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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第3章 弟子と王都
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神匠とは こちらの検索結果が見つかりました。

安定の迷走。銀髪パパさんは疲れたんですよ。

タイトルはふざけました。少しずつ柔らかくしていけたらな、と思いますですますはい。

 



 宿で目が覚めた。



「あれ? 昨日は何したんだっけ?」



 頭が回んない。寝起きだから仕方ないよね。



「おはようございます父様。昨日は森林で狩りをした後に語り人の方に会い、その後フェルさんのお店に戻るとご友人の方と会ったのですよ。そしてそこで父様は性能が高すぎるアクセサリーをお作りになられました」



 一気に情報が流れ込んで来た。

 

 そして全部思い出してしまった。



「......はぁ。ありがとうリル。ちょっと称号とスキル見てみる」


「はい!」



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 スキル


『神匠:金細工』

 ・全ての金属、宝石を扱えるようになる。

 ・アクセサリーの品質が10以上になる。

 ・DEXとINTを参照する。

『神匠補正』

 凝れば凝るほど『神匠:付与』との相性が向上する。


『神匠:付与』

 ・MPを消費して物に効果を付与できるようになる。

 ・消費MP量で効果の大小が変わる。

 ・DEXとINTを参照する。

『神匠補正』

 付与効果の超強化。『神匠:金細工』で作成したアクセサリーとの相性が向上する。

 ━━━━━━━━━━━━━━━

 称号


『魔具職人』

 ・魔具の制作成功率上昇。『今までに作成した魔具の数×2%』(最大100%)

 ・魔具の効果が上昇。


 魔具を3つ連続で作成すると獲得。



『神匠に至りし者』

 ・『神匠』の名前が付くスキルを使用して作成したアイテムの品質+1

 ・『神匠』の名前が付くスキルを使用して付与した効果の上昇。

 ・神器の制作が可能になる。


 高位の『神』に認められる事で獲得。



『合生産の先駆者』

 ・生産系スキルのスキル経験値獲得量が1.5倍。

 ・生産系スキルで作成したアイテムの品質が+1上昇する。


『合生産』スキルを初めて開発したプレイヤーに贈られます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「バーーーカ!!!!」



 なんでアクセサリーのレア度を確定で12以上にしてくれとんねん! アホか!

 それに『魔具職人』って3つ連続かよ! 4つ連続作ったわ!

 先駆者は早く見れば良かった! 俺のバカ!


 そして最後に



「高位の『神』は何を認めたんだよ!」



 スキルレベルを認めたってか?はは!






 そして3分後──



「......ふぅ。落ち着いた。リル、ソルは起きてるか?」


「はい。父様が起きる10分ほど前に生産所の方に向かわれました」


「そうか、ありがとう。フェルさんの店に行こうか。ソルにアクセサリーを作りたい」



 ......まだ本番ではないがな。

 ちゃんとリアルで言ってから、渡したいのだ。とりあえず今回は、生産のスキルレベル上げに貢献出来るようなアクセサリーを作ってあげたい。



「はい! 行きましょう!」




 フェルさんの店に来た。




「「おはようございます」」


「おはよう! 昨日は大丈夫だったか? 凄く疲れた顔をしてたぞ」


「はい! 大丈夫です。スキルが『神匠』に進化して驚いてたので、疲れてたんですよ」



 俺がそう言うとフェルさんは驚いた顔をしていた。



「ルナ! お前さん、『神匠』になったのか!?」


「はい。『金細工』と『付与』は神匠になりました。というか神匠って何なんですか? スキルレベルが100になったら進化するんですか?」


「なわけないだろう! ......いいか、神匠ってのはな、そのスキルに対応した神に認められることで進化するスキルだ。」


「神......ですか。よく分かりませんね」


「まぁ、だろうな。ルナは2つのスキルが神匠になったって二柱の神に認められたのか。素晴らしいな! ......とまぁ、軽口ここまでにして、『神匠とは』何か、話すぞ」



 急に空気が変わった。落差が激しすぎる。



「はい、お願いします」



 ここ、お店のカウンターだけど大丈夫? ......ま、いっか。



「おう。それで、『神匠』ってのはな、さっき言った通り、『神に認められる』事で進化するスキルだ。それで、神に認められるには何かしら偉業を成さないと無理なんだが......ルナ、何やったんだ?」


「えっと......レア度12の魔具を1つと、レア度13の魔具を3つ連続で作りました。多分、それですか?」


「絶対それだな......生産を始めて数日のペーペーがそんな事を成せば、神も認めるだろうな......」



 フェルさんが遠い目をしてる。



「フェルさんも『神匠』なんですか?」


「そうだぞ。俺の場合は『神匠:鍛冶』と『神匠:付与』だな。鍛冶の神『ヘパイストス』と炉の神『ヘスティア』に認められていてな」



 な、なんか良く分からんけど凄そう。



「なぁルナ、お前さんはどの神から認められてるんだ?」



 分かんないっす。多分、相当優しい神だと思う。だって、まだ生産始めてすぐよ? リアルでは1日も経ってないのよ?



「え? 分かりません」


「えっとな、スキルの詳細を2回、調べてみろ」


「ん~......やってみます」



 まず、『神匠:金細工』からだ。

 ━━━━━━━━━━━━━━━

『神匠:金細工』

 -----------------------------

『認めた神』

 ・『トト』

 ・『ヴィーナス』

 ・『イシコリドメ』

 ・『ラクシュミー』

 ・『アルテミス』

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「ん??」


 まぁ、落ち着こう。次は『神匠:付与』だな。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『神匠:付与』

 -----------------------------

『認めた神』

 ・『ハトホル』

 ・『イシス』

 ・『エンキ』

 ・『カナヤマヒメ』

 ・『ルーナ』

 ━━━━━━━━━━━━━━━



 ......う〜ん。嫌な予感がする。


「フェルさん。フェルさんは何柱の神に認められているんですか?」


「俺はさっき言った二柱のみだ」



 あ〜あ。これは俺、『スペシャル』ではなく『イレギュラー』ってやつかもな。



「フェルさん、俺、十柱の神に認められてます」


「......うん? 聞き間違えたかもしんねぇ。すまんがもう一度言ってもらっていいか?」


「俺、十柱の神に認められてます」


「は? どういう事だ?」


「それは俺が聞きたいです。フェルさんに言われた通りにスキルの詳細を見たら、神匠に進化した『金細工』と『付与』に五柱ずつの神の名前が書いてありました」


「......そうか。初めて見たぞ、そんなに神に認められる奴は。......いいか、ルナ。俺達は一応、師弟関係だから認められている神の話をしたが、他の人間とは話すなよ」


「え? どうしてですか?」


「一言で言えばプライバシーだからだな。神に認められるということは、その神の力が宿るともされている。

  だから俺のように一柱や二柱ぐらいならまだ大丈夫だろう。だがルナは沢山の神に認められている。それはつまり、ルナにそれだけの力が宿るということでもある」


「力にはそれ相応の責任が伴う。ルナ達語り人にはそれは殆ど該当しないだろうが、『もし』この地に何かあった時、ルナ達強制的に駆り出されるかもしれない。

  その時、ルナを認めている神が知られていたら、ルナは倒れるまで働かされるかもしれない」


「だから、俺やソル嬢ちゃん、リル嬢ちゃんなら良いだろうが、昨日の友人とかには黙っといた方がいい。それがルナの為だ」



 優しいな、フェルさんは。良い師匠だ......



「はい。神の話はしないようにします」


「おう! それがいい。じゃあ、引き止めて悪かったな。練習に行くといい」



 そうだった。話していて忘れていた。ってかまだ聞きたいことがある!



「あ、フェルさん! 『神器』の作り方って知ってますか?」


「『神器』だと? それは神しか作れねぇから誰も知らないぞ」


「そうですか。ありがとうございます」




 俺はそう言って鍛冶場に入った。




「なぁリル。さっきの話聞いてたよな? 神器の話」


「はい。神にしか作れない、との事ですよね」


「あぁ。その神器なんだがな......俺、作れるらしい」


「え!? 凄いじゃないですか父様!」


「だよなぁ......なんか称号のおかげでできちゃうらしい。......よし、とりあえずソルへのプレゼントを作るか」



 練習だ。そう、練習。これは本命ではない。俺の気持ちは込めるが全ては込めない。...あぁ、やばい。ソルにあげるって考えるだけで手が震えてきた。



「ふぅ。落ち着こう。作るのは指輪...はやべぇからブレスレットにするか?...いや、巫女服に似合うのが良いか。何が良いだろう?」



 巫女服なら髪飾りが良いか。でも髪飾りは本命で作りたい。......う〜ん。




 指輪じゃだめかな? 料理を作る時、あまり邪魔にもならなさそうだし。あ、本人に聞くか。



『もしも〜しソルさん、今いいですか?』


『どうしたの? ルナ君。ボイスチャットなんて珍しいね?』


『いやな、これは本人にちゃんと聞かないといけないと思ってな。それでソル、俺はソルにアクセサリーを作りたいんだが指輪でいいか?』


『えっ!? あ、あの、その』


『ちゃう! 左手の薬指じゃない!』


『そ......そっか......』


『ま、まぁ。とりあえず、指輪でいいか? ブレスレットも考えたんだが、ソルと巫女服のバランスを崩しそうでな。それで指輪が良いと思ったんだけど』


『うん! 指輪がいい! 楽しみにしてるね!』


『あぁ。今日の夕方に店に来た時に渡すよ。楽しみにしててくれ』


『うん! またね!』


『ありがとうソル、それじゃ』




 ......我ながら良く緊張せずに言えたな、俺。褒めてあげるぞ。



「お兄さん、今の全力で作ってみようかしら。真鍮と鉄で、本気出しちゃおっかな☆」



 ちゃんと真鍮は残すぞ。本命が出来なかったら俺は死んでしまうかもしれん。




 そうして俺は、指輪を作り始めた。




作者よ、設定盛りすぎてない?大丈夫?きゅうり揉む?


神たまはかなりあとで出てきまちゅ。

...予定だと6章あたり...ですがね。へへ


ではでは次回!『指輪と平日』おっ楽しみに!



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作者Twitter

https://twitter.com/yuzuame_narou


くだらないことやユアストのあれこれ(ネタバレ有)を呟いてます!


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