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神星魔剣・ステラノヴァ

おや?ステラの様子が...?




「出来た......出来た出来たできたデキタァァァ!!!」



ステラの強化素材の強化から数えて18時間。ようやくステラの強化が終了した。



「お疲れ様です、父様」


「あぁ!ありがとうリル!」


「えへへ〜」



労ってくれるリルをギューッと抱きしめ、モフモフ狼イアーを撫でくりまわし、鍛冶の疲れを癒した。



「ステラぁ......随分と変わっちまったなぁ......」


『この剣......とてつもない力を感じます』


「あ、アンドロメダさん。もう宿ったんですね」


『はい。そちらの剣に呼ばれまして、直ぐに宿らせて頂きました』



アンドロメダが宿ったステラは、前までの全身銀色の刀身ではなく、片面が銀色、もう片面が金色の刀身を持つ長剣に変身した。


太陽と月の様に、両面を一度に見る事が難しい造りになっている。



「ステラの力を見てみよう。アンドロメダさん。後で名前変えるから、よろしく」


『はい。これからよろしくお願いします』



新たな付喪神が宿った事だし、新生ステラの性能を見てみよう!



◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

『神星魔剣・ステラノヴァ』


Rare:──

製作者:ルナ&ソル


攻撃力:3,500

耐久値:∞

特殊技:【エクリプス】

付与効果:『不壊』『魔纏』【月光超強化】

【太陽光超強化】【星芒絢爛】

【治癒の光明】【練磨の煌めき】

『剣術補正:特大』『STR補正:特大』

『INT補正:特大』『DEX補正:特大』

『顕現』【降臨】『専用装備:ルナ&ソル』

◆------------------------------------------------◆

【エクリプス】

・刀身に込められた太陽光と月光を

消費して、上空に光を放つ技。

・光にはSTR50%+DEX50%の

魔法ダメージがある。

・また、2分間パーティメンバーの

全ステータスを1.9倍にする。


【星芒絢爛】

・刀身に太陽光と月光を取り込むことが出来る。

・2つの光を『星芒』として統合する。

・『星芒』を取り込んだ状態では、

装備者のMPを毎秒20ポイント回復する。


【治癒の光明】

・『星芒』を消費してHPを全快させる光を

放つ。

・部位欠損も瞬時に回復させる。

・2秒浴びる事で全てのバッドステータス

を解除する。


【練磨の煌めき】

・『星芒』を消費して光を放つ。

・光を浴びてから、倒したモンスターの数に

応じて攻撃力が上昇する。(最大100%:500体)

・また、1時間の間全ステータスが2倍になる。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



強すぎる。攻撃力だけを見てもクトネシリカを超え、回復性能もブリーシンガメンを超え、バフに至っては最早比較出来ない。



「やりきった感があるけど、愛剣も強化したくなってきちゃったなぁ」


「流石にダメですよ。ちゃんと休まないと、父様のお体がポーンしちゃいます」


「そうだな。ってか今何時?」


「朝の......22時?」


「うん。午前10時だね。寝てないから言葉がおかしいぞ」


「ね、寝ましたから!......ちょっとだけ」



変な言葉を使うリルの顔には、軽度の疲れが見える。

あぁ、チャチャッとアンドロメダの名前を決めて、柔らかいオフトゥンでスヤァしたい。



「アンドロメダさん。名前を決めますね」


『は、はい!ドキドキします』



出来たてホヤホヤのステラノヴァを手に持ち、真っ直ぐに見つめた。



「あなたの名前は『ステラ』だ。俺とソルで名付けた剣の名前を、あなたが受け継いでくれ」


『ステラ......分かりました。これからはそう名乗らせて頂きます』


「あぁ。取り敢えず......寝るか。細かい事は起きたら済まそう」



俺はステラノヴァをインベントリに仕舞い、リルをお姫様抱っこして鍛冶小屋を出た。



「っぶしぃな......今だけ日蝕してくれよ」



燦々と降り注がれる陽の光に目を焼かれつつ、ゆっくりと歩きながら庭に設置したテレポートの魔法をくぐって別荘に帰ってきた。


もうさ、ここは別荘ってよりメインの家だよね。別荘って呼ぶのは何か違う気がするよね。



よし、これからは別荘呼びを辞めよう。ここは俺が守るべきお家だ。



「あぁぁぁ、よっこいしょ」



頑張って寝室のドアを開けると、まだソルとメルがぐっすりと眠っていた。

10時だというのに寝ているとは......昼夜逆転しないのかな。



「可愛い」



ソルの尻尾を抱き枕にしているメルの写真を1枚撮り、俺はリルをベッドに寝転がらせた。


そして俺もソルの隣に倒れる様にして寝転がり、そのまま意識を宇宙へとロケット発射した。




◇◇




「──ふふっ」



暖かい感覚に包まれながら寝ていると、ソルの優しい笑い声が聞こえてきた。


まだ、もう少し寝ていたい。



俺はこの暖かい感覚が逃げられては困ると思い、より強く暖かい感覚を抱きしめた。



するとソルが頭を優しく撫でてくれたので、安心して再度、眠りについた。




◇◇




「──る〜な〜君」


「......ぃゃ」


「まだ何も言ってないよ」



ガサゴソと動く感覚から目覚めかけた意識を繋ぎ止め、何とか目を閉じて暖かい感覚を抱きしめていた所、ソルが起きるように言おうとしてきた。



「あの〜、寝るのは良いんだけど、流石に今の状態はマズイのですよ」


「ん......?」


「『ん?』じゃないの。自分の寝相、分かってる?」



流石に何かおかしいと思い、半分だけ目を開けてみた。


そして目から入った情報を脳が処理すると、脳が思考することを放棄した。



だって、何故か俺がソルを半分だけ脱がせていたんだもん。

確かに、『なんか手が暖かいな』とは思っていたが、まさか服の中まで入っているとは思わなかったんだもん。


もういいもん。寝るもん。



「こ〜ら。脱がせるなら全部脱がせてよね」


「......システム的に.....無理」


「じゃあルナ君も脱ぐべきだと思うんだよね」


「それも......違う」



俺がいつ、どのタイミングでソルのパジャマに付いているボタンを外したのかは知らないが、俺が脱ぐのは違うだろう。


でもまぁ、花鳥風月を着ている今、ソルが俺を脱がすのは簡単なんだよな。


気を付けよう。



「もう、仕方ないなぁ」



やれやれといった感じでソルは息を吐き、俺を抱き寄せた。



「秘技『ぎゅ〜睡眠』だよ」


「......あぁ」



俺がそう答えてリラックスしていると、モゾモゾと俺のお腹の前で動く何かを感じた。


チラッと目を開けてみると、リルが俺とソルの間に割り込むようにして寝転がってきた。

どうやら、寝相でここまで来たようだ。凄いな。



「ふふっ、おやすみ」


「おやすみ」



もう太陽が本調子で光を注いでいるというのに、好きな人と一緒にお昼寝をするのは最高だな。



ダラダラするのも大好きだ。

愛剣のフラグ建築完了、ミッションコンプリート。


元治癒の光と鼓舞の光に関しては、単純な星の光(星芒)の消費量が多いので、見方を変えれば使いにくいです。


まぁ、そこら辺はルナ君がレビューしてくれるでしょう.....ふへへ。


では次回 と言いたいところですが、実はタイトルが決まっていません。中身は出来てます。


ので、次回をお楽しみに!楽しんでくださいね〜!

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