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光の爆誕

初めての投稿です。楽しく読んでもらえたらと思います。

 私が生まれ落ちた瞬間部屋中に光が輝いた。


「この光!凄いわ、この子はきっと素晴らしい能力を持っているわね」

 

 微笑みながらアデレイドの母ルーシー・テイラーは言った。


「あぁ、きっとそうだな、でも母子共に無事に生まれてくれた事が嬉しいよ。君に似て美人だしね」

 

 とイケオジな声で父グレアム・テイラーは言った。


「とーたま、この子がボクのイモウトになるの?」

 

 可愛い白銀の髪をふわふわさせながら兄レオナルド・テイラーは呟いた。


 私は前世の記憶がある。生まれた瞬間から優しい声に囲まれ、幸せに暮らせそうだとホッとした。

 

 ただ、この生まれた世界が小説の中の世界なのか、俺つぇぇぇの異世界転生の世界なのか、それとも乙女ゲームの世界なのか、それ以外の世界なのか分からない。

 ならば、良くある悪役令嬢になって処刑エンドはごめんなので我儘は禁止だ!!あと、強すぎると国に囲われ、自由がなくなるかもしれないので、もし強かった場合はそれなりの能力で生きよう!!逆ハーだった世界のことも考えて男の子にはあまり近づかないようにしよう!!監禁エンドとかそーいうのはだいたいハーレムものだもんね、うんうん!!


 あるかどうかも分からない未来にあーだこーだと色々考えながら私は誕生した。

 それから私はこの世界が魔法が使える世界だということを知った。何故なら乳母が私をあやす為に水でできた蝶々や兎などを作って私に見せてくれていた。

 なので、私は乳母が近くでうたた寝をしている時を狙い、魔法の訓練をしてみる事にした。

 魔法は丹田から気を巡らせると言う方法を何かの小説か漫画で読んだなぁとぼんやり思い出し、物は試しで、丹田に力を入れてみる。すると、体がじんわり温かくなるのを感じた。と同時に激しく体が光った。


(まずい!!乳母が起きちゃう!!!)


(でも、もしかしてチートで魔法がつかえちゃうんじゃないの!!??)


 ニヤニヤと赤子が浮かべてはならない笑みをうかべていると、急に眩暈がし、記憶がブラックアウトした。そうなのだ、赤子にはこの魔力操作というものが難しく暴走したのである。

 乳母が光で目を覚ました時、私は瀕死の状態だったそうだ。


(怖い、、、死ぬところだったなんて。まだ何も楽しいことしてないのにぃ、、、)


 今後は慎重に行動しよう!!それからの日々はお兄様が読み聞かせをしてくれたり、一緒に遊んだりした。文字を読めるようになった時からは、この世界の事など勉強を真面目にやった。特に魔法の本は読み漁った。魔法には火、水、風、土、光、闇の六つの属性があり、ほとんどの人が光属性を持っている事を知った。

 なぜなら勇者が子孫を沢山残し、その勇者の光属性が広まったかららしい。

 勇者よ…………節操がないな

 そして、沢山広まったせいで光属性の能力も薄まり光を灯すか、怪我を少し治すかのみになっていた。怪我も軽い怪我を治せば自己治癒能力が薄まるということで滅多に能力は使わないらしい。

 しかし、貴族は両親がなんらかの属性持ちである事から光属性+その他の属性を持って生まれる。

 また、魔法の訓練は5歳の属性検査を迎えた後から訓練する事になっているらしい。それより先に訓練を始めると魔法が枯渇し使えなくなるか、何らかの障害が出るか、最悪死ぬ場合がある。


(本当に私やばかったなぁ…………)


 しみじみ思う。今日はいよいよ属性検査の日だ。何属性か今から楽しみだ。やってみたい魔法もたくさんあるし、全属性持ちの魔法使いだっている。


(私全属性持ちだったらどーしよぉぉ)


 ニヤニヤしながら属性検査を待っていると、


「アデル変な顔してるよまた変な妄想ごっこしてる?兄様といる時は兄様だけみてて」

 

 と可愛い髪の毛と同じ白銀の目で見つめてくる。


「おにいしゃまだけ見てるよ」

 

 コテンと首を傾げてかわい子ぶりっこしてみる


「そっ、なら良いけど」

 

 と今度はそっけなく前を向いて静かに待っている。しかし耳が赤い!!私は知っている、兄様は私の事が大好きだ。コテンとした姿が可愛すぎてそっぽを向いただけなのを私は知っている。お兄様可愛すぎる。

 そんなやりとりをしながら順番を待ち、次が私の番に迫った。

 煌びやかな聖堂の門を家族全員で通り、私は目の前の魔法陣の上に立つよう言われる。属性を判別する聖職者3人が立っていた。

 私が魔法陣に立った瞬間生まれた時のような強い光が部屋全体を包んだ。どよめきが起こったが、光が落ち着き魔法陣を見た聖職者達は沈黙した。

 沈黙が長かったせいか


「娘は何属性なんでしょうか」

 

 焦れたようにお父様が聞いた。


「……り……せい…みです。」


「なんですか?」


「光属性のみです」


(…………えっ…………)


 母様は「えっ…何が起こったの」と狼狽え、父様は「そんなこの子が何をしたっていうんだ」と悲観した。周りの聖職者達も貴族の子供がまさか光属性のみという事が初めてで戸惑いを隠せていない。


「父様、母様、アデルを守ってあげられるのは私達だけですよ、光属性だけでもいいじゃないですか。一生一緒に暮らせば良いのです。守りましょうアデルを!!!」


 顔を少し赤くしながら兄様が言った。


「そうだな、アデルは私達で守っていこう」


「そうね、あの強い光はなんだったのかしら…………私の可愛いアデル……泣かないでね、光属性だけでも貴方は侯爵家の人間よ強く生きましょう」


 私は呆気に取られ「はい……」と小さく呟くしかなかった。

 

 全属性なんて夢見たからこんなことになったのかなぁ……………………


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