ラッキースケベを幼女と共に
「はぁ〜、ここが今日俺達が泊まれる部屋か〜。なんか一区切りって感じだな」
「ミオと同じ部屋だなんて…最悪!」
ここ数日で俺の引きこもりによるヘボさを読み取ったフィリアは、ここぞとばかりに言い散らす。
「おい。俺がいなかったらお前はあのままあの村にいる頃だぞ」
俺も負けじと言い返す。
「ってか、なんなのよ、『みんなを探しに行こう』ひしっ、て!」
「うわぁぁぁぁ!それを言うな!恥ずかしくなるぅ!」
弱みを握られた。
「はあ。それじゃ、あたしは先にお風呂に入るから
、絶対に覗かないでよふりじゃないからねえわかってるの!?」
「安心しろ。ロリに興味はない」
その一言で更に機嫌を悪くしたフィリアは目くじらを立てて部屋にある備え付けのお風呂へと直進した。
あたしはロリじゃない。と一言を添えて。
ーーー
「ふんふふふ〜ん。久しぶりのお風呂。はわわわぁ。蘇る〜」
久しぶりのお風呂で砂っぽい体をもとのすべすべとした肌へと戻していく。
村のみんなが消えてから二週間ほどたっていた。
その間一度もお風呂に入れていないのだ。
「はあぁぁ。さっきはあんな啖呵切っちゃったけど、明日どうしようかな〜」
ーーー
今、半径5メートル以内に全裸の少女がいる。
この状況はロリコンにとって心臓発作レベルのシチュエーションだろう。
だがしかし!
俺が好むのはムチムチボディのお姉様だ。
決してロリの魅力には屈しない。
とはいえ、何とは言わないが何日もいろんなものを溜め込んでいる俺に、そんな余裕はなかった。
いや、これって誘ってるってことじゃないか?
今ならなんか行ける気が…いやまて!
ここでしくじったら全てがおしまいだ!
心臓を砂に変えられて殺される!
善悪の心が揺れる。
そして俺は決心した。
ーーー
「はぁ〜。もう三十分は入ってるし、みおに変わってあげるかな〜」
湯船から出るため立ち上がると…
ガラッ!
!?
突然風呂の扉が開かれたーーー!
「キャァァァァァ!?!?!?!?」
「ブワァァァァァ!?!?!?!?」
そこにはタオル一丁の美扇の姿が!
「こういうことに関しては常識人だと思ってた!なんなの?私だって抵抗するよ!?」
両手で秘部を隠し再び湯船に浸かる。
ーーー
俺は決めたのだ。
よし、適当な理由つくって一緒に入ってしまおう。
きっと、引きこもりの俺は突然の労働により、頭をおかしくしてしまったのであろう。
女体という魅惑に勝てなくなってしまった。
もうこの際、なんでもいいや。
服を秒で脱ぎ捨て、タオルを腰に巻き、準備は万端だ。
開け!夢の扉っ!
ーーー
「これはだな、裸の付き合いってやつだ」
フィリアの声に不覚にも驚いてしまったが調子を整える。
「なんなのそれ!?一度も聞いたことないよ!」
両者困惑。
「それは…互いの絆をより深めること。すべてを許すことで僕達はより良いタッグになれるってわけさ。それに、俺には妹がいるし、慣れてるから平気だって…」
これが俺の、作戦だ。
全国のロリコンたち、真似するなよ、死ぬぞ。
これで正当化されたな、とわかると、自分でも理解できるほどに調子に乗った。
「ほら、社交辞令だ。早く背中洗ってくれよ」
一糸まとわぬ姿の少女は立ち上がる。
あれ?素直だなと思った矢先。
「調子に乗るなぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ぷつり。
俺の記憶はここで途切れている。
ーーー
「はぅっ!」
俺は覚醒した。
何があったか不鮮明だ…。
何故か残念な気分になる。
周りを見渡すと借りた宿の部屋。
と、部屋の片隅にはフィリアが三角座りで蹲っていた。
「おいフィリア、何があったんだよ」
フィリアは、顔を赤らめる。
「そ、その下のをしまって、いや、しまってくださいミオウさん…」
ん?
下に視線をずらすと…
「うわぁぁぁぁ!」
そこには俺の生まれた時から付与されていたエクスカリバーがそびえ立っていた。
ーーー
「なんか、今日はごめん」
流石に俺も罪悪感と羞恥心ではちきれそうになった。
それと共に、何をしてしまったんだという損失感にも苛まれた。
「い、いいよ」
先程からフィリアがよそよそしい。
本当に何があったのだろうか!?
「あの〜、よろしければ何があったかお伝えしていただけませんか〜」
するとフィリアはうぅ、といって更に身体を布団にうずくめた。
まあ当分はこのキャラが丁度いいだろ、と適当な理由付けをした。
「おやすみ」
「おやすみなさい…」
この夜はよく眠れないふたりであった。
ーーー
「よ〜し!今日は気持ちを入れ替えて、仕事を探すぞ〜!」
昨日の恥ずかしさを振り払うためにわざと張り切ったふりをした。
「あ、あたしはここで待ってるから、いいよ。昨日は啖呵切ってごめん」
フィリアも昨日の店ではああいったものの、実は何も考えがなかったらしい。
ーーー
「す、すみません。何かお仕事はありますでしょうか」
人生初の仕事を探す。
そのため、エフォートビレッジの求人所へ向かった。
そこにはもろタイプの巨乳童顔お姉様がいた。
「た、ただいま村の周りに外壁を築く仕事と、その仕事を敵対生物から守る仕事が空いていますが、どうでしょうか?」
きっとお姉様も俺の困惑ぶりに困惑しているのだろう。
口元が少しひきつっていた。
もう、おうちに帰りたい…
元引きこもりに大変なダメージを与えた。
「じ、じゃあ危険度が低い方で…」
「し、しかし、ただいま村の衛兵や冒険者のみなさんは、王都に招集されていて、外壁工事を守る人がいないため、どちらにせよ危険なことには変わりないかと…」
「じ、じゃあ守り人でお願いします…」
仕事内容を説明してもらい、一度宿屋へと戻った。
ーーー
「フィリア〜フィリアどこだ〜」
二人で外壁の守り人をすれば、危険度も効率も良くなるはずだ。
というよりは、フィリアがいなければ成り立たない仕事だ。
「ここだよ〜。ちょっとこっちきて手伝って〜」
昨日のことがあったのに、もうケロリとしていた。
すると押入れの上の段で人影が動いているのが見えた。
フィリアが天井裏で何かをしているらしい。
押入れの近くまで、やれやれと近寄ると、まずいことに気づいた。
そう、俺の眼前には少女の柔らかいお尻が存在していた。
つまさきを伸ばして天井裏を見ているのでギリギリな感じで天井裏を覗いていた。
このお尻のことでまたなにか騒動が起きたのでは今後の仕事に支障が出る。
「お、俺は何すればいいんだ?」
早く仕事に行けと言われているので催促する。
「あたしをもっと上にあげて〜!もっと奥が見たいの」
しょうがなく、触れるところに気をつけながらフィリアの腰を持ち上げてやる。
ふにっふにやんけー
「きゃっ!」
悲鳴とともにぐらつき、俺共々床に倒れ込んだ。
ゆっくりと目を開けると、上にフィリアがまたがっているのが見えた。
あれ?これまずいんじゃ…
それも、顔の前で足を開脚し、霰もない姿を晒しているかたちだ。
「いやぁぁぁ!」
二度目の悲鳴とともに、俺の意識は遠のいた。
ーーー
目を覚ますと昼のチャイムと思しき鐘の音が鳴り響いた。
すぐさま飛び起き、前回同様部屋の片隅でうずくまるフィリアを抱え、
「仕事だ!仕事に遅れるんだよ!」
慌ただしく部屋を飛び出した。
なんだ今日は!?
いらないラッキー(アンラッキー)が多すぎるんだが!?