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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第2章 アップデートと仲間
20/492

2人とレクチャー

次回予告を塗り替える禁忌を犯しました。

だって.....詳細確認の分も入れたらとんでもない文字数になるのが分かって...その...ダラダラしないようにと...思いまして...え?結局ダラダラしてるって?...はい、そうですね。


すみませんでしたぁぁぁぁぁ!

 



 合流した俺達は2人に街を案内する。



「ここがフェルさんのお店ね。武器を売っているよ」



 そういって俺は扉を開けた。



「こんちわ〜」


「おうらっしゃい!ってルナじゃねぇか! 1週間ぶりか?」



 あっ曜日感覚があるからリアルで1日経つとそれくらいか。



「それぐらいですね! 今日は俺の友達を連れてきました!」



 そう言って後ろにいた2人を見えるように横にずれる。



「ソルです。よろしくお願いします」


「マ、マサキです! よろしくお願いします!」


「おう! 俺はフェルだ! よろしくな!」



 その後も少し話して自己紹介が終わった。



「フェルさん。2人の武器を選んでもいいですか?」


「もちろんだぜ! ゆっくり見てってくれ」



 そして2人に話しかける。



「2人はどんな武器を使うんだ?」


「う〜ん、俺は剣かな! 魔剣士になってみたい!」


「私は弓かな〜。ルナくんのサポートが出来ればいいや」



 ソルさん。もし、後衛としてのサポートがしたくて弓を選んだなら申し訳ないです。俺も弓を使い始めます。



「そ、そうか。ならマサキにはアイアンソードを。ソルには弓と、あと矢を200本、プレゼントしよう」


「いいのか? 俺らとしちゃあ助かるんだが......後々なんかで請求したりしないか?」


「する訳ないだろう。俺は友達とゲームをやるのは初めてと言ってもいい。少し自由にやらせてくれ」


「そういうことなら有難く貰うね?」



 という訳で1,900Lを出して剣と弓矢を買った。



「じゃあフェルさん。また来ますね!」


「おう! メンテナンスにも持ってこいよ〜」


「「「はい!」」」



 フェルさんの店を出た後は最初の時の俺のようにアウルさんの店やリンさんの店を紹介した。



「じゃあ、粗方紹介終わったし冒険者ギルドに行くか」


「待ってたぜ! 中はどんな感じなんだ? 現地人の冒険者とかいるのか!?」


「落ち着けマサキ。そこら辺は自分の目で確認するのが良いだろう?」



 そう言って冒険者ギルドへ向かったのだが......



「わぁお何これ〜」


「長蛇の列......だね」


「これ、並ぶのか?」



 ギルドの前はとんでもなく長い列が出来ていた。

 どうしようか。



「先に草原に行くか? 新しいモンスターとか増えたみたいだし。スキルの取得......は『剣術』以外は俺は教えれないが、それでもいいか?」


「おう! 俺はいいぞ! でもソルはどうする?弓だろ?」


「あぁ、大丈夫だぞ。ソルはリアルでも剣術を習っていたからな。俺の剣を渡せば良いだろう」


「えっいいの!? でも、それじゃあルナ君の剣はどうするの?」



 まぁ、その心配は必要ない。



「大丈夫だ、問題ない。(キリッ)」


「それ、フラグじゃないか?」



 酷いなマサキ。ホントに大丈夫なんだよ。



「あぁ、マジで大丈夫だ。俺は剣を2本持ってるからな。ちょっとした試みで二刀流が出来るか検証しようと思っててな。新品の方を渡すよ」



 そう、スーパーロマンの二刀流の為にアイアンソードは事前に買っておいたのだ!



「ごめんね? ありがとう!」



 笑顔でそんなこと言われたら落ちちゃうぞ、俺。



「き、気にするな。じゃ、『インフィル草原』へレッツゴー!」


「「おー!」」







 パーティを組んでインフィル草原に来た。他のプレイヤーが居ない、結構奥の方だ。


 モンスターに出会わなかったのは運が良いな。今から草原のモンスターについての説明だ。



「さぁ、新モンスターは分からんが既存のやつは分かるぞ。まず『インフィルスライム』、こいつは雑魚だ。剣術スキルがあればレベル1でも数回斬れば倒せる」


「先生! 剣術スキルがありません!」


「大丈夫だ、マサキ君。私が教えよう。フォッフォッフォ」



 オホン!と咳払いをひとつして話を続ける。



「んじゃ次、『インフィルボア』。こいつはそこそこ厄介だ。突進がそれなりに早くて痛いんだ。俺は4mほど突き飛ばされたぞ」


「先生! それは回避可能ですか?」


「もちろんですソル君。あなた達の反射神経なら余裕で回避できるでしょう。ですが、油断してはいけません。ボアは、気付かぬうちに突っ込んで来ます」


「はい、分かりました先生」


「あとそうだ、この草原、アップデートで草が増えている。それなりに背の高い草にボアがいたらマジで気づかないと思うから気をつけてな」


「「はい!」」


「うん、いい返事。では既存のモンスター最後は『インフィルクロウ』だ。生放送で俺の戦闘シーンを見たよな?あいつはレアモンスターだ。多分出会わないだろうが、出会ったら速攻で逃げてくれ。今の2人じゃ100%勝てん」


「そうなんですか? 先生。武術経験のある私でも厳しそうですか?」


「あぁ、無理だ。まずレベルが足りん。あの戦闘シーンの時の俺は多分20レベル前後だと思うが、それでも『剣術』レベルは30以上だった。それで何回も回避斬りして倒したんだぞ?レベルが10にも満たないやつはソロ討伐は無理だろう。分かったか?」



「「はい!」」



「うん。では『剣術』スキルを覚えてもらう。まず見せるから......って思ったが俺の今のスキル、『剣術』じゃねぇ。大丈夫かな?」


「大丈夫と信じてください、先生!」


「分かった。まぁ、マサキには今の俺と同じスキルを取れても今後の得にしかならないだろうな」




 そう言って俺は『剣王』スキルの剣を見せた。






 まぁ、結果から言うと、マサキが『剣王』スキルを取れるはずがなかった。だって『剣術』が進化したのが『剣王』だもん。



「ルナ! 『剣術』取れたぞ!」


「私も取れたよ! ルナ君!」


「そうかそうか、おめでとう」



 戦闘系スキルが無くて、剣で殴りつけてた俺と同じ目には会って欲しくないからな。



「よし、ならスライムとか探すか」



 2人は頷いた。早く試し斬りしたいのだろう。分かるぞ。俺も早く『剣王』を敵にぶつけたい。



「なんだあれ?」



 インフィルクロウを見つけた時みたいな反応をしてしまった。



「あれは......ウサギ、かな?」


「ウサギだな! でも角が生えてるな!」


「1回俺が倒して確認しようか?」


「いや、ここは俺が行く!」



 そう言ってマサキが前に出た。



「まぁ、大丈夫だろう」


「そうね。何かあってもルナ君なら大丈夫でしょ?」


「多分な」



 その全幅の信頼はどこから......レベルか?


 そんなことを考えてたらウサギとマサキが向き合った。



「よし、行くぞ! てぇい!」



 走った勢いを付けて真っ直ぐに剣を振り下ろした。


 角で貫こうと飛びかかったウサギを斬る。



 ウサギからポリゴンが散る。が、まだ倒せていない。



「さぁ、もう1回!」



 そう言ってまた真正面からマサキは構え、剣を振り下ろすが、ウサギは角で貫こうと飛びかかる...フリをして1秒ほど待った後に、飛びかかった。



「なっ!?」



 ウサギの手前で剣を振り下ろしきったマサキにウサギの角が刺さる。


 マサキの体からポリゴンが散る。





「おぉ〜賢いなあのウサギ。ディレイをかけるなんて対人戦に慣れてるのか?」


「どうだろうね。ま、あれは最初に剣を振り切ったマサキ君が悪いわね」


「そうだな〜」



 結構辛辣だな、ソル。



「くっそ〜! やってくれたな!」



 マサキは今度は剣をだらりと下げた。あの構えは━━



「俺がインフィルクロウ相手にやった構えか。だがダメだな。あれの本質を見抜けていない」


「そうだね、あれは自然体で『敵意を殺して』近づかないといけないから、初撃でしか通用しないものね」



 そう。あの攻撃の時は、インフィルクロウと『目を合わせた』だけだ。インフィルクロウも敵意のエンジンがかかる前に。俺からは一切の敵意を消して近づいたから当てられたのだ。



「ま、それも経験だろう」



 案の定マサキの斬り上げをウサギは避けた。

 もう、そこからは同じような、拮抗した勝負が続いた。



「あのウサギ、多分レベル高いだろうな。冒険者ギルドに行ったら聞いてみるか」


「ギルドで分かるの?」


「分かると思うぞ。ギルドマスターのスパーダさんなら知ってるはずだ。多分」



 多分。だってこのモンスター確実にアップデートで実装されたやつだからな。スパーダさんの知識が『経験』が全てなら最悪、知らない可能性がある。だが、アップデートで『知識』を直接持っていたら知っているはずなのだ。



 そんな会話をしていたらマサキとウサギの最後の攻防が始まった。



「あれで最後かな?」


「だろうな、どっちもボロボロだ」



 よくあんなになるまで戦ったものだな。俺なら援護を求めるところだ。





「さ、マサキの勝利だろうしポーションを試してみるかな」


「ルナ君はポーションを使った事がないの?」


「あぁ。そもそもボアとスライム以外から攻撃を食らったことがない。ボアの時もまぁ、防具のおかげでHPは半分も減らなかったしな。使う機会がなかった」



 我ながらおかしなプレイヤーだと思う。自然回復以外で回復をしていないなんて。



「ま、そんな事は置いといて、マサキ! お疲れさん」


「おう! ありがとな!」



 そこで戦闘結果(リザルト)を見る。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『アルミラージ』を討伐しました。


 マサキのレベルが3上がりました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「『アルミラージ』か。まぁ、そんな気はしていたが。この草原じゃ、中ぐらいの強さかな?」


「そうなのか? 結構強かったぞ!」


「そりゃマサキはレベル1だったろ。そういやドロップ品はあるのか?」



 リザルト画面でSPの獲得通知が無いのを見る感じ、ドロップ品はパーティ内でも戦った人にしか手に入らないのだろうな。



「あるぞ! 『ウサギの肉』だな!」


「まぁ、そうなるか。ところでSPは振ったのか?」


「おう! STRとVITとAGIに10振ったぜ!」



 わお、残さないんだね。



「そっか、ありがとな。これ、飲んで見てくれ、ポーションだ。できれば感想ちょうだい」



 そう言って俺は回復ポーションを手渡す。



「勿論だ! これがポーションか。初めて見た......んじゃ、有難く。いただきます!」



 そう言って飲んだマサキの体が緑色に光る。



「──味は不味くもなく美味くもないな! 薬っぽいが、苦くないからか? あとHPが半分くらい回復したぞ!」


「まぁ、それの回復量は50だからな。HP1桁になるまで戦ってたんだ、もう一本飲んどけ」



 そう言ってもう一本渡した。



「ありがとな!」



 綺麗な笑顔で言ってきた。クッ! このイケメンめ!





「ねぇねぇルナ君。次は私が戦っていい?」



 ソルが上目遣いで言ってきた。それはやばい。落ちる! 落ちちゃう! 耐えろ俺!



「あ、あぁ勿論だ!!!」



 勢いで耐えろ!



「ありがとう!」



 花が咲いたように笑うソル。

 ヒェェェエ! やばい! ソルが可愛いすぎる!



「ん、大丈夫かルナ? 顔が赤いぞ?」


「え? あぁ、大丈夫だ。気にするな。んじゃ、モンスター探すか」



 顔が赤くならないようにモンスターのことだけを考える。くそ! このゲーム感情が大きくなると赤くなるとかそこまで再現するのか!






 草原を歩くこと3分。



「お? あれはインフィルスライムだな。ソル、頑張れ」


「うん! 行ってくるね!」



 スライムを見つけてソルが戦いに行った。




 そして我々見学組は――




「まぁ、ソルなら苦戦はありえないだろうな」


「そうなのか? 俺の時みたいに、結構時間かかるんじゃないのか?」



 普通はそう思うよな。だがソルは、いや、陽菜は俺と一緒に9年間道場に行ってたんだ。あの厳しい師匠の元であれだけ学べば戦い方は体に染み付いているはずだ。



「大丈夫だよ。俺とソルは武術経験者だ。剣......というより木刀や弓、格闘術とか槍術とか、諸々はリアルでも扱える」


「マジかよすげぇな! 俺は小学生の時に空手を習ったくらいだからな、中学からはサッカー1本だ」



 へぇ〜そうなのか。空手かぁ、『闘術』スキルもあるだろうし、その時にマサキの空手経験は役に立つだろう。



 そしてソルは、何の危なげもなく、スライムを倒した。



「お疲れさん。やっぱり相手にならなかったか?」


「まぁ、あのくらいなら読みやすいからね。攻撃の前兆も分かりやすいし、ホントに初心者用モンスターだったよ」




「な? そういうことだ」



 俺はマサキに言った。



「すげぇな! 俺もそれぐらいやってみたいぜ! なんかヒントというか、アドバイスみたいなのはないか?」



 おぉ、向上心を持つのはいい事だ。なら教えて上げよう。



「なら俺から1つ。まずは相手の動きを見るといい。よく見ろ。そしてイメージしろ。それだけでダメージを受ける回数はかなり減るだろう」



 師匠から教わったことだが、いいかな?



「そうか、『よく見る』か。分かった! 頭にぶち込んでおく!」


「おう、頑張れ! それじゃあ一旦冒険者ギルドに行って解散するか?」



 2人とも初戦闘は済んだしな。冒険者登録をしてお開きになるかな?



「そうね、リアルではまだ時間があるから私はそのままやってるね」


「俺は冒険者になったらログアウトする! 休憩を取って、さっき言われたことをメモしたい!それと他の友達も誘いたいんだ」


「分かった。とりあえずギルドに行くか!」


「「おー!」」







 と言ったのは良いが━━━━





「えぇぇぇマジ?」

 


 目の前にインフィルクロウがいた。というより空から降りて来た。



「ルナ君、これ逃げれる?」


「無理だな。敵意MAXだ」


「おいルナ! どうする!」



 うーんどうしたものか。殺るか、逃げるか。あっそうだ!



「俺がやっていいか? スキルが進化してからまだ戦ってないんだよ。少し調べたい。それと録画を頼む。後で見返したい」



「分かったわ。録画は任せて。『剣術』スキルを極めたルナ君を見せて」


「おう。行ってくる」



 そう言って俺は前に出た。





「さぁカラス君、やろうか。あの時より賢くなったと信じてるぞ?」


『ガァァァ!!!!』



 おぉ、インフィルクロウに鳴き声が追加されたのか?



「さぁどうする?」



 俺はまず、剣を下段に構えた。最初は受けに徹することにした。


『ガァァァァァァ!』


 大きく1回鳴いてからあの急降下突進をしてきた。



「お前は変わってないのか?」



 そう言いながらあの時のように回避斬りをしようとしたが――


『ガァ!』


「何っ!?」



 俺が回避をする0.8秒ほど前に強引に軌道を変えてきた。



「あっぶねぇ!」



 強引な軌道のずらしにギリギリで剣で受け流せた。こいつ、確実に賢くなっている。



「いや〜ヒヤッとした。ここからは攻めるぞ?」



 俺は剣を両手で上段に構える。

 本来は刀でやる構えだが、アイアンソードでやるしかない。刀を買うべきだったか......



「ふっ!!」



 一気にインフィルクロウの脚を狙って斜めに振り下ろす。


『ガァァァァ!!』


 インフィルクロウの左脚からポリゴンが散り、左脚が消滅した。



「あらぁ? 部位破壊でも追加されたのか? それとも前からあったのか......後で確認しなきゃな」



 100%の集中を70%まで抑える。長期戦になることを想定して体力を残しておく。INTが高ければ戦闘中ずっと100%でも行けるだろうが、生憎SPを一切振ってないからな。プレイヤースキルで補うしかない。



「よし、次は翼をいくぞ?」



 宣言した。もう片方の脚を斬れば相手が逃げる可能性が上がるからな。賢いという事は当然、『逃げる』選択も持っているだろう。その道を潰さなければならない。



「『剣王』スキル、頑張れっ! よっ! ハァっ!」



 インフィルクロウの少し荒くなった突進を回避斬りする。狙うは翼、削ぎ落とすように斬った......が、


『ガァァ!』


「ははっ! やっぱりお前の羽は鉄製か?」



 切り落とせなかった。やっぱり翼はかなり硬かった。翼の付け根を2割ほど斬ったところで刃を引いた。そうしなければ剣を落とすかもしれなかったからだ。



「あぁ、弓が使えれば直ぐに持ち替えて射ったんだがな」



 今日ギルドに行ったらレイナさんに弓術を教えてもらえないか聞こう。



「よし、ボアを相手にしまくった練習の成果をお前に見せてやる」



 練習の成果、それは――――



「おら゛ぁ!!」




 思いっきりインフィルクロウの脳天を()()()()()




『ガァァ......』



 インフィルクロウがポリゴンを撒き散らしながら地に落ちた。だが、死んでいない。



「もしかしてスタンしたか? 俺のフルパワー殴りはそんなに効いたか」



 そう言いながら一気にインフィルクロウに近づき、翼を削ぎ落とすように斬る。



「おぉ! (ようや)く斬れたぜお前の翼!」



 翼を切り落とせた。だがまだHPは0にならない。



「早めに逝ってくれ!」



 首を斬り落とさんと、下に下ろした剣で斬り上げ、上げた剣を一気に振り下ろす。



「せいっ!」



 全力で首を斬った。



『ガァ......』




 そう鳴いてインフィルクロウはポリゴンとなって散った。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『インフィルクロウ』を討伐しました。

『インフィルクロウの羽』×20入手しました。

『インフィルクロウの肉』×3入手しました。

「インフィルクロウの脚」×1入手しました。


 レベルが1上がりました。10SP入手しました。

『剣王』スキルレベルが1上がりました。


 称号『斬首スル者』を獲得しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「えぇぇぇ!!!!」



 リザルトを見て声を上げた。だってなんか色々とツッコミどころが! まず羽落ちすぎだろ! 前は3枚だっただろ!

 それと称号!! インフィルクロウ戦は称号製造機なのか!?!?



「お疲れ様。どうしたの?」


「お疲れさん。凄かったな! なんというか、こう、技量の差がよく分かったぜ!」


「あ、ありがとう。いやな、ちょっとこいつを見てくれ。こいつをどう思う?」



 あのやべーネタをぶっ込んでみた。



「称号!? 凄いねルナ君!」


「ホントだ! すげぇなルナ!」



 良かった。もしネタに乗られたら逆に困るところだった。それと、称号しか反応を示さないか。



「おかしいな、もっと色々言われると思ったが......」


「ん〜? 何を言えばいいんだ? スキルか?」



 それもだよ!



「そこだけか? もっと上の方を見てくれ」


「上? ......あっドロップ数?」


「そうだ! ソル! 1匹のモンスターから同じ素材が20個も! 全体を見れば24個も落ちているんだ。どうしてだろうな?」



 羽がたくさん出たのは何か訳があるはず......あっ翼を切り落とした時か!



「翼か! 脚も! これ多分、部位破壊でドロップ品が増えるぞ!」


「「えぇ.......」」



 なんか残念な子を見る目を2人から向けられる。



「なぁルナ。お前は某モンスターをハンティングするゲームはやった事ないのか?」



 え? 突然なんだ? まぁ、あのゲームならやったことはあるが......



「あるぞ? それがどうしたんだ?」


「いやな、そのゲームじゃ部位破壊をすれば報酬が増えるんだ。で、そのゲームは超大作だろ?だから色んなゲームがそのシステムを取り入れたんだ」



 ってことはもしかして......



「2人とも、部位破壊ができた時点でドロップ数が増えてるって分かってた?」


「「うん」」


「そんなぁ.........」



 この3人で俺だけ、考えが至らなかった。っていうかあのゲーム、確かに部位破壊で増えてたな...段々思い出してきた......







 今の感情は、そう。






「恥っず!!!!!!!」


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 名前:ルナ Lv30→31

 所持金: 81,150L→79,250

 種族:人間

 職業:『剣士』

 称号:『スライムキラー』

 所属ギルド:冒険者 (E)


 HP:390→400

 MP:390→400

 STR:310→320

 INT: 310→320

 VIT: 310→320

 DEX: 310→320

 AGI: 310→320

 LUC:155→160

 CRT:24


 残りSP:290→300

 取得スキル

 戦闘系


『剣王』Lv1→2

『走法』Lv0

『手加減』Lv0


 生産系


『鍛治』Lv1

『金細工』Lv1

『裁縫』Lv1

『調薬』Lv1

『木工』Lv1

『錬金術』Lv1

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

次回、詳細確認(2)と弓術 よろしくお願いします。

次回こそは予告通りに書きます!(๑•̀ •́)و✧

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