クレーマー「おい、店長呼べ」
14作目です
クレーマー「おい、この弁当に髪の毛入っていたぞ。どう責任をとるつもりだ」
店員「申し訳ございません」(うわーめんどくさい客来たよ)
店員「すぐ新しいのと取り換えます」
クレーマー「取り換えただけで済むか、慰謝料寄越せ」
店員「お客様それはできません」(これくらいで慰謝料もクソもないだろう)
クレーマー「なんでできないんだよ。客に迷惑かけたんだぞ」
店員「そう言われましても」(お前は俺に迷惑かけてんだぞ。俺の方が慰謝料貰いたいよ)
クレーマー「もうお前じゃ話にならん。店長呼べ」
店員「店長は今居ないので呼ぶことはできません」
クレーマー「はあ、電話して今すぐ呼べ」
店員「分かりました」(とりあえず電話するか。店長が来たら全部店長に丸投げできるし)
~電話中~
店長「もしもし」
店員「あ、店長。今、めんどくさいクレーマーの方が来まして、店長呼べっと言われたので電話しました。お店まで来ていただけませんか」
店長「眠いから無理」ガチャ
店員「あのクソ店長」
店員「申し訳ございません、店長とは電話が繋がらないので呼ぶことができません」
クレーマー「はあ、責任者も呼べないこの店は本当ダメだな」
店員「申し訳ございません」
クレーマー「さっきから謝ってばかりで誠意が感じねーんだよ。お前みたいなやつがいるから日本はダメになるんだよ」
店員 カチン
店員「さっきからゴチャゴチャうるせーんだよ。俺みたいな奴が日本をダメにする。はあーお前のようなクレーマーの方がよっぽど日本をダメにするわ」
クレーマー「なんだぞ。それが客に言う態度か」
店員「てめーみたいな奴は客じゃねー。こんな店クビになったってもう構わねー」
店員「お前知っているか、今日本当は俺はオフの日だったんだ。それがあのクソ店長、今日LINEで「今日の夜勤お願いね」だぞ。あのとき湧き上がる殺意を精一杯鎮めるの大変だったんだぞ」
クレーマー「おう」
店員「それに加え、お前みたいなクレーマーまで出てきたんだ。もう今日は厄日以外の何物でもねー」
クレーマー「すみません」
店員「すみませんじゃねー。髪の毛一本くらいで怒鳴り込んできやがって。そもそもその髪おめーのじゃねーのか。今すぐDNA鑑定して確かめよーぜ」
クレーマー「すみません、髪の毛無くしてしまって」
店員「はあーなんで無くすんだよ。クレームつけに来たのなら証拠の髪の毛くらい用意しておけ」
クレーマー「すみません」
店員「すみませんじゃねー。何回言う気だ。だいだいこんな深夜に飯食っていること自体健康に悪いんだよ。早死にするぞ」
クレーマー「あの、本当この度はすみませんでした。もう帰ってもいいですか」
店員「何勝手に帰ろうとしてんだ、このクレーマー」
クレーマー「本当すみません、それじゃー」
店員「待てこら」
クレーマー「ひ、追ってこないで」
その後店員は店をクビになり、クレーマーは二度とクレームをつけることはなくなった
(終わり)