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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第5章 限界突破と冒険者
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ソルの魔女っ子計画〜衣装編〜(3)

ほぼ雑談death


のんびりとしていて、いいですよ〜


あ、あと今回来てるフォーミダブルさんの建造イベですけど、ポーラさんとジュリオさんが来てくれました。


ザラさんが欲しいです.....(^・ェ・^)

 


「で、で、できたぁ!!!」



 俺がララ・バジリスクと戦った次の日。魔女っ子衣装が出来......



「と思ったけど、装飾してないや」



 ......てなかった。



「まぁ、ローブ自体は出来たな。強度よし、触り心地よしのローブだな」


「もっと可愛いのにしたい!」


「せやな」



 俺も可愛い衣装を着たソルを見たい。



「俺、装飾に関しては材料を作る事しか出来んぞ」


「大丈夫。それが1番大事だから。今から言う物、無かったら言ってね?」


「あぁ」



 大抵の物は持って......ないけど、大丈夫だと信じてるぞ。



「ルビーの糸、サファイアの糸、エメラルドの糸、ダイヤモンド本体、つよつよな魔石。この5つが必要なの」


「無いのは『つよつよな魔石』だな」



 つよつよな魔石......インフィニティレイと同等のやつはもう作れんぞ。多分。



「じゃあそれ以外の材料を貰ってもいい?」


「ん。お嬢さん、ちょっと待ってなさい」


「はい、おじ様」



 俺は、高純度ルビー、高純度サファイア、高純度エメラルドを取り出した。



「ルナ君、これ普通のより綺麗じゃない? なんて言うか......透き通ってる?」


「あぁ。これは昨日取れたんだ。ララ・バジリスクからドロップした『高純度ルビー』達だ」


「凄い......ってこれ、品質が!」


「え? 悪かった?」



 嘘でしょ? 高純度と書いてるのに品質低いとか有り得る?

 そう思い、手に取ってチェックしてみた。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『高純度ルビー』Rare:20

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「ぶふぅ!! アホかぁぁ!! なんだこの品質ぅ!!」


「で、でしょ!? これを糸にしちゃうの!?」


「......うん」


「今迷ったでしょ。魔石にするかアクセサリーにするかで迷ったでしょ!」


「当たり前だ! こんな高品質なやつ、他にないもん!」



 これを使えば『つよつよな魔石』が作れるだろう。



「「......よし、落ち着こう」」



 冷静に物事を判断しよう。

 例えレア度10くらいだと思ったルビーが、倍のレア度であっても冷静に。



「よし。まずはこの宝石、全部ソルにあげる」


「......いいの? 頬っぺにちゅーじゃ返しきれないよ?」


「返したかったら別ので返せばいい。元より俺は、見返りなんぞ求めとらん」



 どうして頬っぺにちゅーで返したがるのだ。美味しいご飯とかでいいじゃないか。

 大体そんなにちゅーしたら俺、恥ずかしくて死ぬぞ?



「んでもって魔石についてだが、コイツを使ってみる」


「黄色い......宝石? トパーズ?」


「ノンノン。でぃす、いず『光線石』」


「こうせんせき? なにそれ?」


「これもララバジのドロップ品だ。こいつはララバジのおでこにある石でな、ここからレーザーを出して攻撃するんだ」


「わお、レーザー」


「んにゃ。でもって、そのレーザーはドラゴンですら真っ二つになるそうだ。俺は何とか魔法で防いだけど、あれはマジでやばい」


「どんな感じだったの?」


「洞窟の壁をバターに例えると、あのレーザーは熱した包丁だな」


「......おうまいがぁ」


「そしてそんなレーザーの元が、コイツって訳」


「......これも貴重品では?」


「まぁ、レア度を見てみたらいい。ちなみに俺は見ていない。怖いからな」



 だって、もし30とかあったら悲しくなるもん。



「じゃあ見るね。うっ..................わぁ」



 長い。溜めが長い!



「あ〜.....ルナ君。これは魔石にはオススメしないよ」


「ん? 何故?」



 チョットイッテルイミガワカンナイ



「これね、レーザー出ちゃうから。装飾に使ったらさ、魔力を流した瞬間、目の前の人間の胸に穴が空くよ?」


「こっわ!!!」



『こんにちは〜ピチューン!』

『こんちにグフッ!』


 こんな事が有り得るという事か。恐ろしい。



「じ、じゃあこいつは? これは『破壊石』と言って、これもララバジのドロップ品だ」



 光線石をインベントリに仕舞い、代わりに破壊石を出す。



「茶色いね......あ〜これも魔石にはオススメしないね」


「これも? 理由は?」


「これね、ぶつかった物が壊れるよ。それもゆっくりと。だからもし、歩いてる人とぶつかったら、その人がポリゴンになるね」


「こっわ!!!」



 これは......そうだな。


『ドカッ!......痛てぇな。どこ見て歩いてんだよ!』

『あ、すみません』

『あ? お前やんの......グフッ』


 的な感じかな。うん、恐ろしい。



「......分かった。ソルの為、一肌脱ぐよ」



 ホープダイヤモンド、用意してやるよ。



「え! 脱ぐの!?」


「そうだ。目の前で脱いだろか?」


「カモン!」


「やめなさい」



 やめなさい。



「ふふっ、冗談だよ。じゃあ、お願い。私のために頑張って」


「あぁ。お兄さん、ソルの為に確率0.2パーのガチャに勝利してくるよ」


「大丈夫。ルナ君なら直ぐに当たるよ。根拠は無いけど」


「でしょうね。寧ろよく、直ぐに当たるとか言ったな。ガチャ舐めんな、アイツは人の心を蝕む呪いやぞ」



 全く、そう簡単に出たら世のソシャゲユーザーは苦労しないのだ。

 おっととと。話がズレまくってるな。



「とりあえず......はい、全部糸にしたから。足りなかったら言ってくれ。その時は鉱山に篭もる」


「絶対間に合わせるよ。鉱山にルナ君はあげないもん!」


「ははは、まぁ、ちょっくら行ってくるわ。ゴーレム狩りまくったらまた帰ってくる」



 善は急げ。すぐにダイヤモンド達を集めてこよう。



「うん! 気を付けてね!」


「あぁ。行ってきます」


「行ってらっしゃい!」



 今日はこのまま狩りコースだな。ダイヤモンドをいっぱい集めよう。

 そうして城を出て、3人に挨拶する為に庭に来た。



「あ! 父様!」



 リルが俺を見つけると、猛ダッシュで突っ込んできた。



「ぐふぅ......リル、強いな......」


「もちろんです。父様をお守りするために強くなりましたから」


「フェンリル時代はどこいった」


「知りません」



 おいおい。



「ルナさん、これからお出かけですか?」


「あぁ。また鉱山に行ってくるよ」


「お兄さん、シリカは連れてってくれないの?」


「あ〜〜〜..................来る?」


「行く!!!」


「なら刀で」


「うん!!」



 そう言ってシリカが俺の腰に装備された。



「そうだな......フーも来るか?」


「え!? 良いんですか!?」


「あぁ。レベル、上げたいだろ?」


「えっ......ま、まぁ......」


「せめてレベルは高くしておかないと、スライムに負けるぞ?」


「......行きますよ。行けばいいんでしょ!」


「そうだ。来るといいんだ」



 流石にレベル1のままでいさせるのは可哀想だからな。



「父様、私は?」



 リルが凄く期待した目で俺を見てくる。

 数秒悩んだ末に、俺はしゃがみこみ、リルと目線を合わせた。



「リルはお留守番しててくれ。2人を連れていく以上、リルしか家を守れない」


「うぅ......はい」



 そんな泣きそうな顔をしないでくれ。



「大丈夫だよ。明日も行くことになったら、2人で行こう」


「本当ですか!?」


「あぁ。だけど今日で欲しい物が作れたら、明日の狩りは無くなるかもしれない」


「そ、そうなったら父様に張り付きます」


「それは地味〜に困るなぁ。家から出れん」



 嬉しいけどな。



「とりあえず今日はお留守番だ。ソルと一緒に、帰りを待っててくれ。暇ならソルのお手伝いをしてあげてくれ」


「はい! では、行ってらっしゃい!」


「「『行ってきます』」」




 そうして同行者が増えた俺は、少々の申し訳なさを覚えながら、フーを連れて門を出た。本来なら攻撃役として連れていくべきリルを置いて行くのは、バカのすることだろう。

 でも、リルを置いておかないと、もし城を攻撃するようなプレイヤーが現れたときに全てを失うからな。


 我慢だ。俺もリルも、我慢しなければならない。



「じゃあ、2人に目的を説明するぞ。今回の目的は『ホープダイヤモンド』の入手だ。これは合金化によってできる宝石で、材料は『ルビー』『サファイア』『エメラルド』『ダイヤモンド』の4つだ」


「なら直ぐに集まりそうですけどね。と言うよりルナさん、それ等のアイテムは持ってませんか?」


「持ってる。それぞれ数十から数百な。でも足りん。確率0.2パーセントはそう簡単には出ないからな」



「『なるほど』」



「それと、フーのレベリングだ。フー、何レベまで上がりたい?」


「そりゃあ、上げられるところまでです!」


「分かった。神剣で斬れば、普通のロックゴーレムくらいは一撃のはずだ。だから道中も積極的に戦うんだぞ」


「はい!」


「シリカ、シリカは基本的に俺の武器でいてくれ。緊急時にフーの脇差になるかもしれんが、そん時は頼むぞ」


『まっかせて! フー姉ちゃんは殺らせないぞ!!』




「よし、それじゃあ行こう」


「『お〜!!』」





 この時の2人は知らない。俺が幾つのダイヤモンドを集める必要があるかを......

ルナ君を見つけて突撃するリル、可愛い(確信)


次回は.....今回の次回です。


次回があるという事は、前回もあるという事なんですよ。そして次回の前には、必ず前回があるんです。(某議員)


楽しんでください!

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