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赤くて小さな

作者: 田中浩一

「赤くて小さな」


「ババ引いたな」

マックでシェイクをすすりながら

彼がボヤく


地元にできた

映画館も入ってる

巨大デパート

今日観た映画がババだと繰り返す

ふたりのデートはもっぱらココ

自転車で行ける範中

彼は言う

「会社も遊ぶ場所も

自転車があれば充分」

インスタに友達の投稿

コスモス畑に彼とのツーショット

自転車では遥か彼方の距離


歩きのデート

電車かな?

市内かな?

彼について行くと

とある駐車場

「俺たちの愛車です」

彼が手を広げる

そこには赤くて小さな

クルマ

「わぁ!凄いっ可愛いっ」

彼は言う

「とりあえず運転はお願いします。

俺が免許を取れるまでは」

マジかっっっっ!


*フィクションです。



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