やっちゃったー
どうしようねぇ
「マジでどうしよう…。」
しっかりと映ってしまった。なんならメインで。
目立たないと決めた一週間後のことであった。
こちらに来てから初めてのゲームにこのVRゲームを選んで配信日を待っていたわけだが結局待ちきれず、ゲームの世界に魔法でゴリ押して入り込んだ。
あまりの美しさに涙が出た。
最近なんか涙腺が緩いんだよな。私の涙は【龍の涙】というとても稀少な品である、褒美として開発陣に送っておこう。
そう考えていると、カメラだと思われる球体が現れた。そこで今日はPVの配信日だと思い出しその場を離れた。映ったら目立つしな。
その後も空を飛びながら軽く見てまわった。
少し経った後、それなりに大きな存在を二つ察知したので、気配のする方へ向かうことにした。
私のこのゲームへの期待が上限を超えた。
なんと二匹の竜が戦っていたんだ!
この戦いに是非とも参加したい!と思ったがカメラがあったため我慢した。
こんなに戦えるやつがいるのかぁ…楽しみだなぁと妄想を膨らませていたらPVに映ってしまった。
私じゃなくてこちらを向いた竜が悪いと言いたいところだが無意識に威圧していたらしいので明らかに私が悪い。
とまあこんな感じのことがあり今は若干パニックになっている。
どうしよう…魔法で記憶を消すか?いやでも…うぅぅ…。
そうしていると扉をノックする音と「入っていいか?」という声が聞こえてきた。
頑張って書いてる。