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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第8章 夏の思い出
253/492

塞ぐ心と差し込む光

ちょっとウジウジ。でも1歩ずつ。




◇反転の空中神殿にて◇




「ソル、何が反転した?」


「えっとね、『被ダメージの反転』だけだね」


「被ダメ?どういう事だ?」


「受けたダメージを与えた人に返して、私が誰かに与えたダメージを私が受けるって感じかな」


「......俺の方にそれが来てたら良かったのにな......ソル、これを付けろ」



俺は首に付けていたブリーシンガメンをソルに渡した。


これなら自傷するだけで敵が死んでいく。

俺が囮になれば、それぐらいの時間は稼げるだろう。



「......ありがとう。ルナ君は後ろに居てね」


「あぁ。俺は戦闘は何も出来んからな。索敵程度のお荷物だ」



悲しくなってきた。つらいなぁ。



「もう!自分を卑下するのは辞めてよね。その索敵がどれほど大切か、ルナ君には分かる?分かってないでしょ?」



ソルが怒ってくれた。


やっぱり今の俺、少しおかしい。

前を向いているはずなのに、気付いたら下を見ているんだ。



「ごめん。前を見て歩くよ」


「それならいいの。大体、前を見てないと私とキスも出来ないよ?それでもいいの?」


「嫌だ。もう下は向かない」


「うん!じゃあ行こっか。この先の通路は右?」


「いや、左だ。そんでその先にスライムがいる」


「了解。ちゃんと後ろに居てね!」


「あぁ」






そうしてモンスターと出会っては自傷し、敵を倒すソルの姿を後ろから見ていた。


時には刀で足を刺し、時には自身に魔法を撃つ。



分かってはいたが、見ていてかなり辛い。



ソルの綺麗な肌が傷付く度に俺の心も傷付き、ソルの体は回復しても俺の心は回復しない。



俺が強い敵と戦ってる時のソルの視点って、こんな感じなのかな......



大切な人が自らを傷付けてまで戦い、勝利する姿。



本来は負う必要のない傷を負ってまで勝ち取る物は、本当の意味で勝利と言えるのだろうか。



俺はソルに、こんなに苦しい事をさせていたのかな。



辛い。苦しい。出来る事なら、もう辞めさせたい。

いや、()()()()()()。俺の心を守る為に、辞めて欲しい。


でも、それが我儘なのは分かっている。

......分かっているんだ。でも、辛い。



愛している人が目の前で腕に刃を刺し、敵から血が吹き出す姿。


俺が何とか止めようと弓を射るも、敵にはほぼノーダメージ。



はぁ......俺は......何でこんなと「ルナ君、ルナ君!」



「......?」


「凄く顔色悪いよ?どうしたの?」


「何でもない。ほんの少し、辛いと感じただけだ」


「嘘だね。ほんの少しでそこまで顔色が悪くなるって、今までのルナ君には有り得ないもん。ルナ君、何を考えていたの?」



辞めてくれ。二重の意味で、辞めてくれ。



俺が思っている言葉を言えば、ここまでのソルの頑張りを否定する事になる。でも、俺の思いは通じるだろう。


逆に、俺が思っている言葉を言わずにいれば、前に進む事は出来るだろう。だが、俺はどんどん塞ぎ込んでしまうがな。



「ルナ君。別に私は辛くないよ?ゲームだし、そこまで痛くないからね。それに、いつもの「違うんだ......俺が......俺が辛いんだ......」ルナ君......」



「俺は耐える。だから『辞めてくれ』とは言わない。だけど、見るのがとても辛いんだ......例え見ずとも、小さな魔力反応の欠片で分かる......ソルが血を流して敵を倒した事も、ソルの傷が治った事も......でも、それでも俺の心は治らないんだ......」



俺はやっぱり、最弱なんだろう。



戦闘は最強でも、戦闘以外は最弱だ。


体は強くとも、心は弱い。


ソルを大切に思うばかり、ソルが傷付くことに耐えられない。



世の中には、こんな言葉がある。



──優しい人は、傷付く事を恐れない──


──守るとは、他の何かを殺すということ──


──正しいと認めるのは、自分だ。それが間違っていると気付かせてくれるのは、他人だ──



俺は何か、この言葉を成せただろうか。



ソルの為に、俺が傷付くことを恐れないでいるか?

ソルを守る為に、他の何かを殺すことは出来るか?

俺の意見を、ソルは間違っていると言ってくれるか?



ソルは言ってくれるだろう。『それは違う』と。



俺は言えるだろうか。『それは違う』と。



ソルの為に自分が傷付く事を恐れ、第2の意見も出さずにいるんだろう。

誰かを守ることを免罪符に、ただ遊んでいるだけだろう。



あぁ、客観的に見たら簡単に分かるじゃねぇか。



俺は図体と態度がデカいだけの、ただのクソガキだ。



自分が上だと思い、自分が優れていると思い、他の何かを、他の誰かを見ようとしたか?



していないよなぁ?


そんな考えが出来ていたなら、俺はソルを幸せに出来ているはずだよなぁ?




自分に失望したよ。こんな腐った奴だなんて、俺は知らなかった。




違う、見て見ぬふりをしていたんだ。もっとタチが悪い。




こんな奴がソルの婚約者なんて、鼻で笑──



バシィン!!



「ばか......」



ソルが俺を引っぱたき、抱きしめてきた。


俺を叩いたせいで、ソルから血のポリゴンが散った。



「ルナ君はバカだよ。大バカ者だよ」


「......え?」



まだ、急に思考の沼から引き出された事に飲み込めていない。



「ルナ君の顔を見ていたらね、何を考えてるか何て簡単に分かるんだよ。だから言うね。バカ」


「......」


「私は別に、ルナ君の為にやってるんじゃないの。私がやりたいからやってるの。確かに、最終的にはルナ君の為になるかもしれない。それでも、私は私のために頑張ってるの」


「......」


「私が真に願う事はただ1つ。『ルナ君と幸せになること』だけ。今やってる事なんて、その道中の一端に過ぎないの」


「......」


「ルナ君の幸せは私の幸せだし、ルナ君の辛い気持ちは私も辛い。だから、私の我儘を少し、聞いて?」


「......」




「ルナ君はもう、1人じゃないの。私と一緒なの」




「私が痛いと感じた時に、ルナ君は痛いと思ってくれないかもしれない。私がしんどいと感じた時に、ルナ君はしんどいと感じないかもしれない。

だから、私の体は1人の物かもしれない」


「けどね、ルナ君は違うの。ルナ君が痛いと思えば私も痛いと感じるし、ルナ君がしんどいと感じたら私もしんどいと感じるの。

私はルナ君の事が大好きなの。それこそ、見てるだけで感情が伝染るくらいにね」


「今のルナ君には、自分を思う配慮が無かったの。

自分を大切に思わないから、人を大切に思えない。

自分が傷付ける事を恐れないから、どんどん深く自分を傷付けてしまう」


「人を、私を大切に思ってれる心はあっても、自分を、ルナ君自身を大切に思う心がない」


「面白いよね。ルナ君って、自分の為にやってるように思えて、実は全部、誰かの為にやってたんだよ?」




「私がこのゲームに来る時もそう。私の為に色々としてくれた」


「生放送に出た時もそう。私に巫女服をプレゼントする為に、お金稼ぎに放送に出た」


「リルちゃんをテイムした時もそう。自分の戦力になると思っても、実際はリルちゃんの為にテイムした」


「潜入ミッションと称して、マサキ君達のエリアボス戦を見に行った時もそう。自分がボスの情報を知りたいからって言って、実際はマサキ君達10人くらいを助けたよね」


「王都に来てからも、刀鍛冶の練習って名目で、私達に最高の刀を作ってくれた。武術大会の時も、私と暮らす家の為に戦ってくれた」



「ねぇ、ルナ君のやりたい事って、なに?今のルナ君が、心の底で思っている『やりたい事』って、なに?」



「......俺は......ソルと、幸せになりたい」


「うん」


「......一緒に寝て、一緒に起きて......一緒にご飯を食べて、同じ時間を一緒に過ごしたい......」


「うん......」




「......それで、最期の時まで一緒にいたい」




これが本心なのかな。


ただ一緒にいるだけ楽しいと感じるし、少しでも離れたら寂しいと感じる。

だから、ずっと一緒にいて欲しい。俺の手を握っていて欲しい。


ちっぽけな自分を、優しく包み込んで欲しい。




「ぐすっ......うん!......一緒にいるよ」


「叶うのかな......こんなに弱い心で、こんなに弱い体で......ソルを幸せに、出来るかなぁ」


「出来る!絶対に出来るよ!」




暖かい。冷たく冷めきった心に、暖かい光が差し込んできた。



あぁ、俺は甘えたがりなのかな。あの日感じた絶望感と、孤独感。それ等が俺の心を、分厚い氷で蓋をしていたんだろうな。


例え表面では氷が溶けている様に見えても、実際はまだ、分厚い氷で覆われている。


氷を溶かすのに、豆電球程度の明るさじゃあ温度が足りない。俺が、俺自身が作れる明かりは、豆電球と同等以下だからな。



でも、陽菜(ソル)は違った。豆電球なんかとは比べ物にならない、太陽の光を浴びせてくれた。



優しく氷に触れて、ゆっくりと溶かしてくれた。

冷えきった心を、優しく温めてくれた。

暗い道を、明るく照らしてくれた。



「無力感って、つらいなぁ」


「ルナ君は無力なんかじゃない。ルナ君は強い」


「そうかな......そうなのかな......」


「絶対に強い。例え99人が弱いと言っても、私の中では最っ強に強いんだよ」


「はは......本当か?でも俺、ただ誰かに甘えたいだけだぞ?」


「本当だよ。それに、甘えたいなら私に甘えてよ。アスパルテームより甘く、ルナ君を受け止めるよ?」



甘い。実に甘い。そんな甘さでソルに甘やかされたら、俺はドロドロに溶けてしまうかもしれない。


でも、ソルに溶かされるなら、いいかもしれない。



「ありがとう......元気が出るよ。体が戻ったら、いっぱい甘えてもいいか?」


「勿論。別に今からでもいいんだよ?敵は来ちゃうけど、今の私に攻撃したら、あっちから死んでいくからね」


「ははは。でも、今はいいや。体が戻ってからにする」


「うん、分かった。じゃあ最後に......私はルナ君に『悩まないで』とは言わないよ。大いに悩んで結構だし、優柔不断でもいい。ただ、本当に周りが見えなくなる前に、隣を見てみて」



隣......




「そこには絶対、私がいるから。私は君の太陽だからね。貴方を照らす事が、私の仕事だから」



ソルはそう言うと、俺から体を離し、再度抱きしめてからキスをした。


そして一旦離れると、俺は気になっていたことを口に出した。



「......今の俺、女の子だぞ?」


「いいの。私が愛しているのは、ルナ君の中身だから。例え殻に閉じこもってても、私はルナ君の中身を見ているからね」


「ありがとう」



今度は俺からキスをした。


今まで俺が氷に覆われていても、ソルだけは......陽菜だけは、氷の奥にいる俺を見ていたんだろう。

そう思うと、嬉しい気持ちが溢れてくる。


どんな場所にいても、この人は俺を見てくれる。

どんな状態であろうとも、この人は俺を見てくれる。


それに気付かなかった俺は、とても残念だ。


でも、1度気付いたらもう忘れない。


見てくれる人を、俺が見ていよう。

見てくれる人を考えて、俺は行動しよう。

見てくれる人の為に、俺は考えよう。



「大好きだよ」


「ふふっ、私も!」



最後にソルの頬っぺをムニムニしてから、俺は背筋を伸ばして立った。



「これからは、もっと周りを頼るとしよう。もっとソルを頼ろう。そして、もっと周りから頼られ、ソルに頼られるようにしよう」



俺なりの決意表明だ。



「顕現。フー、シリカ、セレナ、イブキ。来い、リル、メル、アルス」



俺は全員をこの場に出し、細かくステータスのチェックをした。


するとどうやら、神殿の効果を受けるのはプレイヤーのみだと言うことが分かった。



「お前達......よく聞いてくれ。俺は少し、変わった」


「どのように?」


「皆をもっと頼ろうと思う事にした。今までもフーやシリカには頼っていたが、今まで以上に頼る事にした」


「今まで以上?お兄さんの武器だけでなく?」


「いや?付喪神達には武器として頑張ってもらうと思う。敵の位置情報の共有や、敵の情報の共有とかな」


「あら、それなら今までもやってるじゃない」


「今まで以上だ。相手の小さな変化や、お前達が思った事を全て、俺に伝えてくれ。相手の癖や話の流れとか、小さな違和感を教えてくれ」


「承知しました」



「次に3人。リルとメル、アルスには、これから武器を作る。今、武器を持っているのはリルだけだろう?」


「そうですね。私のツクヨミさんだけですね」


「あぁ。だから、新しく3人には武器を作る。俺やソルを守る為に、一緒に戦ってくれ」


「おっけ〜。まもるためなら、わたしもがんばる」


「そして3人は、取りたいスキルがあったら言ってくれ。俺の知ってる人全員に頼み込んで、教えてもらうとしよう。今の俺は魔法だけが幅広い、意味分からん人間だからな」


「そのような事はございませんが......主が言うなら、そうなのでしょう」


「あぁ。だから、皆も俺を頼ってくれ。これでもトッププレイヤーとは何人か友達だからな」



「「「はい!」」」



「最後に、ソル。俺はお前にもっと甘える。生活面でも、戦闘面でも。ただ、それだけだと俺はソルに貰ってばかりだからな。ソルの要望も、沢山言ってくれ」


「うん。与え過ぎも身を滅ぼすからね。これからはルナ君から、いっぱいい〜っぱい、貰うとするよ」


「あぁ。じゃあ、進もう。俺達全員で、この神殿を攻略するぞ」



「「「「「「「「おぉ!!!」」」」」」」」



俺は今まで、周りを頼りきれていなかった。


その証拠に、俺が頼ると言った瞬間、皆の目が変わった。


周りを見る事が出来ていなかった俺だが、これからはきちんと見ていこう。



下も、前も、上も。後ろだって見るようにする。



ただ、俺は1人じゃない。1人で見きれない所は、2人で見る。2人でも足りなければ、3人で。


これまでとは違う、他視点からの意見もガンガン貰い、俺は前に進むとしよう。





◇◇






あれから1時間経ち、インフェルノドラゴンと接敵した。


神殿の通路を進んだ先にある、大きな空間で出現したのだ。



「イブキ、刀に。メルは魔法でやれ。リルはソルの護衛を。アルスは前に出て注意を引き付けろ」


「御意に」


「フー、シリカは待機だ。セレナは背中に」


「「「は〜い」」」



この小さな体では、布都御魂剣を装備して歩くのも大変だ。

だから、毒のダメージで削れるように、俺はイブキを使う事にした。



『グルゥゥ......ガァァァァ!!!!』



インフェルノドラゴンが、青い炎のブレスを吐いてきた。



「ぬるいぬるい。『グレイシア』」



メルの右手から出た白い光に、ドラゴンのブレスは一瞬にして霧散した。


あれが相殺というものか。



「あぁクソ、足が重いなぁ!」


『主、落ち着いてくだされ。あの龍に一撃、私を刺すだけで良いのです』


「分かった......よ!」



俺は極限まで低くなったAGIで走りつつ、ドラゴンの足にイブキを刺し、直ぐに逃げた。



『グルゥ?』


「はっ、顕現」


『ふむ......もうじき毒が回ります。退避を』


「了解」



俺はソルの元まで走ると、ドラゴンが苦しみだした。

その結果、結構神殿が破壊されているが......多分大丈夫。



「わぁお、効いてる効いてる。リルちゃん、魔力刃でトドメ刺しちゃえ」


「良いのですか?父様」


「あぁ。早めに殺らないと、逆に面倒だ」


「分かりました。ツクヨミさん、魔りょ『グルァァァ!!!』......母様!」



リルが魔力刃を使おうとした瞬間、ドラゴンが最後の力を振り絞って神殿の瓦礫を飛ばしてきた。



何が『多分大丈夫』だよ。俺はアホか?



いやいや、かなりマズイな。流石に瓦礫が大き過ぎて、アレはソルでも即死してしまうかもしれない。


何か、今の俺に出来る事は──



「『クロノスクラビス』」



ソルに当たる直前、瓦礫は停止し、ソルの目の前に落ちた。



「セレナ。『魔力矢生成』......んっ!」



この矢は、ステータスがガタ落ちした上、王の名前の付くスキルだから、凄まじい弱体化を受けている。


だけど、セレナなら問題ない。必中の効果が付いた、固定ダメージだからな。


幾らゴミステータスでも、安定した攻撃力が出る。



『グ......グルゥ............』



ドラゴンがポリゴンとなって散った。



◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

『ブリザードドラゴン』を討伐しました。

『反転の間の鍵』×1入手しました。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇



「「ブリザード?」」



火を噴くドラゴンがブリザードドラゴンとはこれ如何に。



「反転ってそういう事なのか?」


「な〜んか違う気がするよね。あ、助けてくれてありがとね!」


「いいよ。この魔法は弱体化受けてないし、間に合って良かった」



守れて良かった。大切な人を、自分の手で守れた。



「じゃあ進もう。あのドラゴンの後ろの扉、アレがゴールだろう」


「だね。いかにも『門番』って感じだったし、気を引き締めて行こう」




俺達は『反転の間の鍵』を使い、ドラゴンが守っていたであろう部屋に入った。




◇◇




足元に敷かれているレッドカーペットの先には階段があり、その先の椅子には何者かが椅子に座っていた。


ここはまるで、玉座の間だ。




「やっ!久しぶり!ルナ君、ソルちゃん!」




玉座に座る何者かの声を聞いた瞬間、あの人物が誰か、分かってしまった。




「......オケアノスか」


「えっへへ〜!よく来たね!さ、こっちにおいで!」




◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

『特殊クエスト:海神の試練』を開始します。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆



うわぁ、凄く面倒くさそうなのを引いてしまった。

考えすぎちゃう事や、気にしなくてもいい事を気にしてしまう。

そんな経験が、トラウマのせいでより強く引っかかってしまう。


でも、ルナ君の事を真の意味で見ているソルさんが、ちょっとずつ、ルナ君と前に進んでいます。



次回『海の帝王』お楽しみに!

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