死
この窮屈な世界で生きる意味を探している。
何のために生きているのか、その理由が知りたい。
他の人達のように、特にやりたいことがない私は、それを探す日々だ。
ぼーっとしていると、どうしても考えてしまう。
とうとう限界が来てしまう。
小さなことの積み重ねで、私の心は崩壊寸前だった。
何かしなくてはと家を飛び出す。
心地よい風が吹いているが、今の私には孤独の象徴に感じられた。
「本当、何のために生きてるんだろう。」
そう口から零れたとき、目に涙が溢れていた。
この言葉をずっと言わないようにしていた。
言ってしまったら、自分の中の何かが壊れてしまいそうだったから。
追い詰められていたからか、自滅してしまった。
もう本当に、生きている意味はないな。
死ぬのを待つのではなく、自分から死のう。
いつの間にか、私はビルの屋上にいた。
外に出た瞬間から、私の人生が終わることは決まっていたのかもしれない。
柵の向こう側へ行く。
一歩踏み出してしまえば、簡単に……。
そのとき、急に強い揺れを感じた。
かなり大きい揺れだ。
私は今から死ぬことも忘れ、必死に柵にしがみ付いた。
揺れは収まったが、私はもう助からない。
柵を掴んではいるが、足はもう宙に浮いている。
柵にぶら下がっているのだ。
ここから這い上がる力は、私にはなかった。
停電が起き、辺りが真っ暗になる。
私の目の前にいつもならありえない光景が広がった。
いつもは街の光で見えない星がたくさん見える。
綺麗だな。
屋上にいるから、手を伸ばせば届くかもしれない。
私は、星に手を伸ばす。
が、届くはずもなく星は遠のいていった。
エモい話を書きたいと思って書き始めたんだけど…あれ?




