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4.入学式


クラスごとに分かれた後、新入生用の飾りをつけて、体育館に入場する。既に体育館には上級生達が集まっており、明らかに野球部と思われる人もかなり多く見かけた。


入学式が始まると、校長先生の挨拶や生徒会長の挨拶、来賓の人達などの祝辞が述べられる。

後は新入生代表の挨拶があって終わりかな。正直、パイプ椅子に座って長々と話を聞くのは疲れるから、手短に終わらせて欲しいもんだ。俺は半分船を漕ぎながら、挨拶が終わるのを待った。


先生からの紹介が終わり、1人の生徒が壇上に登って挨拶を始めた。


『…柔らかく暖かな風に舞う桜とともにーーーーー私達はこの学校に入学しーーーー』


ヤバい。マジで眠くて話が入ってこない。耐えろ俺。今寝たら確実に怒られる………zzz


『………以上、新入生代表、清水沙織』


……ハッ!いつの間にか挨拶が終わってる!?……ってか、清水沙織?同じ中学でバレー部だったあの清水か?随分と背が伸びたな…‥にしても代表挨拶を任されるってことは、学年主席って事か?……と、そんな事を思ってる間に、退場の案内が流れたのでさっさと戻ろうか。


教室に戻り最初のHR終えて教室を出ると、美香が待っていた。


「すまん、美香。待たせたか?」


「ううん、私も今終わってきた所だから大丈夫だよ。それより、早く帰ろう?」


「おう、今行くよ。ちょっと待ってて」


俺は支給された教科書を適当に詰め込むと、小走りで美香の元へ向かう。


「私は気にしないから、そんなに急がなくても良いんだよ?」


「だって、早く美香と帰りたいんだから仕方ないだろ?」


「もう、バカ」


少し照れたようにしてるのが可愛くて、つい笑顔になってしまう。


「なにニヤニヤしてるのよ……?」


「いや、何でもないよ。ただ、可愛いなぁって」


「もうっ、バカっ!」


そんないつも通りのやり取りをしながら、帰路についた。



説明はこの辺で。次から話が飛躍すると思います

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