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アレクシスの憂鬱

 俺は毎日同じことの繰り返しに飽きていた。


(習い事ばっかりなんてウンザリだ、もっと遊びに行きたい……友達も欲しい………)


 そう思っていたある日、父上から呼び出しがかかった。


「おぉ〜アレクおっきくなったなぁ、父様の膝の上に来なさい」


「父上、私はもう5歳です!そんな歳ではありません!」


(膝の上なんて何歳だと思ってるんだ!恥ずかしい、、父上はすぐ俺を子供扱いする!!)


「まだ5歳ではないか、、ちょっとくらい父様の言うこと聞いて欲しいな」


 しゅんとしている。


「まぁ良い!アレクに重大な任務がある!実は今回王家主催のお茶会を開く事になったぞ!」


(なに!!友達を作るチャンスじゃないか!)


「そこでな、アレクのお嫁さんを見つけて来て欲しいんだ、うんうん」


(えっ…………嫁……??……)


「父上、まだ未熟な私では嫁探しなど到底無理です。友達ですらまだ居ないのですから」


 サラッと友達が欲しいことを伝える。


「ハハハハハ!!アレクは友達が欲しいんだな?友達も見つけるが良い!しかし、お嫁さん候補も見つけてきて欲しいんだよ。候補でいいから、なっ?これはアレクにしかできない重大任務なんだよ」


 重大な任務と言われると断れない。しかし、まだ5歳の自分にお嫁さんなんて必要あるんだろうか、、葛藤がすごい、、が結局従うしかない。


「畏まりました。父上の言うように嫁の候補を探して参ります」


 国王は満足げに微笑んだそして、結局膝の上にアレクシスを抱いて近況などを話しあったのである。


 お茶会当日、まさかここまで自分が周りの貴族達に囲まれて媚を売られるとは思わなかった。そして、嫁探しをしなくても自分をアピールしてくる貴族女子達、その振る舞いは淑女とは言い難い物で、今日の任務は失敗に終わりそうだと早々に感じていた。

 また、友達もこんなに媚を売られたのではできるわけもなくこちらも早々に諦めた。


 その時、遠くに見える男女二人組、そこだけ空間が違って見えて俺は引き寄せられるように向かう。気づけば自分から挨拶をしていた。

 この2人は特に俺に媚びることなく、なんなら距離があるようにも感じる。


(俺の直感が言っているこの2人と友達になれと!!)


「君たち、僕の友達にならないかい?」


 …………返事がない、


(なぜだ?俺と友達になりたい奴らばっかりなのに、俺と友達になったら絶対こいつらも楽しいはずだぞ)


 もう一押し何か言おうとすると、、横からローズという子の邪魔が入った、、そこからは他の貴族もなし崩しによってたかって、すり寄ってくる、、、今日はもう友達を作るのは諦めた。しかし、今日名前を聞いたディラン・キャンベル、アデレイド・テイラーは絶対に逃さない!!俺の直感が言っている。

 なんなら、嫁候補アデレイドで良いじゃないか?可愛かったし、、可愛かったし、、可愛かったしな……絶対に逃さない…………

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