まさかの再開
まずはディランお勧めの文房具屋さんに来ていた。可愛い物もあれば、シンプルで洗練された物もある。
「このノート可愛いね?ローズとお揃いで欲しいなぁ?ダメ?ローズ、、、」
上目遣いでお願いしてみる。
「しっ、仕方ないですわね、そんなに私とお揃いが良いのなら、一緒でも良くてよ」
「じゃぁ俺たちもお揃いの何か買おうぜ、このシンプルなペン俺は気に入ったんだけど、ディランはどうだ?」
「いいね!僕もそう言うの好きだな!!記念にお揃いで買おう!」
うんうん、この空間尊いねぇ、、
「次は、マークのお勧めの剣と防具のお店に行こうよ!私初めてだからワクワクしてるんだ〜」
「おう!!任せとけ!色んな剣があるから楽しいんだよな〜、みんな気にいると良いけどな!」
初めての街歩きと友達といる事の楽しさでいつもより浮かれていた。なので、お店の前に馬車が止まっているのを直前まで気づかなかった。
「うわっ!馬車に気づかなかった!!目の前に止める人もいるんだね?よっぽど歩きたく無かったのかなぁ?」
「どーだろうね?でもここで止められると、ちょっと迷惑だね……」
「とにかく行こうぜ!!そこなんだからよ!!」
「入り口からしてゴツいですわね、入った事ないから入り口の見た目だけで、スルーしてっちゃうわね」
話しながら店内に入る。すると、先客がこちらを振り返る。
「やぁ、ディラン!それと、テイラー嬢とライト嬢、後1人は知らないが、名前合っているかな?」
(えっ…………第一王子……………………)
眩しい笑顔でこちらに話しかけてくる。
「ご機嫌よう、アレクシス様」(ディラン)
「お久しぶりです王子殿下」(アデル・ローズ)
「初めまして王子殿下、マーク・デイヴィスです」
みんなで頭を下げる、「頭を上げて」と言われ頭を上げる。
「マーク初めまして、そして、テイラー嬢、君は病弱だと聞いていたけれども?」
とてもいい笑顔だが、目が笑っていない。疑っている目だ。
(ヤ、ヤバイ、、病弱設定が……って、病弱だって遊びにきてもいいじゃない!!)
「今日は、体調が良いので、仲の良いお友達と(自慢)ショッピングに来てただけですが、、ダメでしたか?」
ニッコリと天使スマイルを決めてみる。
「そ、そうか、病弱と聞いていたので外にも出られないと思っていたのだが違かったんだな、今日体調が良いなら、それは良かった」
何故だか儚い笑顔を向けられる。
すると、横から
「王子殿下、お久しぶりでございます。私の事覚えていてくれて光栄ですわ。これからも仲良くして頂けると嬉しいですわ」
「そうだね、考えておくよ」
笑顔なのに何故か冷たく感じる。
(こいつ嫌なやつ!!ローズに友達になってと言われてるのに、考えておくよ?ってなんなの!!!)
「はい!考えてくださるだけでも嬉しいですわ」
健気なローズのはにかんだ笑顔が私の胸を締め付ける。こんなやつちっともよくない!絶対こいつ亭主関白になるよ!!
ムカついた私は
「ローズは私と仲がいいので、ローズを困らせたら王子殿下でも許しませんよ?もちろんディランもマークの事もですが!」
威勢よく宣言する!!王子はビックリしたような顔でこっちを見ていた。
(ちょっと反抗的だったか?ただ、これくらいで不敬罪とかないよね?だ、大丈夫、だよね?……きっと…………)
言った後にビビっているアデレイドであった。
「ははっ!僕にそんな風な口を聞く奴は居ないから言われると楽しいな!面白い事もあったし、今日はこれで帰るよまたね」
楽しそうに王子は店内から立ち去った。
(はぁ、、良かった、早く帰れ帰れ!!)
いなくなった途端に威勢が良くなるアデレイドであった。
その後、店内をウィンドウショッピングして、ご飯を食べた私達はアクセサリーを見に宝石店に来ていた。
「やっぱり、みんなでお揃いのもの欲しいよね?」
どうしてもみんなとのお揃いが欲しくて、お願いポーズを取る。
「アデル、お願いしなくても僕もみんなとお揃いがほしいよ?」
「俺も今日の記念にお揃い欲しいかも」
「みなさんがどうしてもと言うなら私もお揃いにしても良くってよ」
何をお揃いにするか悩んで店内を見て回る。すると、魔石コーナーと言う場所があった。私は興味津々で魔石コーナーに向かっていく。すると、
[ちょびっと通信魔石(魔力を込めると使えます)]
(通信って事はお話しできる?でも、ちょびっと、とは?)
店員さんに聞いてみると短い時間だけ通信ができる魔石らしい、込める魔力も少なくて済むので良いかもしれない。
「みんな!魔石あるよ!!楽しそうだからこれをお揃いでかわない?少しだけお話することもできるみたいだから良いと思うんだけど?」
「面白い魔石だね、ちょっとしか話せないのが残念だけど、魔力すくなくていいのが良いね」
「魔石かぁ!まだ持ったことないから今日の記念にもなるし、めちゃくちゃ良いな!!」
「可愛い大きさだし良いんじゃなくて?」
みんなの賛成でそれぞれ魔石を買う事になった。アクセサリーにもできると言うことで、皆んなで指輪にして魔石を待つ事に決定した。
その後、ひとしきり通信魔石を試して楽しんだ後、家路についたのであった。




