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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第1章 語り人 ルナ
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始まりの街 イニティ 3

このお話で街の探索は一旦終了ですね。

 


 レイナさん情報の服屋に来た。



「こんにちは〜」


「はーい! いらっしゃい!」



 凄く元気な声が聞こえた。



「こんにちは、俺はルナです。レイナさんの紹介でここに来ました」


「えっ!? レイナちゃんから!? それはまた珍しいね! あ、私はリン! この店で服屋をしているよ!」



 リンさんは明るい赤の髪色で同じ色の瞳をした、見た目は18歳くらいのお姉さんだった。



「リンさんですね。よろしくお願いします。早速要件を話しても良いですか?」


「もちろん良いわよ! レイナちゃんからの紹介だもの!出来ることなら何でもするよ!」


「ありがとうございます。それで、要件ですが2つあります。1つは『服の作り方』を教えて欲しいんです。

 もう1つは、俺の『友達』になって欲しいんです!」



 服を作ってみたいよね。なんせ魔法のある世界だ、服も魔法関連のことは多いだろう。


 以前やっていたゲームは魔法が無かったからな、魔法というのに凄く興味がある。



「もちろんいいわよ! 私でよければ教えてあげる!

 それと友達も大歓迎よ! レイナちゃんは友達が少ないからね、3人で遊んだりしようよ!」



 マジか。レイナさん友達少なかったのか。いや待て、これは盛大なブーメランだな。リアルでは友達と言えるのは陽菜くらいしかいない。1年の時はそもそも誰とも話さなかったしな......まぁいい。ここで友達を作るのだ。


 そこから少しお話をしていたら商品に気になるのがあった。



「リンさん、この『魔糸(まし)製の服』ってなんですか?」


「あぁ、それは文字通り魔糸で作った服よ! 私の職業は『魔糸裁縫師』なの! 魔糸裁縫師は魔糸が作れる人を指すのだけど、この国では私含め、3人しかいないのよ!」



 す、すげぇ......是非とも教えてもらいたい。



「それって作り方を教えてもらったり出来ますか?」


「ごめんね。こればっかりは教えられないの。他の2人は冒険者だから大丈夫だけど、私は服屋でしか稼いでないからね。教えちゃうと最悪、私は飢えて死んじゃうわ」



 そういうことなら無理に聞けないな。友達の仕事を盗るのはダメだろう。ここは潔く諦めよう。



「分かりました。魔糸の作り方は自力で見つけたいと思います」


「ほんとにごめんね? でも、私の作る魔糸製の服は他の魔糸製の服より効果が高いの!」



 そうなのだ。性能を見てびっくり。この魔糸製の服、とんでもなく高性能なのだ。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

 魔糸製の服 (シャツ)


 防御力:25

 魔法適正『火』『水』『風』

 付与効果『自動修復』『自動調整』

 ━━━━━━━━━━━━━━━

 となっている。比較対象として今日買ったインフィルボアのライトアーマーをだすと

 ━━━━━━━━━━━━━━━

 インフィルボア製の鎧 (軽)


 防御力:30

 魔法適正無し

 付与効果無し

 ━━━━━━━━━━━━━━━


 という感じだ。

『魔法適正』とはその適正属性の魔法を使うと効果が増すとのこと。

 いかにこの魔糸製の服が優れているか分かるだろう。



「まぁその分、値段は張りますよね」



 そう、この魔糸製の服、なんとお値段20000L!!!

 とてもじゃないが買えないのだ。売れてるのかな?



「しょうがないじゃない。これでも売れてるのよ?」



 どうやら売れているらしい。考えても見るか、モンスターのいる世界だ、防御力は高ければ高いほど良いだろう。


 それから少しお話して店を出た。次に行くアクセサリー屋を見たら今日は終わりにしよう。木工道具屋はまた今度行こうかな。






 ってことで着きました。アクセサリー屋!


 扉を開けたらカランカラーンとドアベルがなった。



「こんにちはー!」


「やぁ。いらっしゃい」



 黒よりの赤髪のお兄さんがカウンターにいた。かなりのイケメンだと思う。



「俺はルナです。レイナさんの紹介で来ました」


「おぉ、レイナちゃんからか、珍しいな。

 俺は『タル』ここでアクセサリーを作って売ってるよ」



 お兄さんはタルさんと言うらしい。



「よろしくお願いします、タルさん。今日はお願いがあって来ました」


「お願い?なんだ?言うだけタダだ。言ってみてくれ」



 んじゃあお願いしますか。



「はい、タルさん、俺にアクセサリーの作り方を教えてください!」


「作り方か......まぁ、それだけならいいけどよ。

 その後の事を教えてくれるか?俺に教わった後、アクセサリーをどうするのか。それを教えてくれたら、俺もルナにアクセサリーの作り方を教えよう」



 なるほど、この人ちゃんと考えている。

 そりゃそうか、作り方を教えて、その技術がばらまかれたら店が潰れるかもしれないもんな。

 ここは正直に答えよう。



「俺は、『自分だけの』アクセサリーを作ってみたいのです。そのアクセサリーを使って俺の冒険の役に立たせたいと思いまして。俺は、俺だけの『特別』な物が欲しいのです。恥ずかしい話ですが、『他の者とは違う者』になりたいので」



 恥っず! めっちゃ恥ずいやん! 正直に言いすぎたかもしれん! やばい! このまま死にたいぞ! 広場へゴーだ!



「そうか、分かった。よく正直に話してくれた。俺もアクセサリーの作り方を教えよう」



 タルさん優しいなぁ。涙が出るよ。



「あ、ありがとうございます。素材を持って、また来ますね?素材は金属で大丈夫ですか?」


「あぁ、それで大丈夫だ。特別を求めるなら宝石がいいけどな。あれは手に入れるのが難しい。とりあえず金属で良いだろう」


「はい、分かりました! 今日はありがとうございました!」



 そう言って店を出たんだが、気付いた事がある。

 まず金属の手に入れ方が分からないこと。

 そしてもう1つ



「あ、アクセサリー見るの忘れてた」


さ、次は戦闘ですね!楽しみです!

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