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いつか幸せになれるその日まで。  作者: さくらもち
新たな想い
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new Friends

◇ ◇ ◇ ◇


体育祭が終わった。私の恋も終わった。

「終わったね〜。勝てなかったけど楽しかったよ〜」

「お前出た競技全部ボロボロだっただろ」

いつも通りつっこまれる。運動が苦手な割にはがんばったほうなのだが運動できる人から見たら全然できていないのか…。

「は?ごめんね?私見る専だから」

「あー、もしかして俺を見てた?」

「やっば、、ほんとひくわー、」

「だよね!ほんとこいつどうかしてるよね!」

急に会話に入ってきたこの子は祐奈。明るくてからかわれても「おいおい!笑」みたいなノリで返す子だ。

「2人揃ってひどすぎだろ!?」

「は?なわけ」

「なんかよくわかんないけど遥斗が悪い」

「なあお前ら俺へのあたり強くない?ってか祐奈、俺はお前になにをした?2人とも俺へのあたりが強いのはなぜ??」

確かにそうだ。他の人と話す時は人に気を使って話している。意見を否定するなんて恐ろしいことはできない。小声にもなっているし…。そしていつも作り笑顔をしている。

それがどうだろう。遥斗といる時は気を全く使っていない。意見はよく対立し、言い争いはしょっちゅうある。どちらかと言えば大声だし、笑う時は心の底から笑顔になれる。

「え、しらん」

「ごめん、同じく」

「んだよ、もー」


◇ ◇


「みーれーいーっ!一緒に行こ!!」

「えっ、あっ、うん!」

移動教室に誘われた…!私を呼びに来てくれる人がいる。それがすごく嬉しかった。

「祐奈〜!置いてかないでよ〜!あっ!美玲!行こー!」

そう言って走ってきたのは祐奈とよく一緒にいる彩音である。

「よし!じゃあ、行くか!Let'sGoー!」

「「おー!!」」

3人で行くことになった。


「遥斗って基本変な人だよね?w」

祐奈が唐突に言い放つ。私も、

「そうなんじゃない?w」

と続く。

「絶対そうだよ!ってかずっと変」

と彩音。

「いやぁー、それな?w」

「ここだけ聞くと遥斗ってやばいやつ…?w」

「いや、やばいやつだから!!w」

遥斗はディスられている。これでも毎日テンションMAXで生きてけるなんて尊敬するよ…。私には到底難しいから。

「なんか祐奈ってつむじはげてね?」

これまた唐突に聞いていた。

「え?はげてないし!!」

「またまたー」

「いや、ほんとに!ガチで!どちらかと言えば遥斗のがはげてね?」

「どっちもどっちかな。2人ともはげてるってことで!」

「絶対違うよぉ〜。あいつの頭見たことあるの?」

「なくはないけど意識して見たことはない」

話の中には遥斗が出てくる…。しかもあまり良くなく…。でも楽しかった。


祐奈は遥斗のことが好きなのだろうか。こんなに名前が出てくるのはどうしてなのだろうか。

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