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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第4章 第1回イベント:武術大会
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武術大会に向けて 3 弓、作ります。

修正作業に追われてて昨日は更新できませんでした.....すみません!

 



「『イグニスアロー』『アウラ』『サーキュレーション』」



 俺は一気に3つの魔法を使った。前半2つを炉に、最後の魔法を鍛冶場の空間に使った。


 サーキュレーション君は長持ちする魔法なので、もう一度使う手間が無いのが便利だ。



「よし、始めよう。打倒ミストルティンだ」


「頑張ってください! 父様!」


「私もここで応援してるね!......型紙作りながら」


「ありがとう。全力で行くじぇぇ!」



 ソルは多分、魔女っ子服の型紙を作るんだろうな。





 まず俺は、比較的柔らかそうな『オリハルコンのインゴット』を出し、炉に放り込んだ。



 そして待つこと数分、オリハルコンが溶けてきたのが見えた。



「よし、そこにアダマントぽ〜い!」



 溶けてきたオリハルコンに『アダマントのインゴット』をぶち込んだ。......大丈夫だよね?




 そしてアダマントも溶けることを祈って待機する。





「と、溶けねぇ......」



 仕方ない、アウラに注ぐMPを増やそう。ここからはマナポーションがかなりの勢いで減っていくだろな。





 アウラを強化して数分経った時――




 キン! ガン!


 ガガン! パキン!



「キタキタキター!」



 人間が入ったら即、灰になりそうな温度で2つの金属は喜んだ。こいつら、どんだけ寒がりなんだよ。




 アダマントとオリハルコンの合金を鋳型に流していく。


 ......よし、次は鍛造だ。普通に打ったら絶対に曲げられないだろうな、これ。




 もちろん、『魔力打ち』で叩いていく。



 カン! カン! カン! カン!



「硬い。ただただ硬い。これはしんどいな」



 でも、硬いという事はそれだけ強いという事だ。完成が楽しみだな。








 それから数時間、ずっと合金を叩き続けた。あまりにも硬いので、何度か焼き直したりもした。




 そして、ようやく魔力らしき物を帯びた弓の形ができた。




「......なんか、色変じゃね?」


「どれですか?......変ですね」


「わったしも〜!......変だ」




 金属が半透明の水色になったのだ。しかも同色のオーラを放っている。




「綺麗だけど......やっぱ変。まぁ、とりあえず弓にしちゃおう」


「頑張ってください! 父様」


「頑張れ! ルナ君!」


「うぃ〜っす」




 かなり疲れているので返事が適当になってしまった。すまん。




「頑張ろ、優勝の、()いては家のために」




 そしてこれから弦を作ろうとして思った。



「はいやらかした〜! 合金がありませ〜ん!」




 もうやだこの世界。また何時間も打ち続けるのか?




「いや待て。何か抜け穴があるはずだ。考えろ」






 そして考えたり、スキルと睨めっこする事5分――




「『錬金術』でいけそうだ」



 生産系スキルの『錬金術』の詳細を見て、閃いた。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『錬金術』

 ・アイテムの一括作成が可能になる。(品質固定)

 ・合金を作れるようになる。

 ・魔石を作れるようになる。

 ・DEXとLUCを参照する。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



 魔石が何なのかは知らんが、このスキルで合金を作れる事が分かった。



「よし、やるぞい」



 アダマントとオリハルコンを出す。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『アダマントのインゴット』と『オリハルコンのインゴット』を合金にしますか?


 消費MP:600〜800


 成功率:5%

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「クソじゃねぇか!」



 消費MPがバカみたいに多いし、何よりも成功率の低さよ!



「クソだ。クソなんだが......やるしかねぇ!」





 俺は錬金術をかけた。





 ボフッ! と音がして、2つの金属は屑になり、消滅した。




「えぇ、知ってましたよ。5パーセントはそんなに高くない事なんてよ〜く知ってるわ!」



 チャンスはあと8回、やるしかない。マナポーションがどれだけ減ることになるのかね。



 ......アダマントが無くなったら、鉱山に籠ろう。




 2回目の挑戦



 ボフッ!



 失敗




 3回目の挑戦



 ボフッ!



 失敗




 そして4回目の挑戦で......



 ピカッ!



「お、おぉ!?」


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『アダマントのインゴット』と『オリハルコンのインゴット』の合金化に成功しました。


神鍮鉄(しんちゅうてつ)のインゴット』Rare:21を作成しました。


『錬金術』スキルレベルが40上がりました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「Foooo!!! 5パーセントキター!」



 経験値美味い! 合金美味い!! レア度美味い!!!



「っしゃ早速糸にしちゃうぜぇ〜?......と思ったが、君も半透明にしてやる」



 

「.....改めて見ると、めっちゃ綺麗だな」



 って事で合金に魔力を宿したので、これを糸にして編み込んで出来た弦がコチラ


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『神鍮鉄の弦』Rare:22 製作者:ルナ

 ━━━━━━━━━━━━━━━


 レア度が上がりました! やったね!



「ではでは君を弓にしてやろう。何か言い残す事はあるかね? ないね。ないよね。あっても聞かないよ」



 正気で作れる代物じゃないからな、これ。どこか狂ってないとやってられないよ。



 そして弓に弦を張ると、完成だ。




「出来たぁぁぁ!!!」


「おめでとうございます、父様」


「お疲れ様、ルナ君」


「ありがとう......ありがとう!」



 さぁさぁ、気になる性能は......?



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『半神器:アルテミスの弓』Rare:23 製作者:ルナ


 攻撃力:1200〜

 耐久値:9800/9800

 付与効果『超耐久』『形状変化:弓』『魔力矢生成』『必中』『魔力増強:700』『全ステータス補正:大』『アルテミスの加護』『感情強化:愛』『感情強化:喜』『進化武器:愛』『顕現』『専用装備:ルナ』


 -----------------------------


『アルテミスの加護』

 矢に『必中』の効果を付与する。また、月光の下にいる時、装備者に『DEX補正:中』を付与する。

 ━━━━━━━━━━━━━━━




「......まぁミストルティンに並ぶ感じだな」


「これは......もしかしたら超えちゃう?」


「かもしれませんね。潜在能力がかなり高いです」


「確かに。言われてみれば伸び代があるな、この弓」




 とりあえず、内容が分からない『進化武器:愛』を見てみよう。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『進化武器:愛』


 愛着度:999以上の弓と合成する事で、この効果を持つ武器が進化する。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「「へぇ〜」」


「なるほど」


「半神器って書かれてるし、進化したら神器になるのか?」


「だろうね。そうじゃなかったら、逆に何になるのか......」


「これは先が楽しみですね!」


「だな」



 あ、気づいちゃったわよアタクシ。


 アルテミスの弓......略してアルテでいっか。アルテだけを使うのはダメだと言うことだな。


 今使っているフェルさんのとこで買った弓、愛着度が762なんだが、こっちも使って愛着度を上げないと行けない訳だ。


 やはり進化ってだけあって、条件が厳しいな。





 その事を2人にも話した。







「とりあえず、弓は今までのを使おう。ステラと同じように、ピンチになったら出番と言うことで」




 それに、大会まで隠すのも大事だからな。武器を見られないに越したことはない。





 ━━━━━━━━━━━━━━━

 名前:ルナ Lv68

 所持金:515,540L

 種族:人間

 職業:『剣士』

 称号:『スライムキラー』

 所属ギルド:冒険者 (E)


 HP:770

 MP:1,270<500>

 STR:2,690(200SP)

 INT: 690

 VIT: 1,190(50SP)

 DEX: 2,190(150SP)

 AGI: 890(20SP)

 LUC:345

 CRT:48


 残りSP:260


『取得スキル』


 戦闘系


『剣王』Lv97

『王弓』Lv89

『武闘術』Lv1

『刀王』Lv1

『走法』Lv0

『手加減』Lv0


 魔法


『自然魔法』Lv58


 生産系


『神匠鍛冶』Lv100

『神匠:金細工』Lv100

『裁縫』Lv93→98

『調薬』Lv1

『神匠:付与』Lv100

『木工』Lv1

『料理』Lv15

『錬金術』Lv1→41


 その他


『テイム』Lv2

『不死鳥化』Lv1


<>内アクセサリーの固定増加値

 ━━━━━━━━━━━━━━━

これが今年(2020年)最後の更新です!

11月の終わりから投稿を始め、1ヶ月ほどでしたがどうでしたでしょうか?上手くできてましたかね?自身はありません!


1ヶ月ほどでしたが、今年はありがとうございました。また来年もユアストを、私ゆずあめをよろしくお願いします。



それでは、良いお年をお迎えくだい!





次回は刀作りです(小声)



評価・ブックマーク宜しくお願いします!

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作者Twitter

くだらないことやユアストのあれこれ(ネタバレ有)を呟いてます!

https://twitter.com/yuzuame_narou

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