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夢の国での出来事。寝ぼけていた事は一度だってありません。

作者: コロン
掲載日:2023/02/19

いつもお読み下さりありがとうございます。



よろしくお願いします。

ここだけの話にしておいてくださいね。


実は、夢の国があるってご存知ですか?

寝て行くところじゃありませんよ?

夢の国では大きなネズミが案内してくれますよ。

私はそこで、大きなこびとに会いました。

7人の。

そして、腕を掴まれ叩かれました。

ニッコニコのごきげんな笑顔で。恐怖以外何もありませんでしたよ。

それ以来、夢は見なくなりました。




家族の付き添いとして行った夢の国。

パレード目当てなので、始まるまでぼけっと座っていました。

ふと気づくと、車椅子スペースのところに、見るからに具合が悪そうな若い女性がいました。

車椅子は園のを借りているようです。周りに知り合いはいない様子。

家族に「ちょっと行ってくる」と言い、私は女性の近くに行き「何かお手伝いありますか?」と、声を掛けた。

女性は一瞬驚いたが苦しそうに「すみません、カバンを取って下さい…」と言う。私は車椅子のハンドルのところにかけられたカバンを渡す。

女性はカバンの中から薬を出して、ペットボトルを取り出した。手に力が入らないのか、ふにふにしているので、私が開けてあげる。

「すみません…」と女性

「いいよ〜、一人?」

「はい…このパレード明日までなんです…どうしても見たくて…一人で来たんです…こんな時に発作が…」

「え?明日までなんだ。知らなかったよ。じゃあ私がそばにいるからさ、安心してゆっくり見てなよ」

「え…でも、誰かと一緒なんじゃないですか?」

「あー、ほら、そこにいるし、私別に見たいとかないから大丈夫なんだ」

「そうなんですか?…ありがとうございます…」



なーんて、話していたら。

「良かったわぁっ!私もね、この方具合悪そうだから心配していたのよー!あなたが声掛けなかったら私が掛けようかと思って見てたのよ!」

と言って、おばさんが割り込んできた。


びっくりする私と彼女。

「私もね、心配してたのよー」

おばさんが言う。


私は大人なので、そういう時はしっかりと大人の対応が出来るんですよ。


すっ…と、彼女とおばさんの間に立ち、おばさんに背を向けガン無視。

「お水もういらない?しまっとく?」

「はい…」


おばさんは離れて行きました。

何故、私があなたの対応をしないといけないのか。

私はそこまで優しくない。



パレードが始まるまで、私は彼女の友達に見えるように。一緒に来た人に見えるように。それでも彼女に負担にならない風にしていました。

彼女も、お薬を飲んで少し楽になったよう。


音楽が流れ、パレードが始まります。

「うえるかむ…うえるかむ…」

青い妖精が笑顔で迎えてくれます。

彼女も家族もパレードに夢中。



私はパレードを見ると必ず思い出す映像があります。

あのてっぺんに立つネズミが足を滑らせ、あそこから転がり落ちる映像。

「それからみんな腰に安全ベルトがつくようになったんだよね…」何度パレードを見てもいつも同じ事を思っています。



パレードが終わりました。

私は彼女に聞きます「さて、どこ行きたい?駅?保健室みたいな所行く?」

「え、でも、悪いです…」

「大丈夫、大丈夫。気にしないで平気だから」


私は家族を見ました。

家族がこちらを見ていたので、指と目で話します。


わたし。彼女。押してく。あなた。車。待つ。オケ?


コクリと頷く家族。

いいねー(笑)伝わった。


「よし、どこ行く?」

「…すみません救護室に行って下さい…」


救護室に行き、彼女を看護婦さんに託す。

「カバンここ置いておくよ?大丈夫?私行くね?気をつけて帰るんだよ?」

「はい、本当にありがとうございました」


その会話を聞いた看護婦さん、ちょっと怒ってる。

なんでかな?

看護婦さんが私に言う「あなたはどこに行くんです?」

「私は帰ります」そう言うと、凄くムッとしている?なんでー??

「あなたどういう関係ですか?」看護婦さんに聞かれた。


そこで彼女が「知らない人なんです。優しくしてくれたんです…本当にありがとうございました…」と言うと、看護婦さんが驚いて「え?知らない人なんですか?全く関係ない人?え?ありがとうございました」と、言った。


そうか。

看護婦さんは、こんなに具合の悪そうな人を残して帰る私に怒っていたのか。ごめんよ、知らない人なんだ。


その看護婦さんに「すみません、お願いしますね」と言ってその場を離れた。


車に戻ると家族が「もう大丈夫?」と言う。

「うん、待たせたね、帰ろ」



パレードより、工場の青白い夜景の方が好きだな…


ベイブリッジの辺りでいつもそう思う。






拙い文章、最後までお読み下さりありがとうございました。



この話は、過去のエッセイ「男子中学生に説教する」の一週間くらい前にあった出来事です。

立て続けに人助けの様な事をして、私は悩みます。

私がする事は本当に人助けになっているのだろうか…。何故こんなに何度もそんな場面に遭遇するのか…。モヤモヤとしている私は、さらに人助けをします。

それはドアを開けるような、とても軽い事なのですが、助けた人に「thank you!アリガトね!助かった!」と言われ、モヤモヤがスーっと消えました。


thank you!アリガトね!助かった!


「イェーイ」みたいに軽く言われて楽になりました。


ちゃんと助けてあげられた…


それならこれからもまた、助けてあげようと思えました。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 腕を叩いた小人の話が気になって気になって。 [一言] 誰かが困っている場面に遭遇される事が多いんじゃなくて、お優しいからそんな場面を見つけてしまうのではないのでしょうか。 そして、見つ…
[良い点]  人助けしなければいけない場面に遭遇する人は、人助けが出来る人だそうです。  水が低いところに集まるように、そういう人に困った人が集まるそうです。  アナタイイヒト(なんで片言) [一言…
[一言] イイハナシダナー(´;ω;`) って、思いながらも、ちょっともやもや。 おばさんはなにがしたかったんだろう。 あと、看護師さんも状況を把握してるわけでもないのに、いきなり怒るのもなぁって。 …
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