ!!放して」
と、二人からの猛抗議で結局お父様が私を抱っこし直して、庭の開けているところまで皆んなで行くことになった。
「私達は、仕事があるから失礼するが、くれぐれもウチのアデルを抱っこしたりそういうことをしないように!!!」
「レイシス様、アデルは光属性だけですが、頑張り屋さんなんです。どうか優しく指導してくださいね、よろしくお願いします。」
「アデルになんかしたら僕が許さないから!!」
三者三様言葉を残して、名残惜しそうに離れていった。
残された私達二人は向かい合い先生は私に威圧感を与えないように座って目の高さをあわせてくれた。
「まずは、魔法とは、、から説明するよ。魔法とは想像と工夫でどこまでも膨らむものだと僕は考えている。例えば、風と火で温かい風を作って髪を乾かしたり、火と水で巨大な爆発を起こしたり、と言ったように色々想像と工夫で小さな事から大きな事まで、どんな事もできるのが魔法だと思うんだよね〜」
「光魔法と水魔法だとポーションができたりるんだけど、、、、光属性だけだと何ができるか考えた事がなかったんだよねぇ」
肩を竦めてこちらを見つめてくる。
(やっぱり大魔法使い様でも無理難題だったのかなぁ……)
と肩を落としそうになったその時
「だから、君と一緒に新しい魔法を開発するのも良いかなって思ったんだよねぇ。貴族なのに光属性だけで生まれてきたのには何か別の法則が働いてる気もしてるんだよねぇ」
やっぱり大魔法使いの考える事はすごい新しい魔法を開発なんてワクワクするじゃないか!!諦めなくてよかったぁ
まずは基礎訓練から始まった。あの恐怖の丹田から魔力を巡らせる方法である。
(ひぃぃぃぃーー、今度は死にませんように)




