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生まれ変わり?

アルファポリスで投稿したものをこちらにも投稿します!!アルファポリスの方が1話更新が早いのでよかったら見に来てくれると嬉しいですタイトル名は同じです✨

ピピピ ピピピ

規則的な音が脳内に響き渡り目を覚ます


私は自分の人生に希望を見いだせない

そこら辺にいる普通の高校生だ


家族は一応いる

だが母子家庭で母は常に仕事に行っている

だから会話もない

そして顔を合わせる事もほとんどないからいるようでいないようなものだ。



制服に着替え朝食を摂り歯を磨き髪の毛を整え一通りの準備を済ませ学校へ向かういつも通り変わらない日常

そんな日々を私は心底嫌っていた



ねえねえ昨日のテレビ見た?俺も彼女欲しいな~と中身の無い会話を繰り広げる人達


ニヤニヤしながらスマホを見て盛り上がってる人達


「おはようっ根暗ぼっちちゃん」そして自分より弱い者をいじめて快楽を得る人達


さて今日もいつも通りの#日常__いじめ__#が始まる


いじめられることにきっかけなんてない元々人とコミュニケーションを取る事が苦手で馴染めなかった、だから恰好のまとになった


それだけだ


結局私みたいな人間はこの先罵られながら肩身の狭い思いをして生きていくしかない


この世の中は自分が辛い思いをしないために他の人を犠牲にしていく

そういう生き方が上手く生きるすべとされている


もちろん救いなんてない


実際にクラスメイトは自分が標的にならないように誰も何も言わない


そういう生徒を助けるのが義務なはずの教師でさえも厄介事には巻き込まれたくないらしく見て見ぬふりを突き通している



「せっかく話しかけてあげてるんだから無視するなよ」

「何言っても話さないじゃん気持ち悪いそんなんだから友達出来ないんだよ」


無視を貫き通していたらうるさい女たちが私を囲み口々に暴言を吐き始めたこういう時だけは早く授業が始まって欲しいと強く思う



靴箱にはゴミを詰められて教科書を隠されて休み時間は雑用を押し付けられるこれもいつも通りの日常


お弁当は捨てられたので昼休みは購買でパンを買い1人で中庭で食べるこれも変わらない日常での私の習慣だ


ベンチに座りパンを食べていると近くに黒猫が来た

学校周辺に猫なんて住み着いてたっけな

そんなことを思いながら私は猫に話しかけて過ごした


「いいよね君は学校に行かなくてもいいそれにめんどくさいことも何も無い」


猫を羨んでどうするんだよそんな事を思っていてもつい言葉が出てしまう


猫はどうでもよさそうにあくびをしながら伸びをしてにゃんと一言返事を残してどこかへ行ってしまった


「もう行っちゃったつまんないの」そっと呟き教室へ戻った



そんなこんなで学校も終わり家に向かい路地裏の辺りを歩いている最中の事だった



誰かが殴られているような鈍い音が聞こえた

それと同時に女の人の泣き叫ぶかのような声も聞こえてきた

なんかあったのだろうか厄介事に巻き込まれるのは嫌だな


見て見ぬふりをして通り過ぎるのは私でも出来る

だがここで何も行動しないと自分の嫌いな奴らと同じ位置に堕ちてしまうような気がしてなんとなく癪だ


それに見捨てられる辛さは私も知っている


何かあったら警察に通報出来るようにスマホを持ち走り出した


声のした方向へ行くと

そこには自分と同じくらいの女の子が倒れていた。

大怪我をしていて血も大量に出ている

どうやら酷い暴行を受けていたようだ服は汚れ所々破れている急いで駆け寄りまずは救急車に電話しようとした時


曲がり角から鋭いナイフを持った男が現れた

この子をこんな目に合わせた奴だろうか


逃げなければいけないと本能的に危険を感じた私は立ち上がり逃げるルートをかんがえ

だが体が恐怖に支配されて言うことを聞いてくれないガタガタと震えながら警戒した目で男を睨んだ


「あれれ~こんな人気のないところに2人もいるじゃんラッキー」男は不気味な笑みを浮かべ私たちに近づいてくる


あぁもう終わりか


男がナイフを私に振り下ろそうとした瞬間

目の前が真っ暗になり私は倒れた


にゃーん

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