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9/13

フィールド探索

書き終わったと思った途端に間違えて全て消しちゃって絶望しました


これもクリスマスの呪いに違いない。

昨日、夜遅くまでマップづくりやカキコに励んでいたせいで俺が目を覚ましたのは午前9時頃となってしまった。

慌てて飛び起きた俺は、そのまま隣の部屋の寺坂が起きてるかを確認する。

しかし。


「ぐー。」


彼は、ドアを隔てているのに聞こえる程のいびきをかいていた。

どうやら彼もぐっすり寝ているようである。


が、このまま寝かせるわけにもいかないので、俺は寺坂を起こすためにドアを全力で蹴った。


すると、寝ぼけた寺坂が出てきて、「あと60分…………」とか言ってきたので腹に『マジックバレット』を叩きつけておいた。

良い目覚ましになったようで、今はスッキリとした顔をしている。


そういえば、ここの宿屋って食堂とかがないな。まあ、どういうわけか腹減ってないからいいけど。


それに気づいた寺坂はがっくりしていた。コイツは寝ること、食べること、そして運動することが好きなタイプだからな。

そんな寺坂を引き連れて昨日と同じ北の草原についた俺は、目の前の光景に唖然とした。

隣にいる寺坂も、唖然としている。


「何で………こんなにプレイヤーが居るんだ!?」

「昨日はガラッガラだったぞ!」


そう、北の草原に沢山のプレイヤーがいたのだ。

そして、皆で仲良く『ブルースライム』を虐殺している。


どういうことだ、いくら一つのチャンネルに平均2000いるといえど、こんなに大量のプレイヤーが一つの所に集まるはずがない。

そこまで考えた所で、俺は一つ閃いた。


俺はメニューから『攻略掲示板』にアクセスする。

すると、案の定スレが凄いことになっていた。


【まさかの】ETO2本スレpart1【デスゲーム化(´・ω・`)】(847)


ETO2情報提供スレpart1(572)


チラッと内容を見たが、話題の大多数が俺の書き込みに関するものだった。

道理でここにプレイヤーが多いわけだ。


なににせよ、ここで狩りをやるのは余り宜しくなさそうだ。

さっき寺坂に『マジックバレット』を叩き込んだことから判るだろうが、このゲームではプレイヤーキルが可能だ。

もしも何かの間違いで攻撃に巻き込まれると困る。

俺達は超紙耐久だからな。ホントどうにかならんのか、この耐久。


という訳で、俺は未だに呆然としている寺坂に提案をした。


「あのさ、流石にここで狩りはできねえじゃん?

ってことでよ、東か西にいこうぜ。」


あえて俺が原因であるとはいわない。

そう、あえてだ。断じて突っ込まれたくないからとかそんなじゃないからな!

寺坂はまさか隣に元凶がいるなど考えてもいないのだろう、普通に返事した。


「そうだな。東、西どっちにする?」


話し合いの結果、俺達は東のほうで狩りをしてみることにした。















東の方は、山岳地帯となっていた。

俺は『魔力探知』を発動してしっかりと安全マージンを取りながら進むことにした。

何かあったら怖いからな。


最初に遭遇したモンスターは『ロックジェル』だ。

ただ、『フレイムバレット』一発で吹っ飛んでいったので強さ的には『ブルースライム』と同レベルだろう。経験値も同じくらいだったしな。


その次に俺達が遭遇したのは『コボルト』だ。

コボルトを視界に収めた俺は、近くにある岩に寺坂と隠れた。

そして、パーティチャットを使用する。


シルト どうだ、コボルトの場所はわかったか?

†TERROR† おう、見つけた。

シルト じゃあゴブリンにやった要領でやるぞ。

†TERROR† 了解。


(『フレイムバレット』!)


俺の放った一撃は見事にコボルトに直撃し、その頭上に37ダメージ!という表記を躍らせた。

今ので減ったHPバーは約3割。HPはゴブリンよりも低いようだ。


俺の一撃を食らったコボルトは、俺を標的として捉えたようで、襲いかかってきた。


(って、速っ!?『フレイムバインド』!)


ゴブリンとは似ても似つかないスピードに驚きながらも、俺は魔法は成功させた。

コボルトは脱出しようと暴れるが、その頭上に浮かぶは炎症によるダメージ表記だけ。

そして、そんなコボルトの後ろから、大剣がぬっと現れた。

そして、それが素早く2連続で振られる。


「『ラピッドスラッシュ』!」


67ダメージ!66ダメージ!


相変わらずの化け物火力がコボルトを襲う。

HPバーを一瞬で削られたコボルトが、その場で光の粒子となった。

序にドロップ品として『コボルトの爪』を残していった。

コボルト、お前の形見はしかと受け取った。後で売ることになるだろうけど。


さて、コボルトを倒した所でコボルトについてまとめよう。

まず、HPはくっそ低い。120程度だ。ゴブリンの半分程度しか無い。

それと、ゴブリンと違って武器を所持していない。その分、爪と牙が発達していた。

特筆するべきはその速さ。ゴブリンの3倍はあるだろう。

紙耐久の高速アタッカーって所か。

それと、経験値は6%入っていた。

レベル3になってからゴブリンを倒していないので分からないが、多分ゴブリンと経験値は同じくらいだろう。

効率を考えるならこっちの方がいいだろうが、万が一を考えるならゴブリンを狩ったほうが安全だな。

まあ、あっちは混んでて無理だけど。


「何だ、意外と弱かったな。拍子抜けしたぜ。」


寺坂が本当に拍子抜けしたように呟いた。


「いや、お前コイツの速さを知らないだろ。

俺達は速さに対応できたからあっけなく勝てたけど、他の奴だとこうは行かないぞ。」


「そういうもんなのか?

まあ、確かに速かったけどよ。」


「いや、結構怖いぞ。

二足歩行する犬が犬歯抜き出しにして襲いかかってくるんだから。

多分ビビる。」


「そ、そうか。

でも、お前は大丈夫なんだろ?

だったら今と同じ作戦でここで狩りをしようぜ。」


「いいのか?奥に進まなくて。」


「ブルースライムからゴブリンになった時に滅茶苦茶強さが上がっただろ?

だからさ、同じようにこのまま行くとコボルトより数段強い奴が出てくるかもしれないじゃん。

だからさ、一旦レベルを上げてから行こうぜ。狩野。」


「そうだな。一理ある。

それに、急いでレベル上げをするより命のほうが大事か。

よし、そうしよう。

まずは、前方240m先にいる奴を狩るか。」


俺達は、早速レベル上げを開始した。

1日目


シルト 男 レベル3


HP 100/100 MP 293/293


STR 0(0)

VIT 0(0)

INT 120(143)

MND 0(0)

DEX 0(0)

AGI 180(148)


スキル

火属性魔法 レベル5

ファイアーボール フレイムバレット フレイムバインド

魔力探知 レベル3

危機一髪 レベル1

空間魔法 レベル1

跳躍強化 レベル1

中二病 レベル3


スキルポイント 0


武器 レッドスネークの本 本

INT+7% AGI+3% 火属性魔法+6%

上防具 ノービスウェア(上)

下防具 ノービスウェア(下)

アクセサリ1 なし

アクセサリ2 なし



†TERROR† 男 レベル3


HP 586/586 MP 100/100


STR 300(360)

VIT 0(0)

INT 0(0)

MND 0(0)

DEX 0(0)

AGI 0(0)



スキル

剣術レベル8

スラッシュ ワイドスラッシュ ラピッドスラッシュ ブレイクスラッシュ

歩行術レベル3

ステップ 

危機一髪レベル3


スキルポイント 0


武器 ヘヴィソード 両手剣

STR+20% AGI-10% DEX-10%

上防具 ノービスウェア(上)

下防具 ノービスウェア(下)

アクセサリ1 なし

アクセサリ2 なし

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