先生とポーションクッキング
最近の授業はずっと魔力を増やす訓練をしている。魔力をふやすにはまず、魔力切れをおこして、次にすぐ魔力回復ポーションを飲む。これをひたすら繰り返すのである。しかし、これが凄く苦痛で、ポーションが激まずなのだ、、、
(舌が痺れるくらい苦酸っぱい、何でこんなに不味いんだ、、)
「先生、ポーション美味しく改良とか出来ないんですか?」
「美味しく??僕、魔力が元々多いから飲んだ事なかったんだけど、そんなに不味の??」
と言って先生はポーションを一口飲んだ。
「ゲホゲホゲホッ…………君……よく飲んでたねこれ…………酷いな…………」
先生は舌をべーっとして吐き出すポーズをとる。
「これは改良の余地ありですねぇ、元から作り直してみるか、今この状態をなんとかするか、まずはこの状態のポーションをなんとかしてみようか、まず温めたら余計に不味そうだから凍らせてみる?」
みるみるうちにポーションが凍っていって、シャーベット状になっていく
「はい、飲んでみてください」
とっても良い笑顔でシャーベットポーションを渡される。絶対飲みたくない、、凍らせただけじゃあの苦酸っぱいのがよくなってる気がしない。
「イ!ヤ!で!す!先生飲んでください!!」
「僕は今後も飲まないから必要ないんだよね、君の為にやってるんだけど?」
うっ!!確かに先生に私が言い出した事だ、、恐る恐る飲む、、、
(に、にがぁぁあ……まっずぅぅ……)
「苦いです……先生…………」
「って事は酸っぱさはマシになったのかな?」
「確かに!!苦いですけど、酸っぱさは抑えられてます!!」
「じゃぁこれにアイスクリーム混ぜてみようかコーヒーのフローズンドリンクみたいで美味しくなるんじゃない?」
空間からアイスクリームを取り出し魔法でポーションと混ぜていった。
(先生アイスクリーム常備してるの!?アイス好きなのかな……?)
「はい、召し上がれ」
飲んでみた……甘い部分と苦味混ざり合ってさっきよりはマシだけど、、マシになっただけだ、まだ苦味がエグい
「苦味が多少マイルドですが、舌が痺れる苦さです」
「うむ、砂糖と蜂蜜と、薄める為にミルクもいれて、黒蜜も入れてみよっか!!」
「先生ーー!それ不味そうですやめてください!!!(なんでそんな甘い調味料とか持ってるのーー!!??)」
私が言う前に全部入れてしまった、飲みたくない……ただ先生がそれを許さない
「せっかく作ったんだから、飲みなよ?美味しいかもしれないでしょ?」
(ぜっっったい美味しくないよーー)
一口飲んでみる、あれ?何故かさっきよりは美味しい、、絶対まずいと思ったのに、飲めるまでにはなっている。たださっきより美味しいだけで、不味いよりの美味しいだ……。
「飲めるまでにはなりました。ただ不味いよりの美味しいです。複雑に色々な味がします。」
「飲めるなら、いいんじゃない?」
「ここまできたら美味しくしましょう先生!チョコレートと生クリームともう少しバニラアイス入れてみたら良いと思います!!」
先生は言われた通りの材料を入れて作ってくれた。
「美味しいです!先生!ちょっと苦めのカフェモカのフラペチーノみたいです」
私達は激まずポーションに打ち勝った!!けど、毎回この作り方を先生にしてもらうのは大変だと思う、、、
「先生、魔力回復ポーションは水魔法と光魔法と薬草で作るんですよね?私の光魔法浴びせてみたら美味しくなるとか無いですかね?」
「…………確かに??…………ただ、もし美味しくならなかったら僕がフラペチーノにして収納ボックスに入れてあげてても良いからね!試してみよーか?」
私はポーションに向かって美味しくなって!と懇願しながらありったけの光魔法をかけた。
「では、の、飲んでみます……(恐る恐る)」
エイッ!グイっと飲み干した…………うん、ちょっと酸味がかったチョコレート味になっている!!成功だ!!
「先生!!飲んでみてください!成功です!やったぁーーー」
「うん、これならまだイケるね、きみが頑張ればこれ売れるんじゃ無い?企業秘密とか言って売り出せば良いし?僕も協力するからやってみない?お小遣いには困ってないと思うけど、お小遣い稼ぎにはなるよ?」
先生が誘惑してくる。確かに個人での稼ぎがあった方が何かあった時困らないのかもしれない、、
「じゃあ先生のお言葉に甘えて販売してみたいです!!」
「よし!そーと決まればポーション作りからだね!!課外授業したいけど、今日はもう時間がないのと、外出許可も貰ってこないとダメだから、次回のに持ち越しだね」
「はい!!先生!!」
(課外授業!?遊びに行く以外での外出、楽しみだなぁ、どこにいくんだろう!!)




