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お兄様を作ろう!!

 友達もできて、私は浮かれている。


「アデレイド嬢、聞いてないですね?えいっ!!」


 ニマニマと、この前のお茶会の事を思い出していた私はバリアの練習中だというのに、集中力を切らしていた。頭の上に小石がドドドッっと沢山降ってくる。沢山である……。


(先生……ヒドイ……)


「僕との授業中に余計な事考えてる方が酷いんじゃないの?アデレイド嬢?」


 心を読まれた??


「そろそろ、僕が最初に見せた光を具現化する魔法をやってみようか?できれば動くと良いけど、最初は前と同じ丸い光を具現化してみようか」


 私は丸い光の玉を出した。今回は閃光じゃなくちゃんと光の玉だ!!


「先生できました!!」


「今回は上手くできたね、じゃあ次は形あるものを作っていこうか?何か作りたいものとかあるかい?」


 私は悩んだ、作りたいものが実はあったのだ、だけどLV1 の私が作れるかどうか、いや!作っても良いものかどうか…………悩ましい…………が!!ええい!!作ってしまえ!!


 ピカーーーーッ閃光が眩く輝いた、どうやら気合が入りすぎてしまった様だ、、


「アデレイド嬢、、不意打ちで閃光はやめてくださいね、僕の目がやられたんですが、、、」


「すみません先生、、でも!光の具現化、上手くできましたよ!!早く!早く!見てください!!」


 と言うと、先生は自分に治癒魔法をかけすぐに見てくれた。


「これは、、、、レオナルド君ですね」


 先生が若干引いている、、

 私が毎日眺めてきたお兄様を具現化したのだ。ゴーレムのお兄様があるならば光のお兄様が居たって良いと思う。お兄様最高!!


「よく出来てるよコレ、君はある意味凄いよホントに…………」


 呆れながら先生は呟く。


「じゃぁこのまま光のレオナルド君を動かしてみようか?ここまで繊細だと結構難しいと思うけど、頑張ってやってみようか?」


 お兄様を動かそう、まずは表情から、あの優しくて、キラキラ輝く可愛い笑顔にしてみよう。ぐぐぐっお兄様の輝きには程遠いが一応合格点だろう、、、。


「こだわりが凄いねぇ……」


 次はナデナデしてもらおう!!ニマニマ、、


「アデレイド嬢…………何も言わないでおくよ?、、、」


 撫でてもらおうとしたその時、グニャっと光のお兄様が歪んだ、、


(わ、私の心が邪だったから歪んでしまったの!?)


 悔しい!!もう一度お兄様をちゃんと思い浮かべながら挑戦する。

 成功!!可愛い笑顔のお兄様にナデナデしてもらっている。最&高!!次は抱っこ!!次は、、次は、、、、とめどなく光のお兄様と戯れていると、


「はーーい、今日はここまで!レオナルド君をちゃんと消しなさい。

 アデレイド嬢は変な妄想や、考え事しなければ魔法をキチンと操れるみたいだね、次の授業の時は攻撃魔法をするから、くれぐれも集中切らさない様にね、本当に危ないからね……」


 私は光のお兄様と泣く泣くお別れしたのであった……。



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