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11、(1)ロバとおじさん


公元3年1月5日、火曜日、晴れ。


今朝起きたら、全身が筋肉痛だった。昨日のカロナとの試合のせいではなく、大量の魔力を一度に使い果たした後遺症だろう。2年以上、こんなに一度に魔力を使ったことがなかった。不幸中の幸いで、魔力も体力と同じで、使い過ぎると後遺症が出ることを理解した。


マルに餌をやる時、角で体をくねらせて壁に体を擦り付けるのを見た。毛をかき分けてみると、なんとシラミにかかっていた。


シラミは少なかったが、なかなかに悪賢い。白い小さなやつが、銀色の毛の下にうまく隠れていて、本当に見分けにくい。でも、俺は何でも見破る男だ!


自分で働かずに他人の血を吸う寄生虫め、俺がこの世から消し去ってやる!


それから、アリスを呼んでマルに風呂を入れさせた。


マルは全く気乗りしなかったが、大人しく従わないと美しい銀色の毛を剃るしかないと警告した。


剃毛のジェスチャーをしただけで、マルはすぐに震え出した。やはり彼にもプライドがあるようだ。


二害を比べて軽い方を選び、結局アリスが馬用ブラシでマルの体を丹念に洗った。


「でも、冬になんでシラミが生えるんだろう?」


俺の言葉を聞いて、マルはすぐに頭を縮めた。


鋭い視線で見つめると、すぐに視線を逸らし、口笛を吹こうとした。


少し詰め寄る。


「ん?マル、何か隠していることがあるのか?」


できるだけ威厳を持って見せた。


結局、マルは泣きながら角へ走り、地面に敷かれた干し草をめくった。中にはたくさんの食べ物が。中にはすでに腐っているものもあったが、中には白い髪の毛も混じっていた。言わずもがな、誰のものかは明らかだ。


マルは涙目で許しを請うた。


「なんで食べ物を隠すんだ?」


俺にはまだ理解できない。その時、隣にいた小さなアリスが私の袖を引いた。


「たぶん、いつもいたずらしてるから、いつかは一郎お兄ちゃんに追い出されるかもしれないって思ってるんだと思います。」


アリスの声は少し寂しげだった。


俺の心がふっと痛んだ。


「心配するな。お前もマルも、この家の一員だから。」


アリスの頭を撫でると、マルが泣きながら飛び込んできた。


「でも、もう物を隠すのはダメだぞ。」


---


そして、物語はさらに続く。


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