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13/13

回避盾の本気www

とある槍使いに突進をかまそうとしていたバッファローリーダーは、俺の『フレイムバレット』を顔面に食らったことで怯んだ(ノックバックした)


「た、助かった!」


「礼を言うならMPポーションをくれ!」


「えっ…………?


あ!ああ!」


槍使いは、一瞬ぽかんとしてたが、すぐにMPポーションを投げてよこしてくれた。

それを一気に割る。

枯渇していたMPが復活した。


「さて………どうやって倒すか、あいつ。」


正確なHP総量はわからないが、多分ウルフリーダーと同じくらい、と考えると……………。


(まあ、15分位俺と寺坂がフルボッコにできたら削りきれるってところか。)


まあ、相手の攻撃も躱すことを考えると30分はかかるか。


で、戦える味方の数は……………俺らを含めて13人。

だが、全員バッファローリーダーの突進を喰らえば2、3発で死ぬだろう。

下手すりゃ一発だ。


だったら。


(俺がタゲをとって躱し続けるしか無いな!)


「誰か、合図をしたらMPポーションを一つ投げてくれ。」


「は?いきなりあんた何言ってんの?」


「文句は後にしないかい?


――――――多分、彼にはなにか考えがある。」


文句を言おうとした女性を、セイが宥めてくれる。

彼女は不満気な顔をしたが、頷いてくれた。


そんなことをやっている内に、バッファローリーダーは完全に立ち直っていた。

まあ、当たり前か。


「悪いけど、考えって言ってもそんな凄いものじゃないんだ。

第一作戦、タゲを俺が取る。

『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』『フレイムバレット』!」


10連射が、バッファローリーダーへ襲いかかる。

かなりのダメージが出せていたが……!


「1%も削れていないな………!」

「すげえ………!」


落胆する俺とは対称的に、魔導師風の少年が目を輝かせる。

まあ、普通は10連射なんてマネできないしな。


「ポーション!」

「はい!」


後ろからポーションを投げつけられる。

回復するMPを見ながら、構えるバッファローリーダーを確認。

あの目……。


(もう俺のことしか眼中にないな。)


「タゲは取った!このまま俺が躱しきる。

皆はガンガン攻撃を当てていってくれ。


…………ただし、フレンドリィファイアには気をつけてくれよ。

『フレイムバインド』!」


突進するバッファローリーダーを止め、皆で一斉に接近する。

後ろから水の玉や風の弾丸が飛んでくる。

勿論、それらは俺らに当たらずバッファローリーダーに直撃する。


「『ソードダンス』!」


俺と同速、いや、俺より速くバッファローリーダーに接近したセイはその場で美しい剣舞を見せる。

更に続き、次々とスキルがキメられていく。


「『ラピッドスティング』!」

「『スマッシュ』!」


やはり皆強いようで、ダメージもかなり高い。

だが、やはり一番目立つのは――――――


「『スラッシュ』!!!!!」


「BURUOOOO!!!????」


やっぱり、寺坂は良いダメージをだすな。

負けてられん。


(『マジックバレット』『マジックバレット』『マジックバレット』『マジックバレット』『マジックバレット』『マジックバレット』………)


「もう一度突進が来るぞ!全員俺の後ろに来るな!」


『マジックバレット』の良いところは、いくつかある。

まず、この魔法はMPを消費しない。その代わりダメージは固定で5というカスだが。

他に、思考力を奪われないというのもある。

無詠唱で連続詠唱しているにも関わらず。俺は普通に指示が出せるのだ。

そして、『マジックバレット』は透明。

見ようと思えば普通に見えるが、至近距離で打たれちゃあキツイだろう。


「BURUOOOOO!!!!」


電脳の計算通りにバッファローリーダーが突っ込んでくるのをAGIの高さと跳躍強化を駆使し回避。

反転し再度襲い掛かるバッファローリーダーをジャンプで躱した俺は、『フレイムバインド』で動きを封じた。


「やれ!」


再度、皆の連撃がバッファローリーダーを襲う。

『フレイムバインド』で突進を封じられたバッファローリーダーに、攻撃する術はない。

コボルトやゴブリンなら腕を振り回すから危険だが。


「やった!1割減った!」


遂に、あの化け物じみた体力の一割が消える。

この世界にスタミナという概念がないのが大きいな。

普通だったら疲れて動けなくなってる筈だ。


「よし、このまま押し切るぞ!」


誰かが声を張り上げる。

モチベーションはバッチリだな。


俺は笑みを浮かべながら『マジックバレット』の連射を再開した。

2日目


シルト 男 レベル6


HP 100/100 MP 23/515


STR 0(0)

VIT 0(0)

INT 240(308)

MND 0(0)

DEX 0(0)

AGI 360(296)


スキル

火属性魔法 レベル5

ファイアーボール フレイムバレット フレイムバインド

魔力探知 レベル3

危機一髪 レベル1

空間魔法 レベル1

跳躍強化 レベル5

中二病 レベル5


スキルポイント 0


武器 レッドスネークの本 本

INT+7% AGI+3% 火属性魔法+6%

上防具 ノービスウェア(上)

下防具 ノービスウェア(下)

アクセサリ1 なし

アクセサリ2 なし



†TERROR† 男 レベル6


HP 1072/1072 MP 4/101(202)


STR 600(720)

VIT 0(0)

INT 0(0)

MND 0(60)

DEX 0(0)

AGI 0(0)



スキル

剣術レベル10

スラッシュ ワイドスラッシュ ラピッドスラッシュ ブレイクスラッシュ

ソードスタンス

歩行術レベル3

ステップ 

危機一髪レベル3

MP上昇 4


スキルポイント 0


武器 ヘヴィソード 両手剣

STR+20% AGI-10% DEX-10%

上防具 ノービスウェア(上)

下防具 ノービスウェア(下)

アクセサリ1 なし

アクセサリ2 なし

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