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プロローグ

処女作です。不定期投稿です。よろしくお願いします。

本日午後八時、とあるVRゲームのPVが動画サイトにて投稿された。



PVは青く広い空を見上げている視点から始まった。


起き上がり周りを見渡すと、これからプレイヤーがその足で歩んでいく世界が細かく映し出された。


地を踏み締める音、風になびく草の動き、透明感あふれる川の流れ。


どれも現実との区別がつかないほどのものだった。


少しの時間周りの風景を眺めながら歩いていると、丘の上に着いた。


そこから見えたのは、とても壮大な国だった。

全速力でその国へ向かう。


辿り着くと、そこには人がいた。


NPCだとは思えない、生きた人間が、そこにいた。


活気があり、見ていてとても楽しい場所だった。


しかし、ここで雰囲気がガラッと変わった。


人類の敵である魔物が出てくるようになった。


どれも恐ろしく凄まじい圧を感じるような奴らだった。


そしてついに、そんな魔物達を統べる王が見えた。


重厚感と深みのある椅子に、魔王が座っていた。


魔王は怪しげに笑う姿を見せて消えていった。


そのうちPVも終盤に差し掛かった。


星が綺麗な夜の空でこの物語の鍵となるであろう幻想的な龍同士が戦っていた。


突然だが、このPVはゲーム内の映像をリアルタイムで配信しており、失敗する可能性も十分あったが運営陣はながれてくるコメントから高い評価を得られているとホッとしていた。


まさに今、イレギュラーが発生するまでは。


激闘を繰り広げていた二匹の龍が突然動きを止め遙か上空を見上げた。


視点も自然とそちらに向かった。


そこには明らかにこの物語の鍵を握る、そんな龍が赤子同然とも思えるほどのオーラを放っている人影がいた。


角と翼と尻尾が生えている影の形から人ではないとわかった。


そしてその何者かが眼を開き、縦長の瞳孔を見せてPVは終わった。



それは大きな衝撃をそれぞれに与えた。


ゲームの最新情報をまっていたゲーマー達。


「なにこれめっちゃテンション上がるぅぅぅぁぁあ!」


たまたまこのゲームに出会ったモb...…一般…一般人(?)。


「わあぁ!すっごい綺麗!楽しみだなぁ…。」


別の物語では主人公として活躍したであろう高校生。


「俺のもう一つの物語が…!」


とある事情からパニクっている運営陣。


「最後のアレなんだ!?え、ちょ、どうす…え?」


そして


この物語の()()()にも…。


「スゥゥゥ……フゥゥゥ……。やったわコレ、どうしよう……。」

感想、誤字脱字報告お待ちしております。

(作者はお豆腐メンタルなのでオブラートに包んでいただけると嬉しいです。)

次回をお楽しみに!

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