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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第5章 限界突破と冒険者
143/492

ソルの魔女っ子計画〜衣装編〜(4)

ほぼ脱線してますが、結構大事な話になってます。(だいじ)(おおごと)

 


「「『終わった......』」」



 城を出て20時間。ほぼ休憩無しでジュエルゴーレム狩りをした。

 今、俺とフーはボス部屋の前で倒れている。



「はは......流石に同じやつを同じルートで何度も倒すのは疲れるな。しかもボスが出るまでに時間がかかるとか、想定外だった」


「そんなのあったり前ですよ......しかも、途中からお喋りになったと思ったら、最後の方は皆無言でしたからね」


『お兄さん......よくこんな地獄を作れるね......凄いよ』


「いや〜それほどでも」


『「褒めてない! / 褒められてないですよ」』



 安定のツッコミですな。



「よし、戦果確認して帰るぞ。これで0.2パーセントを引けなかったら、やり直しだ」


「『狂人だ......』」



 知らぬ。『0.2パー、○○回で出るかな?』ではなく『出るまで回す』の精神で周回してるんだもん。

 あ〜でも、せめて数時間刻みで家に帰るかもしれんな。


 今回みたいに外で肉を焼いて食べるの、かなり面倒だったから。



「ではオーープン!」



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『ルビー:ジュエルゴーレム』×54討伐しました。

『サファイア:ジュエルゴーレム』×53討伐しました。

『エメラルド:ジュエルゴーレム』×51討伐しました。

『ダイヤモンド:ジュエルゴーレム』×23討伐しました。

『ルビー』×3,630入手しました。

『サファイア』×3,100入手しました。

『エメラルド』×3,060入手しました。

『ダイヤモンド』×690入手しました。


 レベルが3上がりました。30SP入手しました。

『フー』のレベルが85上がりました。


『魔剣術』スキルレベルが38上がりました。

『魔弓術』スキルレベルが33上がりました。

『戦神』スキルレベルが52上がりました。

『不死鳥化』スキルレベルが34上がりました。


 称号『宝石狂(ジュエルジャンキー)』を獲得しました。

 称号『自制心』を獲得しました。


 称号『ジュエラー』は『宝石狂』に統合されます。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「う〜ん? レベル100になってね?」



 ぼく、さんすうできる。97に3たしたら100だよ!



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 レベル限界に到達しました。

 必要条件を満たしているため限界突破します。

 限界突破をしない場合、様々な補正が受けられますが、レベルが上がることはありません。


 限界突破後の種族を選んでください

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「キャンセルゥ!!!」



 よし、消せた。......消せたはいいけど、後から出せるか?

 ......あ、ステータスのレベルのとこから出来るわ。良かった。



「ルナさん? どうしました? 遂に狂いましたか?」


「気にするな、持病だ。それと狂ってんのは元からだ。あと、狂人認定はもうされてる」



 じゅえるじゃんきぃ......俺、宝石に狂ってる訳では無いのに......強いて言うならソルに狂ってる。



『もう帰ろうよ〜疲れたよ〜!』


「そうだな。素材は多分これで大丈夫だし、フーのレベルも上がったし、これで帰ろう」



 おめでとうフー。レベル86......ソルを超えたね!



「そうしましょう。帰りは私が狩っても?」


「『いいよ』」


「では! バッサバッサとなぎ倒して行きます!」


「『頑張れ〜』」



 ウチら、後方から見とくんで。前方、任せます!


 そうしてフーがバッサバッサと敵をなぎ倒し、無事に城まで着いた。



「「『ただいま〜』」」


「「おかえり! / おかえりなさい!」」



 おっと、今度はソルも玄関で出待ちか。良かろう、ロケットしてきてもいいぞ? 受け止めるぞ?



「ぐふぅ......リル、ただいま」



 突っ込んで来たのはリルだけだった......少し期待してたのに。



「おかえりなさい。随分と長い間、外に出ていましたね......」


「いや〜、フーのレベリングもしててな。大変だったけど楽しかったんだよ」



 うむうむ。実に長いこと遊んでたもんだ。暫くゴーレムとは戦いたくない気もするが、それでも楽しめた。



「そういうことではありません! どうして一度、帰ってこなかったんですか!」


「うんうん。連絡くらいくれれもよかったよね?」



 あ......これ、リルの説教モードだ。しかも今回はソルも味方だ。終わった......



「タ、タイミングを見失ってました......」


「でしょうね! そうでなかったら悪質ですよ!?」


「すみません」



 誠に申し訳ない。2人とお喋りして狩って、色んな方法で狩って、最後には無言で狩って......でも、楽しんでいて帰ってこなかったのも事実だ。


 俺が悪い。



「父様、何か弁明は?」


「ございません。遊んでた自分がダメかと」


「そうですか......では、罰を科します」



 ん?



「罰? ど、どういうことです? リル裁判長」


「父様、うるさいです。今回父様に科す罰は、『1日2人っきりで遊びに行く』です」


 

 え......えぇ? 罰とは? しかもそれ、普段からしているのでは?



「うんうん、そうだよ。朝帰りのルナ君には、朝帰りの刑だよ」



 なんかソルも頷いている。これ、グルだな? 2人で仕込んでるな?



「......私達は関係ないっぽいので、行きますね」


『じゃあお兄さん、またね!』


「あ、待て! 嘘だろ? お前らも共犯者だろぉぉ!?」



「「知らな〜い。急に連れ出されたも〜ん」」



「......そうだけどさぁ............」



 何も言い返せません。最初から、俺が動いた時点で全て詰んでいたのだ。



「で、ルナ君。デートプランはどうする?」


「切り替え早いっすね。普通に外でフラ〜っとして帰るのでは?」


「それで朝まで居れる? 歩き疲れるよ?」


「......マジで朝までなんですね。ちょっと、甘く見てました」



「「だろうね / でしょうね」」



「うん......あ、これって2人一緒に「「じゃない」」ですよね〜」



 2日間、遊びに行くことが決まったようですね。ははは!



「分かったよ。数日後になるけど我慢してくれ。それで、衣装の方はどうなったんだ?」



 元々はソルのために出かけてたんだ。怒られる意味は無いんだけど......ええねん。可愛いから。



「......もう。衣装の方はね、後は魔石の取り付けだったり、細かいアクセサリーを付ける感じだね。それと......帽子かな?」


「分かった。とりあえず魔石作ってくるわ」


「うん! 頑張ってね!」


「私は着いていきます」


「はいはい。じゃあまた後で」


「うん! ご飯作って待ってるね!」


「は〜い」



 そうして、何とか無事に鍛冶小屋まで来た。



「まぁ、ここに来る意味は無いんだけどな」


「ですよね。逃げたかっただけでは?」


「もう、そんなに怒るなよ、リル」



 ずっとリルはお冠だ。そんなに長いこと離れるのがダメなのか?



「怒りますよ。私がどれだけ心配したと思ってるんですか。母様はそれ程心配していませんでしたが、私は凄く心配しました」



 心配......か。そら怒るわな。帰ってきたら『楽しかった!』なんて言われたら、なぁ。



「ほら、お膝においで」


「いえ、今は......」


「いいからおいで」



 リルを抱っこして、椅子に座っている俺の膝の上に載せる。



「心配してくれてありがとうな。帰ってきた時は......俺の配慮が足りなかった」



 ぎゅ〜っと抱きしめながら言う。するとリルは、ポロポロと涙を零した。



「......いえ......私も、言い過ぎたと思います」


「そんな事ないさ。俺だってソルが『ちょっと行ってくる』って言って、次の日の朝に帰ってきたらリルと同じ気持ちになって言うだろう」



 想像の範囲内でしかないけどな。



「......次は絶対に連れて行ってください。それなら心配しません」



 それが何か、根本的な解決になるとは思わないが、それでリルが満足すらならいいだろう。



「もちろん。家を出る時にも言ったろ? 次はリルを連れてくって」


「はい......」


「ん。なら大丈夫だ。次はリルと遊びに行こう」


「はい!」



 遊びという名の狩りにな。ふははは!!



「じゃあ魔石を作ろう。可愛い可愛いソルのために、つよつよな魔石を作ろう」


「はい! では父様、またフェンリルの素材をお使いに?」


「あぁ。今度は牙を使う」


「そうですか。硬い上に鋭いので、扱いに気を付けてくださいね?」


「心配性だなぁ、リルは。大丈夫だって。平気平気」



 あれ? これフラグでは?......いや待て、フラグをフラグと認識してるなら大丈夫だ。回収しないように気を付けるんだ。それで、大丈夫。



「まずはホープダイヤモンドからだな」



 机の上にダイヤモンドを700個ほど出し、ルビーとサファイア、エメラルドも700個ほど出した。



「合金化」



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『ダイヤモンド』『ルビー』『サファイア』『エメラルド』を合金化しますか?


 成功率:2%


 消費MP:50

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「え......嘘だろ......?」



 なんで成功率が10倍に? なぜ? 意味が分からない。



「父様? どうされました?」


「......あんなに沢山、狩る必要が無かった......」


「え?」



 もしかして......限界突破しなかった場合の補正?



「うん。そうだ。きっとそうだろう。そうでないと辛い」


「父様、一度お休みになられては?」


「いや、大丈夫。まぁなんだ。結果的にダイヤモンドの必要数が減っただけだ」


「そ、そうですか?」



 うん、そうなんだよ。知らんけど。



「じゃあ、量産!」




 俺は700個全ての宝石達に合金化をかけた。結果は――




 ━━━━━━━━━━━━━━━

『ホープダイヤモンド』×20作成しました。


『神匠:錬金術』スキルレベルが61上がりました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━




「20個......我、確率に勝利なり」



 本来なら14個のところ、6個も勝ってしまった。



「おめでとうございます、父様」


「ありがとうございます、リル様」


「真似しないでください!」



 今の俺はテンションが少し高い。リルの真似だってしちゃうもんね。



「じゃ、1つを魔石にするかね」



 遊んでばかりはいられない。魔力を込めるという、大切な作業が待っている。



「......前に、ご飯食べるぞ」


「はい!」



 お昼ご飯を食べないと。それと少し、ソルの手伝いをしよう。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 名前:ルナ Lv97→100(限界値)

 所持金:80,810,590L

 種族:人間

 職業:『剣士』『ヴェルテクス:ギルドマスター』

 称号:『スライムキラー』

 所属ギルド:魔法士・Dランク冒険者(30/200)

 Pギルド:『ヴェルテクス』


 HP:2,060→2,090<1,000>

 MP:2,562→2,592<1,500>

 STR:2,980→3,010(200SP)

 INT: 980→1,010

 VIT: 1,480→1,510(50SP)

 DEX: 2,480→2,510(150SP)

 AGI: 1,180→1,210(20SP)

 LUC:490→505

 CRT:50(限界値)


 残りSP:550→580


『取得スキル』


 戦闘系


『剣王』Lv100

『魔剣術』Lv62→100

『王弓』Lv100

『魔弓術』Lv67→100

『武闘術』Lv100

『魔闘術』Lv1

『刀王』Lv100

『魔刀術』Lv100

『走法』Lv0

『手加減』Lv0

『戦神』Lv16→68


 魔法


『火属性魔法』Lv100

『水属性魔法』Lv100

『風属性魔法』Lv100

『雷属性魔法』Lv100

『氷属性魔法』Lv100

『自然魔法』Lv100

『龍魔法』Lv94

『古代魔法』Lv1


 生産系


『神匠:鍛冶』Lv100

『神匠:金細工』Lv100

『裁縫』Lv99

『調薬』Lv82

『神匠:付与』Lv100

『木工』Lv1

『料理』Lv15

『神匠:錬金術』Lv23→84


 その他


『テイム』Lv2

『不死鳥化』Lv7→41

『マナ効率化』Lv0


<>内アクセサリーの固定増加値

 ━━━━━━━━━━━━━━━

遂にレベルがカンストしてしまったルナ君。彼が今後限界突破する時に選ぶ種族とは.....!?


次回、『人間、辞めるわ』デュ○○スタンバイ!!



というのは冗談で、次回も衣装編です。あと2話程で魔女っ子計画が完了すると思います。(^・ェ・^)

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