遊びに行こう!!
ある日、手紙が届いた。その内容はローズちゃんからのお茶しながらお話ししましょうのお誘いであった。私はこのチャンスを逃したくないのですぐに返事を書いた。
(また、あの可愛いローズちゃんに会えるなんて幸せだぁ!しかも、お茶しながらお話しするって凄く友達っぽい!!早く会いたいなぁ……)
そんな事を思いながら数日、とうとうローズちゃんの家に遊びに行く日が来た。私は気合を入れて、今日はローズちゃんの髪の色、赤色を意識して、赤を差し色にした白のドレスで行くことにした。少しでもローズちゃんに近付く為に、、
大きな門の前で馬車が止まり、ローズちゃんの家族総出でお出迎えをしてくれる。
「今日はお招きありがとうございます。楽しみにして参りました。」
「テイラー嬢、よくお越しくださいました。狭い家ですがくつろいで行ってください。よろしければこれからも末長く我が家のローズと仲良くしてくださると嬉しいです。」
うちの爵位が上だからだろう、ちょっとだけ下心が透けて見える。しかし私は爵位どうのこうのよりもローズちゃんとキャッキャうふふしたいのだ!!挨拶は短ければ短いほど良い!
短く挨拶を済ませると、後は執事の後ろに沿ってローズちゃんの家の庭に用意してあるティーセットの前に座る。
「今日は来てくれてありがとね、、」
顔を少し赤くさせて、照れながらローズちゃんが言う。うんうん今日もきゃわわですね(ニッコリ)
「今日はお茶に誘ってくれてありがとう。とっても楽しみで昨日は中々寝付けなかったんだよ」
嬉しすぎてニコニコで話す。
「うっ!貴方もう少し顔が良いことを自覚した方がよろしくてよ、笑顔が眩しすぎて話に集中てきなくなってしまうわ」
(えーー可愛い子に可愛いって言われたの!?私がその言葉お返ししたい!!………)
「ローズ、貴方も可愛いのだから(私に)気をつけた方がいいわ」
「なっ!!か、可愛いって、、、気をつけるって何に気をつけるのよ…………」
たわいもない会話を続けていると、ローズちゃんがもじもじしだした。
「ねぇ、、この間のお茶会、アレクシス王子の事、貴方なんとも思ってないって言ってたけど、実際はどーなの?」
えっ……今私の事、貴方って言った?えっ!!お友達だよね私達……
「ローズ……貴方じゃなくて、私の名前はアデルです!!アデル!!アデルって呼んで!!」
王子なんてどーでも良い!私はちゃんとあだ名で呼び合って友達同士のキャッキャうふふしたいのだ、、
「あなた……じゃなくて、アデル、本当に王子に興味ないのね、、変わった子ね、、お家の人に何か言われたりとかしないのかしら?」
「私は跡継ぎではないからじゃないかしら?特に何か言われた事はないけれど、、
それより!!私のお兄様って凄いんだよ!頭も良いのに魔法も天才で!!顔も凄く可愛くてかっこいいんだから!!」
「アデル、貴方ちょっとブラコンじゃない?それに可愛いのか、かっこいいのかわからないじゃない!!」
「カッコ可愛いんだよ!!両方を持ち合わせてるお兄様ってすごいんだから!!きっとお兄様を見たらローズ惚れちゃうよ?性格も良いんだから!!」
と、お兄様をちゃっかりと布教してみる。
(確かにこの子のお兄様だったら、、とっても美形ね、、一目惚れしちゃうかもしれないわ……)
「それよりも!!王子の話よ!!私どうしてもお付き合いをして、王妃の座を掴まないといけないのよ、、お父様に小さい頃から言われてるの……」
「ローズは王子の事が好きと言うわけではないの?」
ふと疑問がよぎる、やはり、政略結婚というもので結婚しなければいけない世界なのか、、と
「王子は好きよ、かっこいいし、性格も優しいし、みんなに分け隔てなく優しいもの、ただ、敵が多すぎて、アデルまで敵だったら私に勝ち目なんてないから聞いておきたかったの、この前興味ないって言ってたけど、実際に聞いてみないとわからないでしょ?」
「本当に王子に興味ないから安心して、、ローズに興味はあるけど(ニッコリ)好きなお菓子何かなぁとか、得意な魔法は何かなぁとか、どんな服が好きなのかなぁとか」
(興味あるってニッコリ微笑まないでほしいわ!変な方向に話が向いたのかと思ったわ!!この人たらし!!)
「私だってアデルに興味あるわ、今日の服も可愛いし、アデルの好きなお菓子も知りたいわ、次お茶する時に準備しておきたいもの、、、」
と言い頬を染めてちょっと拗ねたように見つめられる。かわいい、、そして、次の事まで考えてくれてるなんて嬉しすぎる。
「次はディランとマークも誘って遊びに行こう?四人で遊べるところっていったらどこになるんだろうね?」
「そうね、、男の子達が嫌がらないならショッピングとか行きたいけど、、、」
目をキラキラさせてローズが言う
「ショッピングいいかもしれないね!服だけじゃなく、剣や、文房具とかも見てまわればみんなで楽しめるよ!!」
次のお出かけも約束して、初めての友達のお宅訪問は終了したのであった。




