さくら
ハラ ハラ ハラリ チル サクラ
ハラ ハラ ハラリ チル サクラ
潔く散りゆく 花びらに 狂わされ
いっそ私も 潔くと 儚いあなた
春の幻 桜吹雪の向こう側
惑わされて 儚いあなた
だからわたしは チルサクラが嫌い
茶に腐りながら 生き汚く咲く 白椿
ぼどり 落ちる 最後まで 散らぬ花
すべての 花が 腐り落ち
汚泥を生み そこから咲く蓮の華
下らぬ桜の散り際に
うっかり魅せて
儚くなるなど おやめなさい
儚んで サクラより
生きて 白椿
いつか 咲き誇る 蓮の華
おまえ! 悔しくないのかっ?