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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第2章 アップデートと仲間
18/492

生放送 3

なんか今回は大分書いた気がします。多分、今までで1番誤字脱字あると思いますが、許してください!なn(ry

 



「では次は『アップデートについて』だな」


「あれ? 先輩戻って来たんですか。ではお願いしますね?」


「おう。ってことで紹介して行くぞ〜!」



 カズキがアップデート紹介をするようだな。



「んじゃまずは、『曜日の追加』だな」



 ん? 曜日の追加!? っと言うことは今まで曜日なしで予定とか立ててたのかフェルさん達......



「詳しく言うと、『火の曜日』『水の曜日』『風の曜日』『土の曜日』『氷の曜日』『雷の曜日』『聖の曜日』『闇の曜日』の8種だな。まぁ何故この8種なのかは、バレバレだが言わないぞ」



 あぁ、多分属性だろうな。って事は8種が最大なのかな? どれも使ってみたいものだ。どうやって習得するのか知らんけど。



「んじゃ次の追加要素だな。ってか今回のアップデートは追加しかないな! まぁ気にせずやってくか。んじゃあ行くぞ。『ミニマップの追加』だな。これは最初の草原で、『広すぎて迷った』って苦情がそれなりに来てな。後々の事を考えて追加した」



 おぉ! これは有難い! それなりに分かりやすいとは言え、イニティの街は結構広いからな。迷わず真っ直ぐに行けるのは非常に助かる。草原はもうなんか、感覚で街に辿り着けるよ。



「はい、次。『デスペナルティの追加』だな。第0陣の例の彼も言っていたな。『デスペナルティが無い』と。まぁ、これは元々このタイミングで実装される予定だったものだ」




「『例の彼』って俺じゃん」





「そう言えば言ってたね。『デスペナルティが無いっぽいから殺るか?』って」



 うわぁん。また目立ってしまうの? 嫌だなぁ。もし嫌がらせでもされたら全力で返り討ちにしてやろう。



「はい次、『職業欄の追加』だな。今までは称号のとこにぶち込んでいたからな。ギルド登録のところで苦情が来た」



 あぁ。まぁ、気持ちは分かる。だが苦情を入れるほどでは無いかなぁ。それでゲームが良くなるなら良いけどさ。アドバイス的な感じで優しく言うべきだろう。



「次、『フレンド機能の追加』。これに関しては忘れてた。まぁ、言い訳をするなら『君の紡ぐ物語』が『君達の紡ぐ物語』になるから、とかそんなもんしか浮かばないから正直に言う、忘れてた。ごめんなさい」



 おう......そこそこ上手いこと言ったなこの人。まぁ、忘れてたのは正直に言って酷いと思うが。というか俺は運が良かった。このタイミングで2人が始めるから、『合流したのにフレンド機能がない!』って事がないのは助かる。



「次、『録画、配信機能の追加』だな。これは要望が多かったから採用した。まぁ、今思えばあの世界で『写真だけ』ってのも物語の挿絵っぽくて良い気がするが、これはゲームだ。俺はユーザーの意見を取り入れるぞ」



 お! これは修行に役に立つ。自分の姿勢を確認できるのは大切だ。対人戦の練習にも役に立ってくれるだろう。



「次、『プレイヤーギルドの追加』だ。これも要望が多かった。ギルドは2人以上いたら作れるからそれなりに乱立すると思うが、そこはプレイヤー達で何とかしてくれると助かる。なんせあの世界の主人公は君達だ。君達が作り上げてくれ」



 めっちゃカッコイイこと言うなカズキ。それとギルドの乱立かぁ。他のゲームじゃそれが酷くてギルド戦とか凄くバラバラだったからなぁ。なんというか、『このギルドとこのギルドが1つになれば良いのに』って思うことが多かったなぁ。今のところ俺はギルドとか作る予定も入る予定もないしな。安心していいだろう。



「ほい次、『スキルレベルの上限解放』だな。これはあるプレイヤーがスキルレベルを100の限界値に到達してな、そのスキルが進化するものだったからまだ良かったんだが進化しないやつだったらそこで終わってしまうからな。これは本来もっと後に追加する予定だったんだが......まぁ、いいだろう」



「ちなみに上限値についてだが、『100+プレイヤーレベル 』と言う感じだな。

 レベル50のプレイヤーだったらそいつが持っているスキルレベルの上限値は150になる。という感じだ。それと、100レベで進化するやつは進化が優先される。きちんと実装されてるからな〜。

あ、あと1つ意味深な事を言うと、『特定の条件達成』でしか進化しない進化先があるかもな」



 最後のは『剣王』についてかな? ってか一部の情報って『特定の条件達成』ということか? それが何かは分からんが。それはともかく――




「俺のせいだな。すまんなカズキ」




 2人が苦笑いしている。



 いや〜剣術が中々に楽しくてな。俺の予想は、弓術はもっと面白い気がする。なんせ遠距離戦だからな。剣術より頭を使うだろう。



「次だな、『製作可能武器の追加』と。これはレイジが担当だなぁ。あっ、誰も知らないと思うからヒントを出すと『錬金術』と『鍛冶』を合成した『錬金鍛冶』というスキルがあるんだがそれを使うと面白い物が作れると思うぞ。俺もテストプレイした時は中々に興奮するものができた」



「プレイヤーが知らない情報を出すんかい!」



 俺は驚きながら言った。



「というか、おかしくない? 運営陣は最初にテストプレイして、その後にテスターを募集するんじゃないの? だからテスターの人達は錬金鍛冶について知っているんじゃないのかな?」



 そう陽菜が言ったがそれを田中が否定した。



「違うぞ鈴原。このゲームはテスターを1度も募集してない。完全に運営陣だけでテストプレイしている」



 衝撃の事実なんだが。



「えっ本当に? それってゲームの質とか大丈夫だったのかな?」



 それは俺も思った。



「多分この人達は最初、『究極の自己満足 』で終わる予定だったんじゃないか? ほら、最初に言ってただろ? 『こんなに人気になってるとは知らなかった』って。多分、元々は発売すらしない予定だったんじゃないか?」



 おぉ。なるほど。そう言われると筋が通る。開発に夢中で気づかなかったと言っていたが、元々売る予定すらなくて、『興味がなかった』んじゃないか、ということか。今じゃ大人気だがな。



「よし、残り3つなんだが、ここまで淡々としてきたしな。キアラに任せて派手にやるか!」


「呼ばれて来たよ! キアラちゃん!☆」



 うわぁ。やっぱりテンション高いなこの人。明るいって言うより、うるさい。



「んーなになにー? あと3つを派手に? 分かった! 任せて!」



「ということでここからはキアラちゃんが紹介していくぞ! まずひと〜〜つ!!! デデンッ!

『幻獣の追加』〜!!!」



 幻獣?



「説明しよう! 『幻獣』とは、フィールドに稀にスポーンするバカみたい強いモンスターだ! 本当に稀にスポーンするが、中にはある条件で会えるやつもいるぞ!! 幻獣の素材を使った武器や防具はとんでもない性能になるから、勝てると思うなら、挑んでみるといい!! はーっはっは!」



 何だこの人、魔王か? ま、そんなことは置いて、幻獣か。今までHPが半分切った事ないし、インフィル草原をクリアしたら積極的に探し回って見ようかな?



「では次〜い!!! はい、デンっ! 『テイムスキルの追加』だよ!!」



 テイム? テイムというとモンスター仲間にして一緒に戦う感じかな?



「テイムはね〜! 私が作ったんだ〜! 魔法も私が作ったんだけど、私は魔法よりもテイムの方が好き!! だってモフモフのモンスターをテイムできたらずっとモフモフできるんだよ? 最高でしょ!!」



 お〜い! 説明って言うより自慢みたいになってるぞ!



「あ! 説明忘れてた! 『テイム』はね、その名の通り、飼い慣らす事なんだけど、ユアストのテイムは一味違うと思うよ!! 多分!」



 多分かい!



「私の作った『テイム』は、『モンスターに懐かれる』『モンスターが服従する』の2通りの方法でしかテイムが出来ないんだ!! そこで皆は思うだろう? 『なら倒す寸前で脅せばいいんじゃ?』と。当然、そんなの私が許さない! 相手が認める主従関係か、友達にならないと、私達の可愛いモンスターと一緒に居ることは許さないよ! 脅したらテイムが発動出来ないからね!」


 凄いなこの人。めちゃくちゃ笑顔だが、言ってる事はとんでもない。


 出会ったら即襲いかかってくるモンスターを友達になる?? 力関係で後になればどんどん差が開く相手に服従される??


 とんでもなく高難易度な事が要求されるスキルだな。



「消費MPは100だよ! レベル1だとそれだけでぶっ倒れるから気を付けてね! あとそれと、ボスモンスターはテイム出来ないからね! 幾ら可愛いモフモフでもボスは出来ないよ! でも、幻獣はテイムできるよ!ハチャメチャに難しいけどね! 友達は100%無理だから服従しかないんだけど、そもそも幻獣に勝てるプレイヤーは今はいないからね! 行動パターンがめちゃくちゃ多いんだ!」



 わぁ! 笑顔でハッキリと『今は幻獣には勝てない』と言ったなこの人。なんかあの笑顔に腹が立つな。幻獣と出会ったらテイムを試してみるか。



「さ、テイム話は終わって、次が最後の情報だよ! これは皆喜ぶと思うよ!! それは!! なんと!! なんとだよ!!!!」



 早く言えよ、気になるだろ。俺たち3人はソワソワした。



「なんと!! 『初期で魔法を1つプレゼント』!! だよ!!!」


「「「おぉ〜!」」」



 これは嬉しいな。ってか『初期?』俺達第0陣はどうなるんだ?



「あ! 第0陣の子達も安心してね! ちゃんとプレゼントするからね!! んじゃあ、魔法について説明するよ! まぁ、私の作った魔法は正直、奥が深すぎて説明し切れないよ! 今から話すのも10%も満たないと思ってくれていいよ!」



 え? 魔法ってそんなにやり込み要素があるのか?それは是非とも極めてみたいものだ。



「んじゃあ説明するね! まず魔法は、『火』『水』『風』『土』『氷』『雷』『聖』『闇』の8属性を、最初は使えるよ! 属性の内容については、プレゼントする時に見れるからそこで知ってね!!ここで私が説明するのは、『魔法の使い方』だよ!」



 なんか引っかかるなぁ。あぁ、『最初は』ってとこか。多分それって魔剣術とかがあるからそう言ったのかな?



「魔法の使い方には、『口頭詠唱』と『行動詠唱』の2通りの発動方法があるよ!! 『口頭詠唱』はそのまんま、呪文となる魔法名を口に出して、MPを消費して発動だね!!」



「そして、『行動詠唱』は、『体の動作』とMPの消費で発動できるんだよ!! ただ、発動が早い分、MPの消費量は多いし、威力は事前に組んだ呪文を1つしか組み込めないから、結構厄介だよ!! まぁ、それを我慢したら、指パッチンで魔法ができる、ロマンもあるけどね!」



 ロマン!! それは確かに我慢する価値もあるってもんだ! なんせロマンだからな! 実用性を捨ててでもカッコよく決めたいものだ。



「そしてね、ここからが魔法の深さの原因なんだけど、魔法はね、自分で呪文を変えられるんだ!」



 ん? どゆこと? ただ呪文を変えられるだけ?



「えっとね! さっき言った通り、魔法は呪文となる魔法名を口にすることで発動するんだけど、その魔法名をオリジナルにできるんだ! そしてそのオリジナルの呪文を作る時、必要になるのが、『魔法のスキルレベル』、『魔法の発動結果』、『魔法の発動速度』、『最大MP』、そして『魔法の名前』だね!」



 う〜ん? よく分からないな。ただ、奥が深くなる要因は検討がつくぞ。多分、『魔法の発動結果』と『最大MP』だと思う。

 こればっかりはプレイヤーに寄るからな。完全に個人の魔法という事になるのだろう。知らんけど。



「まぁ、今の5つを覚えておけば、多分自分で作れるはずだよ!これはプレイヤーの特権だからね!現地人に聞いても、一般的な呪文しか教えてくれないと思うよ?」


「まぁ、さっき言った5つの事があって、誰も魔法を作れなかったんだよね。魔法という存在は、私が作った物しかないからね! だから、プレゼント。とりあえず1属性だけだけど、色々と研究してみて。王都には魔法士ギルドがあるからね、そこで各属性魔法を習うといいよ!

 プレゼントした魔法を使って、頑張って草原を突破してくれよ? では、以上、キアラちゃんでした〜!!」



 なるほどな。プレイヤーに魔法を与えてボス撃破に積極的になるように誘導しつつ、魔法の楽しさも知って欲しい......って感じなのかな?



 そうして放送はエンディングトークに入っていった。



「さ、そろそろ放送も昼休みも終わるな」


「そうね。帰ったら楽しみよ! 魔法についても一緒に深めようよ!」


「そうだな。田中はどうする?」



 もう君付けしなくてよくね?



「あ、君付けしないなら下の名前の『正樹』って呼んでくれてもいいぜ? プレイヤーネームも『マサキ』でやる予定だし」


「分かった。正樹はどうする?とりあえず今日はフレンドになる為に合流するとして、そこからどうする?」


「うーん、俺は少し自由にやってみるよ。他のプレイヤーともパーティも組んでみたいしな」



 それもそうだな。無理に一緒にやらない。というか一緒に居るのが陽菜以外だとめちゃくちゃ気を使ってしまいそうだ。



「そっか。まぁ、とりあえず今日はログインする前に連絡をくれ、フレンドになって、街や草原のアレコレを教えたらそこで解散って感じでいいか?」


「おう! ありがとな! 頼りにしてるぜ、先輩?」


「うわ、なんかキモイ」


「ふふっ! ダメだよ月斗君。そんな風に言っちゃ。少しこれまでの彼とはかけ離れた印象を与えられただけじゃない」


「えぇ......鈴原の方が心に刺さることを言ってくる............」



 それは同感だな。オブラートに包んだつもりだろうが、よく切れるナイフを包もうとしても破けるだけだ。


 そんな話をしていたら昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。





「今日の夕方は楽しみだな」


まだまだ分からないことの答えは、後からバンバン出てきます。ゆっくりお楽しみください。

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