研究室
私達はギルドに薬草を届けに戻る。
「今回はピコチリ草200、黄ハクリ草200で、状態もすごく良いので、銀貨4枚です。お受け取りください」
お金は銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨とある。銅貨は百円単位、銀貨は千円単位、金貨は万円単位、大金貨は百万単位、白金貨は億単位になる。覚えやすくて良い。
銀貨4枚がカウンターの上に置かれる。私が受け取っても良いのか分からず、先生を見上げると
「初めての成功報酬です。受け取りなさい」
笑顔で頭を撫でられる。頑張って稼いだお金だと思うととっても嬉しい。これで先生に何かお礼をしようと、心に誓う。
「じゃぁ僕の研究室に行こうか?」
言ったと、同時に片手で抱っこをされる。そして、多分闇魔法を使ったんだと思うが、目の前が真っ暗になったので、ビックリして先生にしがみつく、一瞬の出来事だったが、薄明かりの部屋に到着した。
「さぁ、ここが僕の研究室です!かっこいいでしょう」
大きな薄暗い部屋に積み重なった本や、大きな鍋、何に使うか分からない機械が沢山、大量の草花、沢山の魔石、などなど先生の部屋は整理整頓はされてはなく、ごちゃごちゃはしてるが掃除はしてあるのか?汚くはなかった。
「個性的なお部屋ですね、、、」
先生は抱っこしていた私を降ろすと、
「では、ポーション作りを始めようか。
まずは、ピコチリ草の葉っぱの部分だけ使うから葉っぱだけ取ってくれる?次に黄ハクリ草の黄色い花の部分だけ使うからこれも花の部分だけ摘み取ってくれるかい?」
私は先生の言う通りに葉っぱと花の部分だけ摘み取っていく。どことなく手が黄色くなった気がする…………。
「先生!仕分け終わりました!!」
「意外と早かったね、じゃぁコレを魔法で作った水で温めていく。魔法で作った水じゃないとダメなのは、魔力がこもってないとポーションができないからだよ。じゃぁここの作業は僕がやるね、最後はアデレイド嬢だから準備よろしくね」
すると、空中に大きな水球が浮かび上がり、その中に先ほど仕分けした葉っぱと花を、先生が魔法で器用に入れていく。そして、温めているのだろう、水球がボコボコいっている。
「じゃぁ最後、この水球に光魔法で効き目抜群で美味しいポーションができるように魔法をかけてくれる?」
(うっ、、効き目抜群とか注文が増えている、、プレッシャー)
「効き目抜群で美味しいポーションになーーれ!」
願いを強めに込めて口にも出してみた。水球が一瞬光った。
「出来上がりだね、効き目を試すためにも一回魔力切れになる必要があるから、瞬間移動してみようか?2回くらいやったら魔力切れおこすでしょ」
瞬間移動を自分の部屋と先生の研究室に行ったり来たりして魔力切れを起こした。そしていつものようにポーションを飲んでみた、、、、いつもより魔力が回復してる気がする、そしてこの前より美味しい!!酸味も無くなっている。
「先生!!この前よりも魔力量回復してる気がします!!そしてこの前より美味しくできました!!」
「うん、僕も飲んだけど、魔力量の回復増と味の改善でさらに美味しくなったね。これ絶対に売れるね……君が薬草取りと仕分け担当で、仕上げ前までが僕、そして仕上げをまた君に任せる、売りに行くのは隠れ蓑で僕と言う流れでいいかな?それから、取り分僕が4、君が6でいいかい?」
(全然5:5でも6:4でも大丈夫だけどいいのかな?私が取り分多くて、、)
「私の取り分多くないですか??」
「僕は隠れ蓑になってあげるだけだし、君の方が作業大変なんだからいいんだよ」
ケラケラといつものように笑いながら言う。
(私のお小遣いどれくらい増えるか今から楽しみだなぁ、、貯まったお小遣いを何に使うかも今から考えておかなきゃ!!)
(どんどん薬草集めてどんどん売るぞー)
改めて気合いを入れ直したのであった。




