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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第7章 神界と夏休み
213/492

鏖殺天使、爆誕

番外編に載せるかどうか悩みましたが、本編にぶち込みます。


正直に言っちゃいますと、読み飛ばしてもらっても大丈夫です!

(^・ェ・^)



昨日はあれからユアストにログインせず、久しぶりにVRゲー以外のゲームをやった。


テレビゲームと言うやつだな。テレビに映し、コントローラーで操作するタイプのゲームだ。



俺は昔に流行った、隻腕の忍が主人公のゲームをやった。

あのゲームは難しいけれど、やっていて楽しかった。



「うし、今日はユアストやるぞ〜!」



俺は個人的に作りたい物もあるし、ソル達とのんびりしたいので今日は武器作りに専念したい......が。



「その前にFS公式動画のチェックだ。いつもなら後2分後に投稿される......見なければ!!」



そう、昨日の『鏖殺天使、神の目インドラにサナ・エクシトゥムで勝利したwww』の件の動画だな。

既にアテナから投稿した旨のメールは貰ってるので、あとは公式次第だ。



『4thenA』

━━━━━━━━━━━━━━━

『始まるぞ〜』



アテナからメールが来た。大丈夫、バッチリ見るからな。




俺は携帯をホログラフィックモードにし、FS公式チャンネルの『今週の神プレイを紹介する生放送』を付けた。




◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


『さぁ始まりました!今週の神プレイ紹介の放送です!』


『いや〜来ちゃいましたね。遂に、この時が!』


『ですね!さぁ、視聴者の皆さん!準備はいいですか?

まずはいつもの神プレイ達をご紹介しましょう!』


『ん〜神ボタン、ポチー!』



さぁ!今週の神プレー、珍プレーを紹介するぞ!

まずはコイツだ。投稿者:『毎日がエブリデイ』さんからの投稿だ!



・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・




『いや〜どれも凄かったですねぇ!特に『Oh......味噌汁はワカメ入れたい』さんの、1キロ先からのヘッドショットは、本当に素晴らしかったです!』


『私も1人挙げるなら、『今世紀の運を全て使ったおじさん』氏の、ポッドから宇宙服ヘルメットと神の目インドラを出したのは凄かったです!』



『そうですね!......でもまだ、1つ紹介してませんよね?』



『えぇ......これはこのゲームの、『FireShoot』の歴史に残る動画ですからね。特別枠じゃないと、流石に不味いでしょ?』


『はい!では紹介しましょう!今週の......いや、このゲーム1番の神プレイを!!』



『では。投稿者:『4thenA』さんからの投稿です』


『もうこの時点でヤバいですよね。あの『ニヒル』のリーダーからですよ!!......あ、分からない方に向けて言いますと、『ニヒル』と言うチームは、このゲーム、FireShootの第1回公式大会にて、2位と圧倒的なポイント差を付けて勝利したチームの事です』


『今回はそんなチームの方から投稿されました』


『ではまず、タイトルをどうぞ!』



最高の神プレーのタイトルはこれだ!!


『鏖殺天使、神の目インドラにサナ・エクシトゥム3014で勝利したwww』



『いや〜、タイトルだけでツッコミ所が満載ですよね』


『そうですね。まず見ていただきましょう。それから解説や紹介と言った感じで......』


『分かりました。では今から見る光景、決して見逃してはいけませんよ?これは、歴史に残る、ワンシーンです』




いくぜぇ!皆、目に焼き付けろよぉ!?




◇-----------------------------◇




「どうも、アテナです。今回はタイトル通り、鏖殺天使がとんでもない事をやったので、それを動画にしました」


【※鏖殺天使はアルテミスです】


「それではこちらをご覧ください。俺も編集段階では何度も見たんですけど、流石にまだ信じられないので、ここで皆さんと一緒に確認しましょう」


【鏖殺天使の恐ろしさ、篤とご覧あれ!】



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



『なぁ、誰か弾丸と弾丸がぶつかった時の反応知らね?』



(アルテミスに言われたんで、弾丸同士がぶつかった時の挙動をチェックしたんです)



『待ってろ、今試す............マジかよ!?』


『どうだった?』


『消滅した。両方の弾丸が、綺麗に弾けて消えた』



(これ、よく覚えてて下さい。これが今回のキーですから)




『それは同じ弾でだろ?違う弾ならどっちが勝つ?』


『アル、消えたよ。今7ミリと9ミリ弾をぶつけたけど、どっちも消えた』




(はい、これがリプレイ映像から見た光景です。弾の大きさが違っても、完全に消えてますね)




『ナイス翔。それが聞きたかった。じゃあ俺、やるわ』


『......マジで言ってんのか?』



(俺はこの時、アルテミスの気が狂ってんのかと思いました)




『あたぼ〜よ。世界6位、日本1位を舐めんなよ?』



【唐突なイキリ】



『いくらボルトアクションじゃないからって、マジでやる気なの?流石に私も正気を疑うんだけど......』


『サナを信じろ。ピギーくらいの砂使いなら、サナを信じてやれ』



(はい、会話が繋がってない時点で、この時のアルテミスが狂ってる事は分かりましたね。でも、だからこそ、彼はやっちまったのでしょう)



【やっちまった。これ重要】



『アル、失敗した時のことは?まさか僕に丸投げ?』


『そうだぞ。俺の死体から5ミリを回収して戦え。あと使いたかったらサナも使ってくれ』


『......まぁ、成功する事を祈ってるよ』



(失敗した時の事は丸投げなんて、全然アルらしくなかったんですが、この後に起こる事に比べたら、こんなのは些事だと思い知らされます)



【マジでやばいからな!?見とけよ!?】




『俺は......やれる......よし、やるぞ』



『ふぅ................ゴー!』



ババンッ!!!!



『ピギー、確認を』


『......死んでる......アイツ、死んでる!!!』



【ヤバい】


(はい。まず何があったのか説明しますと、まず最初に、ゴッダイインドラにアルテミスは右腕を吹き飛ばされてます)


【流石神の目。強い】


(そして残った左腕だけでインドラを倒すと、アルは言ったんですね)


【ここ、頭お菓子ポイント】


(それでアルの視点を見て欲しいんですけど、アルが最初に腕を飛ばされた時......ここです。ここ、アルは敵の位置を把握してないんですよ)


【まぁ、当然っちゃ当然。ウン百m先の狙撃を逆算するのはまず無理】


(でも見てください。アルがサナを構えた時のこの射線、編集で線を出しますが、見てくださいこれ)



【完璧にヘッショラインwww】



(コイツ、経験と勘で、完璧なエイムを発揮してるんです)



【最早何も言えない】



(そしてコマ送りにして......はい、インドラの射線を青にしますね......ほら見てください。サナの射線と被って、完璧な紫になってます)



【美しすぎる神角度】



(んで進めると......はい、最初の検証にあった通り、弾が対消滅してますね)


【伏線回収】


(で、ココ!アルはインドラ使いを殺すため、2発撃ってるんですが、この反動制御を見てください!)


【最早無反動】


(そして一発目は消滅して......2発目が飛び......ヘッドショットと)


【注意※これはサナ・エクシトゥム3014です】



「以上です。最後にリプレイ映像とアル視点、両方をお楽しみ下さい」



・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・


◇-----------------------------◇



『............』


『............』


『はっ!つい無言になっちゃいました!』


『これは......ヤバいですね』


『はい......インドラに神の目を付けた、所謂『最強武器』が、スコープが付けられない上に、癖の強い反動という事から『最弱武器』とまで言われたサナが勝つなんて......うぅ』


『サナ・エクシトゥム3014......普通のプレイヤーには、近接戦にも使われませんでしたからね。それをこの距離......え、650m!?......650mをヘッドショットするなんて、神の御業としか言えませんね』


『うぅ......正に『アルテミス』です。彼は、本当に神だったんでしょう。......鏖殺天使、読んで字の如く、彼は美少女に......天使になり、鏖殺しました』


『そしてこれを機に、FSに称号システムを実装する事が決定しました!』



称号システムだ!付けられた2つ名、頭の上に出るようになるぜ!!



『今回は主に、大会出場者、そしてニヒルのメンバーの方々に称号が付けられました』


『アルテミスさんは先程の通り、『鏖殺天使』の称号を贈らせて頂きました』


『今後とも、FSをよろしくお願いいたします』


『よろしくお願いいたします』



他のみんなも、頑張って称号を狙ってみようぜ!!



『では、本日の配信はここまでとなります!』


『沢山の応募、ありがとうございました!!』



『『それでは!また来週〜!!』』



じゃあな!来週も楽しんでくれ!!



◆━━━━━━━━━━━━━━━◆






「すぅぅ......ふぅぅ......マジかぁ......」






動画が載るだけじゃなく、特別枠で配信された。



「これ、家宝にしとこ。月見里家の家宝にしとこ」



配信を保存し、バックアップも取っておいた。

これは後で、両親に送るとしよう。


2人は......喜んでくれるかな?



「よし。アイツらも城に来る事だし、ユアストにインするか」



俺は携帯を仕舞い、VRヘッドセットに接続し、装着した。






「さぁ、帰ろうか。ゲームスタート!」

生放送のテロップよりアテナてんてーの動画の方が、綺麗に枠取りされてましたね。



って、そうじゃなかった。次回のお話をするんでした。



次回、『バックトゥーザファーザー』お楽しみに!

(おふざけ予告です)

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