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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第2章 アップデートと仲間
21/492

詳細確認(2)と弓術

さぁさぁ面白くなりますよ!ドキがムネムネ!ですね!

楽しんでいってください!


2020 11 28 めちゃくちゃ大事な部分が抜けていたので修正しました。本当に申し訳ありません。

 



「さて、街に戻る前にアップデートの詳細を確認しないか?」



 俺はそう提案した。噴水前で少し見たとはいえまだ分かっていない部分が多い。分からないが、感じることはある。その最たる例が草原に生えている草だ。



「そうだね、お知らせを見るに、生放送で出た情報の数倍は書かれているんじゃない?」


「そんなになのか? じゃあ、ギルドに行く前に見ようぜ!」



 あぁ、マサキは確認していないのか。スクロールバーの小ささを見て度肝を抜かすといい。



「まぁ、これを見てみろ、マサキでもこれが示すことは分かるだろ?」



 そう言って俺はお知らせのスクロールバーの部分を見せる。するとマサキは――



「......はぁ。これ、日が暮れないか?」


「まぁまぁ、こっちで日が暮れてもあっちじゃ2時間くらいだぞ?」



 俺は悪魔の囁きをしたと思う。地獄に足を掴んで引きずり落とすような、そんな所業だと思う。



「......分かった。共に見ようではないか」



 こいつ大丈夫か? 明るい太陽が一瞬にしてブラックホールになったような、そんなレベルで雰囲気が暗くなったぞ。



「多分大丈夫だ。下の方の部分はどうせ、『草の種類を追加しました』くらいしか書いてないと思うぞ」


「そうか?それなら、まぁ。早く見ようぜ!俺は地獄から抜け出したいんだ!」



 マサキが情緒不安定になってしまったが、気にせずに始めるか。



「まずはステータスウィンドウから確認しよう」


「「分かった」」



 ということでステータスウィンドウの確認から始まった。7割型噴水前で確認したので未確認の部分だけピックアップしよう。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・クエスト機能を追加しました。

 クエストには2種類があります。クエストの履歴はステータスウィンドウより、『クエスト』にて確認できます。


『通常クエスト』

 通常クエストは冒険者ギルドで受注できる依頼がメインです。『相手から』依頼されると通常クエストになる事が多いです。ある程度一定の基準で報酬が決められています。


『特殊クエスト』

 特殊クエストは通常クエストのようにウィンドウが出ることがありません。『自分から相手へ』何かしらの行動を起こすと発生する事が多いです。

 様々な内容があるので報酬の振れ幅が大きいです。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



「へぇ、依頼を受けたことがないから知らないがウィンドウが出るんだな」


「冒険者なのに依頼を受けてないなんて、なんでルナは冒険者になったんだ?」


「そこに冒険者ギルドがあるから、だな。そこでの出会いがかけがえのないものだったからな。後悔なんてないぞ?」



 依頼を受けなくていい、という訳では無い。レイナさん達から文句を言われないのをいい事に、好き勝手したいからだ。そのうち依頼を受ける予定なんだ......そのうち............



「なんか嫌な予感がするな、今のうちにクエスト履歴確認をしていいか?」


「別に構わないわよ? ルナ君の嫌な予感って別に、そこまで酷いものじゃない気がする」


「そうだな。ルナの『嫌な予感』はなんか信用ならねぇぜ!」


「2人ともありがとう、そして酷い」



 ジト目を送りつつ、履歴を確認する。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『特殊クエスト履歴』

 ・『冒険者ギルド受付嬢と友人関係になる』(達成済)

 ・『フェルと友人関係になる』(達成済)

 ・『フェルの弟子になる』(受注中)

 ・『リンと友人関係になる』(達成済)

 ・『冒険者ギルドのギルドマスターと友人関係になる』(達成済)

 ・『剣聖の称号持ちの人物と関わる』(達成済)

 ・『剣聖より剣術を教わる』(達成済)

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「えぇぇぇ......」



 なんか乱発してた。友達になるのとか、スパーダさん関係しかないが、驚きだな。報酬は敢えて知らないでいこう。こういうのは報酬目当てで行うものではないのだ。



「よし、お待たせ2人とも。ウィンドウ確認に戻ろうか」



 2人は俺が履歴確認中、剣の素振りをしていたようだ。すこし離れたところにいた。



「聞いてくれルナ! 剣術のレベルが上がったんだ! これで2だぞ!」


「分かった~。履歴はどうだったの?」


「マサキはおめでとう。ソルは......まぁ、なんというか、乱発していたよ」



 さ、確認再開しようか。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 ・掲示板機能を追加しました。

 掲示板の作成、閲覧が可能です。

 マナーを守って使用しましょう。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「これは俺は使わないかもしれんな」


「そう? 結構ルナ君はこういうので情報を集めていると思ってた」


「俺も同意見だな。今までどうやって情報を集めていたんだ?」


「現地人に聞きまくった。そのせいで特殊クエスト乱発してたけど」



 そう答えると2人は『なるほど』と納得した。



「まぁ、参加はしなくても見るくらいはしてもいいんじゃないか?」


「マサキ、もし自分のことが書かれていたら不安にならないか?ただでさえ公式生放送で目立ったんだ、何かしら書かれている可能性が高いだろう?」


「それもそうだな! 俺は掲示板は見る方だから、ルナについて書かれていなかったり、結構有用な情報だったらその掲示板を紹介するぞ!」



 マサキ、マジで優しい。これは素直に甘えるとしよう。



「あぁ、ありがとう。是非それは見させてもらうよ」





「ステータスウィンドウはこれくらいか? あとはバカみたい多い他の追加情報か」



 ステータスウィンドウの確認が終わったので地獄の追加情報たちを見ていく。


 目立つ部分のみピックアップする。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・モンスターに鳴き声を追加しました。

 モンスターに特有の鳴き声を追加しました。

 鳴き声によってステータス異常が発生することがあります。

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 あぁ、インフィルクロウで体感したよ。

 あいつは中々にうるさかった。耳を塞ぐ程じゃないが、急に鳴かれるとビクッとしてしまうだろうな。



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 ・フィールド『インフィル草原』に様々な種類の草を追加しました。

『インフィル草原』に薬草含め、様々な草を追加しました。

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 へぇ、色んな草が追加されたのは分かっていたが薬草も追加されてたのか。鑑定スキルとかないのかな?是非とも欲しいところだ。



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・天候を追加しました。

 雨、霧、曇りなどの天候を追加しました。

 天候によって魔法の威力が変動することもあります。

 特定天候時のみ、出現するモンスターも居ます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 おぉ!これは中々にめんどくさい仕様だ。

 雨の日は水属性魔法が強くなったり、雷雨時は雷属性の魔法の威力が上がるのだろう。



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ・武器に『愛着度』を追加しました。

 武器を使い込めば使い込む程『愛着度』が貯まるようになります。『愛着度』が50でその武器に対応するスキルのスキルレベルの上がる早さが1.5倍に、『愛着度』100で2倍の早さで上がるようになります。

 愛着度の上限値はありません。『愛着度』が200になったとしても、スキルレベルの上がる早さは2倍のままです。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 これはめちゃくちゃ重要だな。1つの武器を極めれば極める程『愛着度』として数値化される。今の俺ならアイアンソードが1番愛着度高いだろうな。ちょっと見てみるか。



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 アイアンソード Rare:1


 攻撃力20

 耐久値296/300

 付与効果なし

 愛着度 141

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 愛着度たっか。愛着度と『最弱無敗』のせいでアホみたいな速度でスキルレベルが上がるわけか。やばいな。特に『最弱無敗』は。まだまだ成長するしな。






 あとの情報はそこまで大したものでは無かった。

『住民に口調を追加』とか、そういう細々とした、かつ、確かに感じられる変化を追加したようだ。『空気の流れを追加』とか分かりにくいが、多分、武器屋前の鉄の匂いや木の匂いとか、そういうのだと思う。



「よし、これで確認を終わるか。2人ともお疲れさん」


「お疲れ様。本当に量が多かったね。第2回からは少しは減るかな?」


「お疲れ! ソルの言う通りになるといな!」


「そうだな。じゃあそろそろ冒険者ギルドに向かおう」


「「了解!」」




 そうして俺たちは冒険者ギルドへ足を運んだ。






 冒険者ギルドは、草原に来る前に見た長蛇の列は無くなり、ギルドの中で数人並んでるくらいだった。あと、テーブルの8割くらいがプレイヤーによって占領されてた。中々にむさ苦しい。



「こんにちはレイナさん。友達の冒険者登録をしたいのですが、良いですか?」


「こんにちはルナさん! ご友人の登録ですね? ありがとうございます! 直ぐに用意しますね!」



......なんか周りが『俺達と対応違くね?』とか言ってるが気にしないようにしよう。



「ねぇルナ君、あの人、前のプレイヤーとルナ君とで対応が違ったのだけど、どうして??」



 ソルが聞いてきたが、なんか顔が怖いな。モフモフの耳がピコピコと、尻尾がゆっくり揺れていて、凄みがある。



「あぁ、レイナさんとは友達なんだ。そこそこの回数話しているから、俺の時の対応は軽いんだよ」



 そう答えるとソルは



「そう......それなら良かったわ。てっきり............」


「ん? なんて? ごめん、最後の方聞き取れなかった」


「い、いや! 気にしないで! 大丈夫だから!」



 焦っているがどうしたのか。尻尾が右往左往していてめっちゃモフりたい。


 なんて事を考えているとレイナさんが戻ってきた。



「お待たせしました! そちらの御二方でよろしいですか?」


「はい、お願いします」




 俺が答えると、レイナさんから説明を受けながら2人は渡された紙を書いていく。








「な、なぁルナ、この『職業』はどうしたらいいんだ? さすがにこれから魔剣士になりたいからって今魔剣士って書いたら不味いだろう?」


「あぁ、それは2人とも『剣士』と書いておけばいい。そこの職業はステータスと連動しているから後々変わっても問題ない。......っていう説明をさっき受けたばかりだろう? もう忘れたのか?」





 なんかマサキがソワソワしている。トイレにでも行きたいのか? ユアストは尿意とかまでは再現していないぞ?



「いや、違うんだ。なんか周りからめっちゃ見られていて集中出来ないんだ」


「え? 見られている?」



 そう言われて俺は周りをみる。するとギルド内のプレイヤーのほとんどがコチラ、というか俺を見ていた。なんかヒソヒソと『生放送の人?』とか『あの銀髪の人って......』とか聞こえる。



「あぁ............なんか俺がめっちゃ見られているようだ。なぁソル、こういう目立つの慣れていないんだがどうすればいい?」



 俺はマサキより先に登録が終わったソルに聞く。

 ソルはカウンター前の椅子から立ち上がって俺の方に来て言う。



「いつも通りでいいよ? 変に気を使ってはルナ君の良さが薄れちゃうよ」



 俺の良さってなんだ!? めっちゃ気になる!!



「そ、そうか......なら視線は気にしないようにする。ありがとな、ソル」



 そう言ってついつい頭を撫でてしまった。多分、無意識に視線から逃れようとしていたら手が出ていたんだろうな。気づいた時にはもう遅かった。



「あっすまん!」


「えへへ〜。初めて撫でてもらった〜」



 あれ? ソルがぽわぽわとしてる。尻尾がめっちゃ揺れている。動物は尻尾で感情を表すとか言われているけど、そういうのも再現しているのだろうか。ってか今のソルの感情はなんだ!?



「ソ、ソル? 大丈夫か?」


「へっ? ......う、うん!大丈夫だよ!」



 顔が真っ赤だ。怒っている訳では無いだろうか、尻尾が高速で動いたりゆっくり動いたりを繰り返している。



「お二人さん、俺はこの空気の中どうすればいいんだ?」



 マサキが聞いてきた。



「この空気って言われてもなぁ......知らん。」


「お前嘘だろ? ......まぁいいや。それでこの後はログアウトする感じか?」


「あぁ、そうだな。今日はありがとな、マサキ。友達とゲームをしたのは初めてだったが、中々に楽しかった」



 素直に感謝の気持ちを伝える。だって、本当に楽しかったから。



「おう! 俺の方こそありがとうだぜ? 色んなことを聞けたしな。またタイミングが合えば一緒にやろうぜ!」


「そうね! 今日はありがとう、マサキ君」


「あぁ! じゃ、お疲れ〜!」


「「お疲れ様」」



 そう言ってマサキはログアウトした。






 が、見られている状況は変わらない。さっきまではこちらを観察するような目だったのが、なんか恨みが篭っている視線も感じる。


 俺なんか恨まれるような事した!?



 いや、心当たりがある。多分、ソルだな。

 ソルは美少女だ、超がつくほどの。そしてそんなソルの頭を撫でた俺に恨みの視線が飛んできているのだろう。



 よし、こういう時は目的を果たすという意思で行動しよう。周囲によって揺れる心に芯を立てる。





「レイナさん、この後って時間ありますか? 『弓術』を俺とソルに教えて欲しいんですよ」



 レイナさんは以前に『弓術スキルが無いのに弓を使った』話をしていたから弓術スキルは持っているだろう。


 OKを出してくれると信じてレイナさんに聞いた。



「良いですよ? と言うより今からお教えしましょうか?」



 えっマジで! それは超助かる!



「では今からお願いしていいですか?」


「はい! 弓矢はお持ちですか? 無ければ訓練用のをレンタルする事になるのですが......」



 へぇ、訓練用のはレンタルできるのか。初めて知った。



「はい、持ってます。矢も200本ありますよ」


「そうですか! 分かりました、直ぐに訓練場に行くので訓練場の方でお待ちください!」



 そう言ってレイナさんは他の受付嬢に話して奥の方に行った。



「じゃあソル、訓練場に行くぞ。案内するから着いてきて」



 俺はソルにそう言った。するとソルが



「分かった。よろしくね?」



 と言いながら手を繋いできた。






 え?






「ソ、ソルサン? ドウシテテヲツナグノデスカ?」


「え? だめ?」


 その上目遣いの方がダメだ。あと数ミリで落ちそうなラインまで来ている。もう心の中には『落ちようよ、その方が楽だよ? 告白でもしてみる?』というのと『ダメだ!ソルは......陽菜は大切な数少ない友達だ! 落ちてはいけない!』という2つの意見がぶつかり合っている。


 よし、今はソルに答えよう。無心だ、無心でいるのだ。




「いいよ」






 ──今思えば、これが始まりだったのかもな......恋の。






 そして手を繋いで訓練場に来た。幸い(?)レイナさんはまだ来ていなかった。そこでソルと少し話すことにした。



「弓を握るのも2年ぶりだな。上手く扱えるかな......」


「ふふっ、大丈夫よ。剣だって2年ぶりに持ったんでしょ? それで道場時代より扱えてたんだよ?ルナ君は大丈夫だと思うよ。私は私が心配だけどね」


「それこそ大丈夫のはずだ。ソルは俺より器用だからな、よく知っている。あと、狐人族の補正がDEXにかかるだろ? 100%が120%になったようなもんだ」



 なんか背中がむず痒いが俺は言い切った。


 むず痒いのはどうしてか? それは隣にいるソルの尻尾が俺の背中に当たっているからだ。



「ありがとう、そう言ってくれて嬉しいよ。私、頑張るね? 魔法は弱いけど弓は大丈夫だからね、全力でやるよ!」


「あぁ、ソルを応援するよ。あと、DEXが高いなら生産系のスキルを取るといい。基本はDEXが高くないと上手く出来ないからな」



 狐人族の補正とプレイヤースキルが合わさればソルは確実に上位の生産プレイヤーになれるだろう。と、信じている。



「分かった。初めは『料理』がしたいな。ルナ君、味見してくれる?」



 マジ!? めちゃんこ嬉しい!



「あぁ! 勿論だ!」




 そんな話をしていたらレイナさんが来た。



「お待たせしました! 準備に少し時間がかかりまして......すみません」


「いや、気にしないでください! 元々こちらが急に言ったことですし、こちらこそすみません!」


「そうですよ。それに『弓術』を覚えられるならそれ以外の事は些事ですよ」


「そう言って頂けると嬉しいです! では、さっそくレクチャーしますね? よく見ていて下さい」



 早速始まるようだ。



「これが『弓術』スキルを覚えると使える、『シングルショット』です!」



 そう言ってレイナさんは射った。

 90m程先の的に、スコーン! と音を立てて矢が真ん中に当たる。



「「おぉ〜!」」



 アーチェリーの競技に出たら金メダルを取れるんじゃないか?レイナさん。



「次は『弓術』レベル5で使える、『ダブルショット』です!」



 レイナさんは1度に2本の矢を射った。

 そして2本とも的の中心付近にあたる。



「更に、『弓術』レベルが25で使える『トリプルショット』!」



 3本同時に射った。また全てが中心付近だ。

 なんだこの人、命中率高すぎないか!?



「「すごい......」」


「まだまだ行きますよ! 次は50レベルの『クアドラプルショット』です!」



 おいおいマジかよ4本同時に射ったぞ!

 しかもまた全部中心付近だ! マジでどうなってんだ!?



「そして私が使える限界の『弓術』レベル75で使える『クインティプルショット』です!」



 スコココココーン! と5本の矢が的に当たる。

 4本はほぼ中心に、1本だけ中心付近の円から外れてた。



「やっぱり私の技量じゃ5本は無理ですね......とまぁ、こんな感じです。習得出来ました?」



 ステータスを見てみる。すると『弓術』の文字が合った。



「「習得出来ました!」」



 ソルとハモった。



「ふふっ、仲良しさんですね! 『弓術』は以上になります。お疲れ様でした。あとは試し撃ちをして感覚を掴んでくだはい」


「「ありがとうございました」」



 ソルと一緒に頭を下げる。なんか道場時代を思い出すなぁ。



「また何かあったら気軽に声を掛けてください! それでは、失礼します」



 そう言ってレイナさんはギルドに戻っていった。












 さぁ、これからどうすればいいんだ?



  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 名前:ルナ Lv31

 所持金: 79,250

 種族:人間

 職業:『剣士』

 称号:『スライムキラー』

 所属ギルド:冒険者 (E)


 HP:400

 MP:400

 STR:320

 INT: 320

 VIT: 320

 DEX: 320

 AGI: 320

 LUC:160

 CRT:24


 残りSP:300

 取得スキル

 戦闘系


『剣王』Lv2

 new『弓術』Lv1

『走法』Lv0

『手加減』Lv0


 生産系


『鍛治』Lv1

『金細工』Lv1

『裁縫』Lv1

『調薬』Lv1

『木工』Lv1

『錬金術』Lv1

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

恋の『弓術士』ソルさん。あとは矢に付けた紐を引っ張るだけだ!ゆっくりでいい、頑張れ!

鑑定フラグ... それと、職業の『剣士』はそのままです!自称『弓術士』の剣士ルナ君ですね!まぁ、『最弱無敗』が暴れるので自称で終わらないと思いますが。

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― 新着の感想 ―
[良い点] しっかり恋を主人公が認識して良かった(自分の読んでる作品偏ってて鈍感が多すぎたからめっちゃ新鮮)
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